なんやかんやと気づいたら、身の回りの入力デバイスは、ロジクール製ばかりというのは、あるある話ですが、我が家でも同じ感じです。
スマートフォンやタブレットで快適に日本語入力をしたい。という場面に登場するのが、Bluetoothで物理キーボードを接続するという方法。
私も数え切れないほど、Bluetoothキーボードを購入してきては結局使わないという繰り返しでした。2016年10月には、「Logicool K380BK」を購入しました。当時も同じ目的で8インチのAndroidタブレットをノートPCのように利用したい。というものでした。
今回は、画面が大型化してきたスマホを同じようにノートPCのように快適に使いたい。という目的です。購入したのは、「Logicool K480BK 」(2,450円)です。
そうです。K380の兄弟機です。
見た目がよく似ていて、よく比較されるキーボードだったりします。当時もどちらを購入しようか悩んだあげく、K380を購入したのですが、スマホやタブレットを立てられるスタンドがある。という点に引かれ、結局、K480を購入してしいまいました。
実際に両方を使ってみてどうなの?という感想を含め、今回はご紹介をいたします。Bluetoothキーボードがお好きなみなさん、時間ですよ!(笑)
開封の儀
Bluetooth Multi-Device Keyboard k480。そうなんです。3つのデバイスをスイッチで切り替えができます。これはK380と同じ。ロジクールのロゴが古くて懐かしい。
手に持って撮影していたのですが、うん?ズッシリするな。と感じてしまいました。そう、このズッシリ感が、K480の特徴であり最大のデメリットだったりします。(後述)
背面には商品の特徴が書かれています。ダイヤルで簡単に接続デバイスを切り替えられます。iOS、Android、Mac、Windowsと複数のOSで快適に使えます。そして最大の特徴、スタンド機能を搭載しています。
何か違和感があったのですが、よく見ると丸い透明のテープが二重になっています。一度開封済み品では?
開封しました。あれ?ダイヤルが3になっています。普通、1なんでは?
内容物はキーボード本体と保証書、重要なお知らせとなっています。
背面です。え?カバーも外れているし、電池の絶縁テープもズレている。おかしく無いっすか?
気を取り直して電池をセット。電源もONの状態になっていて、電池を入れた瞬間にLEDがONになりました。うむむ。何となく気持ち悪いなぁ。
カバーを取り付けました。ゴム足が四隅と中央下部の5つあります。大きさも十分あり、安定感があります。
キーボード全体像です。丈夫にスタンドがあります。ブラックのキーボードに黄色の配色はかなり目立ちます。カッコいいと感じるか、目立ちすぎと感じるか好みが分かれそう。
表面はプラスチックで高級感はありません。キーピッチは約19mm、ストロークは約2mmと普通のノートPCと同じ余裕があるキーボードです。
キーボードのアップ。エンターキーはこれくらい幅があれば十分でしょう。カーソルキーは、上下がくっついてしまっているのは少し残念かな。
ダイヤルで接続デバイスを簡単に切り替えられます。普段、ひとつしか使わない人にはあまり意味の無い機能かもしれません。
右上の「PC」または「i」を3秒以上押すとペアリングモードになります。「PC」がAndroid、Windows、「i」がiOS、macOSとなります。自動的にキーボードの機能を切り替えてくれるのは便利です。
iPad Pro 10.5インチをスタンドに立ててみました。10.5インチのケースをつけたままでも問題無く立てられ、しかもしっかり安定しています。
5.2インチのスマホ、nova liteを横置きで置いたらこんな感じ。標準のケースをつけたままですが、問題無く置けました。
縦に置くとこんな感じ。スマホの場合は縦置きが基本になるような気がします。
キーボード自体の重さが、813gもあります。タブレットを置くことを考慮すると、倒れないようにキーボードに重さが必要なのは理解できますが、見た目以上に持ってみると重さを感じますし、実際に携帯するのはためらってしまう重さかも知れません。
スタンド付きなのはメリットである一方、最大のデメリットと言えます。私の感想としては携帯せず、家で使うことになりそうです。
ロジクール K480の打鍵感&K380との比較
キーボードの最大の評価ポイントである、打ちやすさ。
19mmのストロークがあるため、窮屈感はありませんが、打鍵感は良くないです。キーストロークが深すぎるためか、キーの中心から少し外れると押し込みに指がひっかかる感じがします。打鍵音はプラスチッキーで高い大きめの音がします。
K380はキーストロークがK480に比べ浅いため、指の引っかかり感が逆になくて快適。音もK480より静かです。K480がカタカタカタ、K380がスタスタスタといった感じです。
個人的には、K380の方が好みです。点数で言うならば、K380が80点、K480が60点という感じでしょうか。携帯して外出先で利用するなら、本体の重さや打鍵音を考えると私なら、K380をチョイスします。
この辺は好みもありますし、個人差があると思うので、気になる方は、家電量販店などサンプル機が展示されている量販店でご確認いただくことをオススメします。
K380(左)とK480(右)を並べてみました。想像以上に大きさに差があります。
K480の上にK380を置いたところ。一回り違うというよりも、両キーボードは比較対象ではないような気がしてきました。兄弟機と思っていましたが、実際には違うかも知れません。
キーピーッ値は19mmで同じですが並べると横幅もこれだけの差があります。
ロジクールK480のここがGood!
- ?スタンド付きでスマホはもちろん、10.5インチのiPad Proもケース付きで立てられる
- 3台のデバイスをダイヤルで切り替えられる
- Android/Windows系とiOS/macOSのキーボードの設定は不要でペアリングに選択するだけでOK
2つめ、3つめはK480でなくても同じ機能を有するものは多くあるので、何と言っても「スタンド付き」。これに尽きるでしょう。この商品を購入するキッカケは、ここにビビッとくるかどうか?だと思います。
ロジクールK480のここがうーん
- 打鍵感が良くない
- 打鍵音が大きめ、高め
- 重い(813g)
タブレットを使う事を想定して、この重量が必要なのは仕方ないとして打ち心地がイマイチなのは残念。という一言に尽きます。K380からの買い替えの方は特に、事前に確認されることを強くオススメします。
さいごに
勝手に、K380とK480を兄弟機と思っていましたが、まったくの別物と言えます。打ち心地も持った感じもまったくイメージが異なります。この点は想像していたものと違ったため、辛口コメントとなっていまった面もあると思います。
重さの点については、タブレットの利用は想定せず本体の重量を軽くしてくれると嬉しいかなと感じました。
K480はスマホ+持ち運ぶには重たすぎると思います。携帯性を重視せず、タブレットを利用する方にピッタリだと思います。