キーボードが大好きな人っていますよね……。はい、私もそのひとりです(^_^;)。iPhoneのフリック入力がどれだけ上達しても、どれだけ快適になっても、キーボードで入力したい!という欲求が出てきてしまいます。
これまでも「リュウド RBK-2000BTII」を買ってみたり、「ニンテンドーワイヤレスキーボード」を買ってみたりもしました。
しかし何かと不満がありました……。それは「USキーボード」と「ペアリングが後勝ち」な点です。これらを払拭してくれたのが、エレコムのTK-FBP043(3,251円)です。今回は、このキーボードをご紹介します!
開封の儀
最近、機器を買っていなかったので久しぶりの開封の儀です(^_^;)。もっといろいろ買いたいよ〜!!
TK-FBP043のパッケージです。「最大9台まで登録できる」。パソコンやスマホ、タブレットに登録できるのはもちろんですが、最大の特徴は接続台数ではなくて、切り換えのしやすさなんだと思います。これは後述しますね!
パッケージ背面。「LCDディスプレイ搭載」、「専用入力モード搭載」、「USBキーボードとしても利用可能」。この3つの特徴が書かれています。これも後述します。
側面にも「最大9台登録できる」点をアピール。私はあまり重要なポイントではありませんでしたが、これって大きな特徴なのでしょうねぇ。
パッケージを開けたら……。シンプルな(質素な!?)段ボールがお出迎え。
質素な段ボールを開けると単四電池2本とマニュアル、キーボード本体がお目見え。
同梱物はこれだけ。シンプル・イズ・ベスト。でも定価8,505円にしてはちょっとさみしいかな(^_^;)。
本体裏側。電源、ペアリングボタンがあります。
足が立てられます。
足を立てると角度がこれくらいつくので手首の負担も軽減されます。
足の上に少し見えているのがミニUSBポートです。Bluetooth以外にも、USBキーボードとしても使えます。(別途、USBケーブルを準備する必要はあります。)
電池を入れて見ました。動作確認用アルカリ電池が同梱しています。稼働時間は2ヶ月間とのことです。長期間ではありませんが、まぁこんなもんかな。
電源スイッチ(ON/OFF)とペアリングコネクトボタン。電源は10分間の無操作または接続先機器の電源OFFで、オートパワーオフがかかります。
キーを押すことで復帰しますが、誤操作で電源が入ってしまうことを防ぐためにも物理的な電源スイッチがあるのはうれしいですね。
ペアリングボタンもちょうどいい深さです。分かってらっしゃる。
キーボード右上にあるLCDディスプレイがTK-FBP043最大の特徴と言えるでしょう。
接続しているキーボード(番号)、入力モード、電池残量が表示されています。LEDなどで状態表示するキーボードよりも状態がとても分かりやすいです。
iPad miniに接続してみました。いい感じのバランスですね。
以上、開封の儀でした。お疲れさまでした(^o^)。
TK-FBP043を使ってみた。これはいいキーボードだ!
iPhone、iPad mini、Android端末に接続してみましたが、なんの問題も無くペアリングが成功しました。
キーピッチが15.6mmと狭いため男性成人や大きな手の人には窮屈に感じると思いますが、慣れれば問題無し。携帯性を重視した結果です。我慢するか慣れましょう(^_^;)。
キーストロークは2.0mmあるため打った感はそこそこあります。ペタペタと軽すぎることはないと感じました。また、83キーのためキーボード配列にも不自然さがないのもGoodです。
キーボードとしての基本性能はまったく問題無しです。次にTK-FBP043のここがポイント!な点をご紹介します。
特徴1:機器の切替が簡単&確実
一般的なBluetoothキーボードは複数の機器をペアリング可能ですが、どの機器に接続するかは、Bluetoothキーボードを最後に接続した機器だったり、近くにある電源が入っている機器だったりと挙動がいまいち分かりづらいです。
1台の機器にしか接続しない場合は特に問題はないのですが、iPhone、iPadに接続したい場合など、切替える操作が面倒だったり、どっちに接続する状態になっているのか?が一目で分からない機器がほとんどです。
一方、TK-FBP043は「Fn」+「F1」で1台目の機器に接続、「Fn」+「F2」で2台目の機器に接続、というように自分で「○台目の機器に接続する!」と宣言(?)できて、LCDディスプレイで接続されている番号が表示されます。(上の画面では1番目に接続)
これは精神的にいいんです。接続先機器の切り換え時のイライラがなくなりました。
特徴2:iOS専用入力モードでキーボードの刻印通りに入力できる
iPhoneやiPad、iPod touchの場合は、キーボードの種類はJIS配列キーボードでは無くUSキーボードで接続が必要になります。USキーボードだとキーの位置が微妙に違っていて、普段使っているキーボードとの違いがストレスの原因になります。
JIS配列のBluetoothキーボードを利用した場合はキーボードに刻印されているキーが入力されずさらにイライラは倍増、という状況でした。
TK-FBP043は、何とWindows、Mac、iOSと3つのモードを搭載していて、「Fn」+「F12(Mode)」で切り換えるモードを切り換えが可能です。
上の写真は「mode3」となっていますが、これがiOSモードです。TK-FBP043はJIS配列キーボードですが、ちゃんとキーボードに刻印された文字が入力されるので超快適です!!
特徴3:接続台数が最大9台まで
「Fn」+「F1」 → 背面Connectボタンで、1番にペアリングされます。「F2」を押せば2番、「F3」なら3番と行った具合で9台まで接続できます。
9台も必要ない、と思ったけれど、iPad2台、iPhone3台、PS3、Android端末と既に7台も持っています。この数ヶ月以内に、iPhone5SとNEXUS7も買うので(買うの決定かい!w)、9台はやっぱり必要ですね(^_^;)。
特徴4:USBキーボードにもなる
mini USBケーブルを別途準備が必要ですが、USBキーボードとしても使えます。いざという時に便利です。
さいごに不満な点を…
何だか絶賛しまくりのTK-FBP043ですが、コンパクトな持ち運び用Bluetoothキーボードとしてよく考えられているな、という感想です。
さいごに不満点というか要望も書いておきましょう。
一点目はキーピッチ。一般的なサイズは19mmに対して15.6mmはやっぱり窮屈です。二点目は重さ。260gと重くも無く軽くも無くという感じでしょうか。モバイル用途だと200gは切って欲しいかな。
キーピッチと重量だけで言うなら、「TK-FBP052BK」もいいかもしれません。169g(電池除く)と軽量かつキーピッチも17.4mmと広くなります。ただ、電池の寿命も8ヶ月と長いし。ただ、機器の切り換えが従来の機器と同じだったり、キー配列が独特だったりしますが良かったらどうぞ。