iPhoneとPCやMacとのデータ受け渡しってどうしていますか? DropboxやEvernoteなどクラウドサービスを利用する方も多いと思います。またはメールで送るなんてのも原始的な手法ですが、未だに利用している人も多いのではないでしょうか?
クラウドサービスやメールでの欠点は、次の2種類。
- 通信環境が必須でネットワーク環境に依存する
クラウドサービスを利用するには、当然ながらネットワーク環境が必須となるため、外出先ではモバイル通信料を消費しますし、アクセスの際、時間が必要となります。
利用するシーンを想定し、圏外になる可能性があるなら、あらかじめローカルに保存しておくなど、いろいろと工夫が必要だったりします。これが意外と面倒です。
そんなシーンで便利なのが、「USBメモリ」です。
Androidは外部ドライブとして利用できたり、microUSB端子があるから手軽に利用できたりしますが、iPhoneでは外部ドライブは使えない!というのが常識でしたが、最近は、iPhoneでは専用アプリを利用することで、データをやりとりできるUSBメモリが発売されています。
前置きが長くなりましたが、今回は「OLALA iPhoneメモリ ディスク 2イン1 USB3.0 32GB シルバー(iDisk-ID100)」(5,037円)をご紹介します。もちろんMFI認証品です。
iPhone、iPadとPC、Macとのデータ受け渡しでお悩みの方へオススメです。
開封の儀
パッケージです。OLALA iDisk Mobile Memoryと記載があります。iPhoneのほか、iPad、iPod Touchとライトニング端子搭載のiOS端末と、PC(もちろんMacも可)で利用できます。
iOS端末側にはアプリをインストールして利用します。QRコードから検索できますし、製品をiOS端末に挿せばインストールを即す画面が表示されます。
背面には細かく説明が書かれていますがすべて英語です。スペックを確認しておきましょう。ModelはID100、寸法は59x28x9mm、重量は15gとなっています。USBメモリとしては大きめなサイズ。
パッケージから商品を取りだし……これが意外と難航、堅くて取り出しにくかったです。最近の商品にしては珍しいかな? 要改善と感じました。
これが商品です。表面はOLALAのロゴと端子切り替えスイッチがあります。一般的なUSBメモリよりも横幅がありますが、じゅうぶんコンパクトです。
背面は無地。
底を見るとUSB 3.0端子が埋まっているのが分かります。
キャップを取るとライトニング端子が現れます。
中央のスライドスイッチを下に動かすと、上にあったライトニング端子が引っ込んで、下側にUSB 3.0端子が出てくる機構になっています。
Lightning端子はどこかに中に引っ込んじゃいました。
USB端子背面。
USB端子表面。32GBとなぜかここに容量が刻印されています。
キャップはLightning端子専用で、USB端子には取り付けできません。ここは工夫してどちらでも取り付けられるようにして欲しかったです。
iPhone SEに取り付けるとこんな感じ。付けていることを忘れるくらい……という事は決してなく、存在感抜群です。あくまで一次利用といった感じ。
背面はこのようになります。(ライトニングなので表裏関係なく取り付けられますが……。)
USB 3.0端子をアップで撮影してみました。先日ご紹介をしたマクロレンズで撮影。中の端子まで見えています。
Lightning端子。MFI認証済みですし、品質に問題なさそうです。
切り替えスイッチ部。プラスチックで滑り止めの凹凸があります。本体は斜めにエッジが入っていて細かく作り込まれていることがよく分かります。
以上、開封の儀でした。
OLALA iPhoneメモリ ディスク (iDisk-ID100)を使ってみた
実際に使ってみました。iDisk-ID100をiPhoneに挿すと、「Appがインストールされていません」と表示されインストールするアプリへ誘導してくれます。
専用アプリ、iDisk meをインストールすると画面にiPhoneとiDiskが表示されます。iDisk meでは主に次の3種類の機能があります。
- iDiskのファイルを表示する(他アプリへ連携も可能)
- iDiskからiPhoneへ移動する(基本は画像、動画のみ)
- iPhoneからiDiskへ移動する(基本は画像、動画のみ)
iPhoneのファイルを直接やりとりすることができないため、少し戸惑う事もありますが、これはiOSの仕様です。やりとりできるのは基本的に画像、動画のみとなります。
iDiskのファイルは直接読み込みができるため、PDFやオフィスファイルを表示することができます。この点は便利です。
ディスクの書き込み速度を測定してみました。WRITE 101.2MB/s、READが140.2MB/sとUSBメモリ単体の機能として見てもじゅうぶん高速な部類にはいっています。
大量のファイルや容量の大きなファイルをやりとりする場合に威力を発揮してくれそうです。
OLALA iPhoneメモリ ディスク (iDisk-ID100)のここがGood!
- 通信環境を意識せずにファイルのやりとりが可能
- 32GBと大容量
- USBメモリーとしても高速な書き込み、読み込み速度
USBメモリーとして見てもじゅうぶんな速度が出ているため快適に利用できます。クラウドサービスでは入りきれない大きなファイルもラクラク取扱いできます。
OLALA iPhoneメモリ ディスク (iDisk-ID100)のここがうーん
- USBメモリ紛失のリスクがある
- USBメモリとして大きめなサイズ
- キャップを紛失してしまいそう
そもそもこれ自体紛失してしまうリスクがどうしてもあります。またキャップの作りはもう少し工夫できるように思います。
さいごに
通信速度の向上とクラウドサービスの充実、大容量化が進み、クラウドサービスを利用するシーンが増えましたが、ローカルストレージの出番もまだまだあるのも事実です。
今回ご紹介したiDisk-ID 100は基本性能がしっかりした32GB高速USBメモリです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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