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【レビュー】やっぱり最後は「手書き」が最強だった!シャープ電子ノート(WG-N20/S20)を比較してみた

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これまで数々の電子ガジェットを購入しては試してきた私。ローカルの電子機器は結局使い物にならない。と思いiPhoneの登場に目を輝かせてのは早6年前。

ネットとの融合でますます便利になる一方で「何か違う」と感じていた部分があります。それは「メモ」の領域です。

その一つの解が「ポメラ」だったと思います。ネットに接続しないキーボード付きメモ帳で2009年、2014年に2台購入してきました。ポメラはネットからの遮断、電池が長持ちという特徴があり、議事録やブログ文章の下書きに大変役立っています。

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しかし、「まだ足りない」と感じていました。

「サッと出して、サッと手書きでメモを取る」という用途に使えないのです。スマホでもサッと出してメモアプリにサッと書けば済むのですが、頭に浮かんだイメージを残すために活字に変換する時間がもったいないし、そのまま書き残すことが難しいのです。

やはり手書きに勝るものは無いのです。そこで、目を付けたのが「電子手書きメモ」です。ここで注意したいのが、ネットから隔離されていること、電池が長持ちすることの2点。ポメラと同じ要件になりますが、メモに求められるのはこの2つと言えます。

そんな機器はなかなか無いよな〜と思っていると、なんとガッツリ、イメージ通りの製品がありました。シャープさんから発売されていました!! まずはじめに「シャープ 電子ノート ブラック系 WG-N20-B」(6,980円)を購入しましたが、「シャープ 電子ノート WG-S20」(9,790円)も気になり、結局、買い足してしまいました。

どちらがいいかお悩み中の方もおられると思いますので、製品レビューの他、比較も一緒にしてみたいと思います!!

目次

開封の儀

電子ノート WG-N20-B

まずはWG-N20-Bの方から見てみましょう。WG-S20と悩んだ結果、はじめにWG-N20-Bを選択しました。理由は次の3つ。

  • ビジネスでも使える渋いブラック
  • カバーを取り外してコンパクトに利用したい
  • カレンダー機能は使わないので少しでも安く

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パッケージは段ボール素材でシンプル。

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製品名が「電子ノート」なんですね。そのまんまやん!(^_^;)

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2,000ページ書けます。はい、じゅうぶんだと思います。

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同梱物は取扱説明書、本体、カバー、USBケーブル、ペン、以上です。

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本体、ケース外側はブラックですが、ケース内側はちょっと濃いめの赤(えんじ色)なので渋いです。大人の配色ですね。

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本体とケースはスプリング式の針金のようなもので挟み込んで固定されています。この造りは簡易的で安っぽいです。見えないところではありますが。この金属の部品が重量増の原因にもなっていると思います。

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ケースを正面からみるとこんな感じ。

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ケースを取り外して本体のみを見てみましょう。軽くなりましたが「厚さ」はまだ感じます。

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本体背面はこんな感じ。やっばりケース挟み込みのためのスプリングが残念な感じになっています。

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付属のペンはシンプルな一色。

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ペン先はこんな感じ。丸みがあります。交換はできません。減ることはないのでしょうか。感圧式なので爪でも書くことはできるので、他のペンでも代用できそう。

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ピントがぼけちゃいましたが、本体上部、側部にはスイッチ類はありません。

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本体下部に充電中に点灯するLED、microUSB端子、電源スイッチがあります。電源スイッチはスライドでONという動きになるのですがこれが意外と直感的で無いんですよね。

本体正面に配置するとかばんの中で誤操作する恐れがあるためこの位置だと思うのですが、もう少し改善の余地はありそうです。(私自身もじゃぁ、どこがいいかまだイメージが固まっていませんが……。)

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それでは起動してみましょう。よくあるタッチパネルの調整をはじめにします。

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起動するとシンプルな画面が表示されます。ノートブックが1冊サンプルではじめから保存されています。

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ディスプレイサイズは6インチ、600×800ピクセル。バックライトはありません。蛍光灯以上の明るさがなければほぼ見えないので暗所では使えないと思った方がいいと思います。

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ペンの太さは3種類、薄い線はマーカーで3種類あります。ペン、マーカーそれぞれの消しゴムがあるのが地味に便利です。ブックを開くと最終ページが表示されます。しおり機能があり必ず開くページを1箇所指定できます。

起動時にパスワードを必須にすることができますが利便性を考慮し、私は設定していません。絶対に他人に見られたらまずい!という内容を書いている人は普通のノートよりセキュリティが向上するのでいいかもしれませんね。

ページ追加は必ず最終ページに追加されます。途中にページの追加はできません。ページを他のブックに移動できますが、作成年月を見て、移動先のブック内の該当ページに挿入されます。最終ページでないが一瞬悩みますが、ページ=時系列という徹底した設計思想があるようです。

リフィルはデフォルトで9種類準備されており、ノートを新規に追加したときに選択されるものを指定しておくことができます。(後からリフィルを変更することもできます。)リフィルは自作もできます。

ノートは2,000ページ作成可能。ノートごとに10種類の分類を設定できます。電池はフル充電で約30日持ちます。本当に減りません。スマホを充電するついでにたまに充電すれば電池切れになることは無いでしょう。

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カバーにペンを刺してみました。できるサラリーマンのツールといった感じでカッコいいです。カバーはビニールなんですけどね。

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裏側からみるとこんな感じになります。

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以上、WG-N20-Bの開封の儀でした。

WG-S20

続いて、WG-S20を開封していきましょう。WG-N20-Bを買ってすぐに買い足した(買い換えた)理由は何なのでしょうか?

  • WG-N20-Bは意外と重い
  • WG-N20-Bはケースを付けたままだと書きにくい
  • ケースを外して利用することはなさそうなのでそれなら軽いWG-S20でいいんじゃない?

こんな感じでWG-S20の購入を決定したのでした。

また、実はガジェット製品に一切興味を示さない嫁が、電子ノートを見て、「こういうのが欲しかった!!」と大興奮で食いついてきたので、WG-N20-Bを嫁にプレゼントすることで私はWG-S20を購入し直すことにした、というのが本当の理由だったりします。(^_^;)

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二日連続で購入したシャープの電子ノート。次はWG-S20です。

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WG-N20との違いと特徴は「カバー一体型」と「スケジュール帳」です。ノートは同じ2,000ページ、スケジュールは1,000ページ保存できます。スケジュールはあくまでノートに書くイメージで日付のジャンプができるので紙よりページ送りが遅い欠点を補っています。私は使っていませんが。

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付属品は本体とケースが一体化している他、WG-N20-Bと同じですね。

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正面からみるとこんな感じ。色は明るいオレンジ一色。サラリーマンがビジネスで使うにはかわいすぎるかな?と思いますが、私は使っていますよ〜。

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背面は白色。ケースも本体も汚れが心配ですが、約1カ月利用した結果、使い方にもよると思いますが、心配したほどの汚れは付きませんでした。

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素材はプラスチックで若干ざらつきがある感じ。

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ペンはWG-N20-Bよりオシャレです。スタイリッシュですね。

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ペン先で素材が柔らかくなっています。

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上部はこんな感じ。悪くないです。

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一体型のケースを開けるとこんな感じ。本体も明るいので軽い印象になります。

基本機能はWG-N20-Bとほぼ同じなので割愛します。スケジュール帳はノートと連携機能はなくそれぞれ独立しています。スケジュール帳を複数作成できるので、仕事用、プライベート用はもちろん、プロジェクト用なんて作れるのは便利です。案件全体のスケジュール感を把握するときにたまに利用しています。

以上、開封の儀でした。

WG-N20-BとWG-S20を比較

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では実際にWG-N20-BとWG-S20を比較して見ていきましょう。発売時期はほぼ同じでWG-N20が2013年夏、WG-S20が2013年秋となります。発売後約1年半経過した製品となります。

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持った感覚で、WG-N20が「重い」、「分厚い」と分かるレベルですが、こうして比較すると一目瞭然です。

製品型番 重量
WG-N20 約210g(本体のみ)、約275g(専用カバー、スタイラスペン含む)
WG-S20 約222g、約233g(スタイラスペン含む)

数字で確認するとカバー、ペンを含めた場合、約42gの差になります。この差は大きいです。何といっても、WG-N20を本体のみで利用した場合でも約210gあり、WG-S20の差は11gしかありません。

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本体サイズはほぼ変わりませんが、本体の厚さはかなりの差があります。ケースを含んでもWG-S20はWG-N20の本体のみのサイズと1mmしか差がありません。

製品型番 サイズ
WG-N20 幅111×奥行155×厚さ9.9mm(本体のみ)
WG-S20 幅112mm×奥行150mm×厚さ10.9mm(カバー含む、突起部除く)(本体部の厚さ8.3mm)

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横に並べてみました。こうして使う分には大きな差は無いように感じます。

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ケースを折り返して使うことになると思いますが、これくらい厚さに差があります。

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WG-N20-Bはケースの折り返し部分にマチがあるため若干浮いた、だぶついた感じになってしまうのが気持ち悪いかも。マチの部分が無くなるように折れ目を付けて使えば問題はなさそうですが、気になる人は気になるかと。

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画面を比較してみましょう。機能はスケジュール機能をのぞきほぼ同じ。画面も同じだと思ったのですが、若干違いがあるように感じました。本体の色がブラックとホワイトの差でそのように見えるだけかもしれませんが、WG-S20の方が、暗い場所で見づらいように感じました。写真ではその違いは分からないですね。

以上、WG-N20-BとWG-S20の比較でした。

WG-N20 / S20 のここが素晴らしい

今回は少し風変わりな電子機器のご紹介をしていますが、WG-N20 / S20について、この機器のすばらしさ、こんな方に使って欲しい!という点をまとめてみました。

  • ToDoに入力するほどでもない日常の“今日やる”デスクワーク(これまで付箋紙に書いていた)
  • 電話メモ
  • ふと頭に浮かんだイメージを書き残す
  • 打合せ時に筆談

すでに1カ月利用した私の場合、次の用途で使っています。仕事、プライベートでほぼ毎日使っています。そこで分かった事は次の点。

「手書きメモは基本的に電子化の必要はない」

手書きメモをデジタル化してEvernoteなどに残すことがよくありますが、果たして後で読み返すことはあるのでしょうか?答えはNoです。本当に残しておく必要がある内容のメモはその後、簡潔にまとめたり清書したりするでしょう。「ほとんど使わないメモ」をネットを介して保存するために通信機能を搭載することで高価格になったり電池のもちが悪くなるならない方がマシです。本機のように、USBケーブル経由でPCに取りこめられるならそれでじゅうぶんと感じます。

デジタル化することで効率があがることと、手書きのままがいいものがあります。

では無理に電子ノートを使わないで普通の紙のノートでいいんじゃない?という意見もあるでしょう。でもそこはデジタルです。仕事用、プライベート用、趣味用、などでノート(ブック)を分けることで整理整頓できますし、そばに置いておけばいつでもすぐにメモを取れます。

電子ノートなら、「メモをしたけどどこに行ったか分からない」ということが無くなります。

注意点としては、電子ノートは、普通の紙のノートと違い、「見返す」事が苦手です。そこで私の場合、用事が終わってページは削除するようにしています。覚書やスローガンなんかはことあるごとに見返して利用しています。

電子ノートの利点、欠点をちゃんと理解、把握してうまく利用するのが賢い使い方だと思います!!

さいごに

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電子ノートの良さは伝わったでしょうか? では、WG-N20とWG-S20のどっちを購入したらいいの?となると思います。

どうしてもケースがいらないんだ!WG-S20の色が気に入らないんだ!少しでも安く済ませたいんだ!という方以外は、WG-S20を選択した方がいいかもしれません。

いつでもネットに繋がった環境で生活をしている私たち。完全にオフラインの電子ガジェットもたまにはいいもんですよ〜。

ところで最後の写真、合計3台になってるし!!(^_^;) そう、もう1台追加で購入しちゃいました。この、電子ノート、家族に大好評なんです。さっといつでもノートできる。これ、意外と便利です!!

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