iOS 8で利用不可と正式にアナウンスした格安SIMサービスのmineo(マイネオ)。au回線を利用した貴重なサービスなので期待していたサービスですが、この結果は残念でなりません。
ただ、この問題はmineo側の技術的な問題というよりは、Apple社やKDDI社との間で何らかの力が働いたのではないか?と邪推したくなる事象です。もっとも大きな問題は、iOS 8だと、SIMフリー端末のiPhone(5s、6、6 Plusすべて)で使えないという点でしょう。
それって、SIMロックフリー端末であっても、SIMロックOSのせいで使えないのでしょうか。残念でなりません。
いつまでも嘆いていても仕方ないのでmineo回線契約を解約することにしました。
今後、iOS 8.2や、iOS 9で使えるようになるかもしれませんが、それまで980円であっても毎月払い続けるのは精神衛生上よくないです。その時がきたら、また契約を考える予定です。
mineo解約は電話で手続きを行う
mineoの解約手続きは、ネット上では行えません。この手のサービスは、申し込みはネットでできるのに、解約は電話で、というところがほとんど。
mineoサポートデスクへ電話をしました。
ダイヤル後、4、5と順番に番号をプッシュすることで、オペレーターさんに繋がりました。平日だったこともあり待ち時間は1分弱でした。
mineoサポートデスクでの解約手続きの電話のやりとり
解約希望であることを伝えると案の定、解約理由を聞かれます。その後の主なやりとりは以下の通り。
- ひとぅ「御社がiOS 8利用不可を正式に発表されたため。」と回答しました。
- mineoオペレーター「お客様は9月??日にご契約をいただいてますので、最低利用期間(利用開始月翌月から12カ月間)内に解約となるので、解約精算金10,260円(税込)が、かかりますが、ご了承いただけますか?」
- ひ「承認しない、といえば解約精算金は免除されるのですが?」
- m「いえ、免除されません。」
- ひ「今回はiOS 8が使えないという御社側の問題だと思いますが?それでも解約精算金は必要となるのでしょうか?
- m「はい。iOS 8利用不可が解約理由のお客様皆様からいただいてます。」
- ひ「例外的に免除した人は一人もいないということでいいですね?」
- m「はい、一人もいらっしゃいません。」
- ひ「それでは、私も契約通り解約精算金をお支払いして解約します。」
ポイントは2点。
- iOS 8利用不可が解約理由であっても解約精算金が必要
- 不公平にならないように解約精算金を免除した人はひとりもいない。
文章で書くと電話のやりとりの空気感を表現できないのですが、淡々と説明をされてマニュアル通りの対応をしている、されているという印象。
今回対応いただいたオペレーターさんの資質というよりは、会社側からの指示なのでしょう。契約通りで問題はない対応であるのは間違いないですが、正直感想は気分のいいものではありませんでした。
mineo解約手続きでの注意点
mineoを解約するにあたり、注意点をまとめておきましょう。
- 解約手続きはWeb画面からはできず、mineoサポートデスクに電話連絡が必要(無料通話)
- 最低利用期間(利用開始月翌月から12カ月間)内に解約の場合は、解約精算金10,260円(税込)が必要(iOS 8利用不可など解約理由は関係なし)
- 解約連絡日が解約日となり前日までを日割りで精算される
- 解約通知書が自宅に郵送される。同封の封筒にSIMカードを返送すること
以上です。
さいごに
今後、iOSに対応する可能性はゼロではないため、12ヶ月が経過するまで持ち続けるという選択肢もありましたが、私は解約を選択しました。
理由は「mineoへの失望」です。iOS 8に対応できていないことは、iOS 8リリース前に分かっていたことだと思いますが、私が契約した9月中旬にはその旨の説明は無かったと記憶しています。お知らせでの注意喚起や小さな文字での説明はあったかもしれめせんが、不親切感は否めません。
またiOS 8リリース後、1ヶ月間の検証期間を経ての結果も淡々とした対応で人間味がない。。。私はeo光サービスを利用していますが、これまでのケイ・オプティコムとは違う、「らしくない」対応と感じました。
mineoは近畿圏内を飛び越えた全国展開をするサービスのため、まったく違った部署、人員が担当しているのだと思いますが違和感を感じたのも、事実です。iOS 8が利用不可でありながら広告を積極的に打つなど何か違うな、と。
私の個人的な感想ですが、mineoにはau回線を用いた唯一のMVNO業者なので期待していただけに失望感が大きいのかもしれません。とはいえ、今後、mineoの大化けには期待したいと思います。