新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お待たせいたしました。本年もどうぞよろしくお願いします。2023年一回目の記事は、恒例の2022年の振り返りと2023年の抱負、さらにはIT業界の動向を予想します。
1月1日16時10分ころ、石川県能登地方で震度7を観測する令和6年能登半島地震が発生しました。被災された方にはお見舞いを申し上げると共に、被害者の方にはご冥福をお祈りいたします。
2023年はどんな1年だった?
私にとって2023年はどんな1年だったか振り返ってみます。
生成AIを試行錯誤しながらも実際に活用した
新しいもの好きの私。当然、生成AIも複数のサービスを利用しました。ビッグデータを元に答えを導く生成AIの特徴を感覚で理解しました。得意な分野と不得意な分野があるのでうまく突き合う必要があります。
ChatGPT Plusに加入しExcelの操作方法を教えてもらったり、簡単なマクロを生成してもらいました。Pythonを利用して、WordPressのログから静的サイトジェネレーターでローカル環境でブログが動作するようにしたりと実際に活用しました。
生成AIのおかげで、大きな時短になったり、プログラムの習得が必要だったことが、Pythonを数時間、オンライン学習しただけでプログラムの応用編を教えてもらい習得時間以上の効果を得ることができました。
「シンプル」に原点回帰した
ウェブサービスなどサブスクが全盛期ですが、企業が提供するサービスはサービス終了のリスクが常につきまといます。これを回避するには、デジタルデータを汎用的な状態で保持することが大切です。
これらのウェブサービスは、終了時にログをまとめてダウンロードする方法が一般的ですが、そのリスクを回避すべく可能な限りシンプルな構成となるよう見直した1年となりました。
バックアップ用HDDを数年ぶりにNAS化し、自宅内外でアクセスできるようにしましたが、Windows 11 ProのミニPCを用いて構築しました。やっぱり普段使っているWindowsでサーバ構築すれば既存知識で何とかなりますし、管理が楽なんですよね。
ToDo管理をはじめ、メモアプリはNotionやEvernoteをいろいろ使ってきましたが、メインアプリをObsidianに変更しました。Obsidianは、ローカルにMarkdown形式のファイルを保管・管理できるアプリです。テキストファイルなので管理がシンプルになり、万が一、Obsidianの開発が終了しても、他のMarkdownメモアプリで利用継続できるメリットもあります。シンプルに原点回帰した1年でした。
メインスマホを1台も買わなかった
ガジェット製品はいろいろ買いましたが、気がつけばスマホは1台しか買いませんでした。しかもお風呂テレビ用に楽天モバイルで1円で買った、Rakuten Handのみ。つまりメインスマホを1台も買い替えませんでした。これは私に限ってではなく、家族5人すべてで、です。
2009年にiPhone 3GSを購入依頼、毎年2~5台ほど買い替えてきましたが、こんなことは初めてです。コモディティ化したと言えるでしょう。iPhoneはもちろん、Android機でも長期間のサポートが当り前になりつつあり、1~2年で買い替える必要性はほとんどなくなりました。
この状況は想定内である一方で、そんなものがあればやってるわ!と言われそうですが、もっとワクワクするような新しい技術、新しいサービスを提供して欲しいと思っています。
2023年予想の答え合わせ
それでは、2023年元日の記事で予想した答え合わせをしましょう。
- スマホは高機能化は一段落しバッテリーの長寿命化、コンパクト化などで差別化を図るようになる ➡ 【中当たり】
- Google Pixelの評価の高まりにより利用者が日本でも増える ➡ 【的中】
- Apple製品は順当な進化に留まり先進的なプロダクトは誕生しない ➡ 【的中】
- 5Gの本格的な普及により通信の安定化が図られる ➡ 【中当たり】
- プレイステーション5が店頭で普通に買えるようになる ➡ 【的中】
- 4Kコンテンツはゲームを中心に広まりつつあるが映像コンテンツは道半ば ➡ 【的中】
- Twitterの混乱は続くがSNS勢力図の大きな変化はない ➡ 【的中】
- メタバースの一部がサービス開始されるが浸透はしない ➡ 【はずれ】
予想では生成AIについて言及できていませんでした。2022年末に話題になっていたものの取り上げられなかったことが最大のはずれでした・・・。
スマホについては的中です。コモディティ化が進み、折りたたみなど目立った差別化くらいしかできなくなりました。また、PixelはAndroid端末でGalaxyに並ぶ人気機種になりました。
PS5も的中です。PS5は普及期になり11月は史上最大の販売台数となったようです。4Kコンテンツは普及期に入っていますが、FHDで大きな不満がないため話題性もそれほど大きくないですね。
TwitterはXに名前が分るなど混乱が続き、Threadsなど新しいSNSが登場したにも関わらず、勢力図に大きな変化はありませんでした。これも的中です。
メタバースについては逆にはずれだったと思います。一部サービスが開始され、、とありますが、メタバースということば自体が死語になりつつあると感じています。今あるものを置き換えるほどのインパクトがなくセカンドライフに続きみんなの記憶から忘れられつつあります。
2024年はどんな1年にしたい?
私に取って、2024年はどんな1年にしたいか?考えてみました。
- 書きたい時に書きたいことを書く
- ニュース記事引用だけの記事は少なくお得な情報を取り上げていきたい
- 自分の好きなことはとことんこだわりたい
2021年は383記事、2022年は98記事、2023年は28記事と年々約4分の1となっています。これは1つの記事にかける時間を増やし、ニュースと連動した記事量産を控えた結果です。
2024年も毎日更新に拘るのではなく、お得な情報や解説記事を取り上げたいと考えています。記事の数が年々減少していますが、現状維持が最低ラインとし、もう少し増やせればいいな、と思います。
引き続きXをはじめSNSとの連携でみなさんとの交流を重視していく予定です。2024年もよろしくお願い申し上げます。
2024年はどんな1年になる?
恒例の2024年はどんな1年になるか?予想しましょう。
- 生成AIが乱立する。十分ではないが、使う側も見えてくる
- スマホの劇的な進化はなく、コモディティ化がさらに進む
- Apple Vision Proが米国で発売、日本で年末に発売されるが模索が続く
- Xはひとり混乱が続くが進化するか変化するかが起こる
- Wi-Fi7の市場投入があるがWi-Fi6の本格普及期に入る
- PS5、Switchの普及期の1年、Pro版の発表があり発売は2025年以降になる
- 5G・メタバースを活用したサービスの大本命は現われない
2023年は生成AIが台頭した1年でしたが、2024年は活用したサービスが乱立するでしょう。一方で使う側も慣れてきたころで得意なもの不得意なものが分ってくるため、乱立の方が多い中、ある程度、洗練と淘汰が進むでしょう。
スマホのコモディティ化がより進み劇的な進化は期待できない中、Apple Vision Proが発売となります。初の空間コンピューティングという多くの人に理解できない技術ですが、「あれば便利だけれどなくてもいい」をどこまで「なくてはならない」使い方を提供できるかがポイントだと思います。2024年は模索が続く1年になるでしょう。
Xはひとりで大コケ状態が続いていますが、スーパーアプリ化をどのように実現できるか、がポイントでしょう。何でもかんでも有料化では多くのユーザーはついてきていません。基本は無料でお金を払ってでも恩恵を受けたいと思わせる仕掛けをどれだけ準備できるかがポイントでしょう。今のところ、Xはポテンシャルがあるものの、真面目にやる気を感じられないので、期待は薄いでしょう。イーロンマスク氏が飽きて手放すことがあれば好転する可能性もあるでしょう。いずれにせよ大きな変化はないと思いますが、2024年もXから目が離せません。
Wi-Fi7を搭載された商品が市場に投入されるものの、対応した機器の普及には数年を要します。2024年はWi-Fi6が一般化する年になるでしょう。5Gの普及と同じでWi-Fi6で十分というユーザーがほとんどということもあり、Wi-Fiの進化もそろそろ停滞すると思います。
PS5、Switchは完全に安定期・普及期に入りました。2023年に続き良作が相次いで発売され、ユーザーは安心してプレイできる1年になりそうです。開発が噂されるProシリーズがPS5、Switchとも発表される可能性があるものの、発売は年末商戦あるいは2025になるでしょう。(恐らく2025年以降)
さいごに
2023年は新型コロナウイルス感染症が5類に移行し本格的にウィズコロナで新しい生活様式が定着した一年と言えるでしょう。2024年がいよいよ始まりました。年始早々、大きな災害が発生しましたが国民が力を合わせ前に進む1年にしたいと思います。
今年も一年、楽しいブログ記事をお届けするように気軽にがんばりたいと思います!今年もどうぞよろしくお願いします! みなさまにとって、すばらしい一年でありますように!!