任天堂は6日、「Nintendo Switch」の新モデル、「Nintendo Switch 有機ELモデル」を発表しました。SNSでも大きな反響がありました。
突如新しいNintendo Switchが発表されましたね!10月8日発売。
ディスプレイ 液晶→有機EL、6.2→7.0インチにサイズアップ。有線LAN搭載。容量32GB→64GB。スピーカー性能向上。本体サイズ横3mm、重量22gアップ。
基本性能を変えず価格アップを5,002円に抑えたのは正解かも。https://t.co/TSj8QlUSGI pic.twitter.com/pAtjRwLWKr? ひとぅ (@hitoxu) July 6, 2021
兼ねてから噂をされていたSwitchの新モデルですがようやく全貌が明らかになりました。期待された機能向上はなく操作体験の向上を目的としたスペックアップとなっています。
Nintendo Switch 有機ELモデル スペックまとめ
- 旧モデルでは6インチだった液晶ディスプレイを7インチの有機ELディスプレイに変更
- 本体ストレージも32GBから64GBに強化
- 本体スピーカーを変更
- 背面スタンドも新しい機構(無段階可変)を採用
- ドックに有線LAN端子も搭載
従来のモデルとの価格差は5,002円ありますが、有線LANアダプターは2,000円ほどすること、本体ストレージ容量が倍増していること、画面が大きくなって有機EL化を考えると、これから購入するならば、有機ELモデルがお勧めです。
一方で今持っている人はわざわざ買い替える必要性は低いといえるでしょう。
それぞれのモデルの棲み分けは以下となりそうです。
- 外出先利用がメインで少しでも軽くしたい人 → Nintendo Switch Lite
- 外出先で大きな画面、きれいな画面で楽しみたい人 → Nintendo Switch 有機ELモデル
- 少しでも安く抑えたい人 → Nintendo Switch
Nintendo Switch 有機ELモデルのスペックを評価してみた
期待された機能向上が見送られた今回のモデルの評価はSNSでもさまざまです。さいごに私の考えを書きたいと思います。「へ?、そんな考えもあるのね。」程度でご覧いただけると幸いです。
- 任天堂にはこのタイミングでスペック向上は必要ない
- 新しいモデルは操作体験向上のために必要だった
- 価格UPをすることで利益率が向上する
新しいモデルを開発するにあたり、スペック向上は当然検討されたでしょう。
スペック向上によるメリットはゲームの表現力向上や利用者の操作性向上などメリットがあります。一方でデメリットもあります。価格の上昇、専用ソフトによる訴求が必要になる。などなど。
現在も好調に販売を記録しているSwitchをわざわざスペックアップして価格を吊り上げる必要性はありません。スペックアップは2,3年後に起爆剤として投入するのがいいタイミングでしょう。
有機ELディスプレイや大型化、スタンドの改善、有線LANの標準搭載することで、ユーザー体験の部分をスペックアップしたことと従来モデルを併売することでユーザーに選択の余地を残した点が評価できると思います。
世論に流されず、マーケットを分析し最大限の効果がある製品を発売するのは、当然であると言えるでしょう。
個人的には本体性能向上をしてほしかったとは思いますが、それ以上に任天堂らしからぬ不具合多発をしているJoy-Conの改善や価格を下げてほしいですね。