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「Yahoo!ニュース」の「コメント」の仕様は欠陥があると思う件

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インターネットでニュースをチェックする人が増えていますが私も便利に利用させていただいています。

特に絶大な閲覧数を誇るYahoo!ニュースは日本最大のニュースサイトと言えるでしょう。Yahoo!ニュースには、「コメント」機能が(2007年10月頃から)搭載されています。

「コメント」機能はニュース記事にYahoo!ユーザー(Yahoo!のユーザー登録が必要)がコメントを書き込めます。また閲覧者はそのコメントに「私もそう思う」とポイントを投票できます。投票にはユーザー登録は不要なので誰でも簡単に、と工夫されています。

しかし、この「コメント」機能、しばらく見ているのですがどうも仕様に欠陥があるように思えてなりません。

主に以下の2点が問題だと感じます。

  • 投票順による表示
  • 記事によってコメント機能がないものもある
目次

投票順による表示の問題

コメントは詳細記事の下部に表示されますが、初期状態ではポイントが高い上位5つのコメントのみが表示されます。多くの人はこの5件から「私もそう思う」を押してしまうでしょう。これが大きな問題なのです。

記事が公開され、いかに早くコメントするかが勝負になっている感があります。実際にほとんどの記事で10件以内に投稿されたコメントが上位を占めています。これでは後から素晴らしいコメントを書いても誰の目にも触れずに埋もれてしまっています。

ポイントが高い投稿10件程度のコメントが日本人の総意としてその方向に流れないか、或いは受け止められ兼ねないかという危険性をはらんでいます。

これを回避するためには賛成意見・反対意見・中立意見の3方向の意見を閲覧・評価できる状況が望まれます。(それぞれ表示される件数は投票数などで差があっても構わないと思います。)

さらには後から投稿されたコメントでも目に触れるチャンスが必要です。そしてそれが上位に食い込むことがあるようにしておかなければいけないでしょう。投票の増加率で表示したり、「私もそう思う」の他に「私はそう思わない」のボタンを設置し上位のコメントを固定化から流動化するようにすべきだと思います。

記事によってコメント機能がないものもある

なぜか、ニュース記事によってコメント機能がついているものと、ついていないものがあるのです。この基準が明確でないのでどうも釈然としません。

ヤフーはこの機能を発表した際に以下のように発表しているようです。

ヤフーでは、現在進めているソーシャルメディア化の一環として、ニュースにさらなる付加価値を付けるためにコメント欄を設置すると説明。Yahoo!ニュースでは1日に約2,500本のニュース記事を掲載しているが、このうちニュース提供元から許諾の得られた約6割の記事に対してコメント欄を設置する。
「Yahoo!ニュース」に読者が書き込めるコメント欄を設置

当初は6割程度、コメント機能を搭載する予定だったようですが、現在はもっと低いと思います。「ニュース提供元から許諾の得られた」とありますが「提供元ごと」なのか「記事ごと」なのか明記されていません。

現状では後者になっていますが、本当に「提供元に記事毎に掲載の可否を確認」しているのでしょうか?仮にそれをしているとすれば、どんなレベルで判断して可否を決定しているのかが非常に気になります。

何が言いたいかというと、ニュース記事に対しコメントをつけて情報を操作したい、印象を操作したいものだけをピックアップしているのでは?という疑念がぬぐえないのです。そう「したい」と思っているのはヤフーという事ではなくて、そう思っている人や何かの力が働く場合もあるかもしれません。

これを改善するには、すべての記事にコメントをつけるのか、つけないのか基準を一本化することです。

その上でヤフーには掲載の基準を明確にし、記事ごとの判断になるのならば、掲載をする理由、しない理由についてていねいに公開すべきでしょう。それができないならばコメント機能を廃止するか、コメント機能と記事を完全に分離すべきではないでしょうか。

???

以上です。Yahoo!ニュースのコメント機能について、かなり評判は悪いですが、ブログの記事で取り上げられているものがあまりなかったので、改めて深く掘り下げて考えてみました。

埋もれたコメントの中も罵りあいになっていたり無法地帯となっているのももちろん問題ですが、そこはインターネットで投稿できるシステムの根本的な問題と運営管理レベルのなので今回は取り上げませんでした。

【2009/1/26 7:15追記】
Yahoo!トピックス スタッフブログに1月下旬に一部機能がリニューアルされると発表されていました。続報記事を書いていますので、よろしければ以下のページもあわせてお読みください。

【追記ここまで】

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