インターネットのサービスを利用する上で避けて通れないのが、IDとパスワード管理です。サービスごとにIDやパスワードを変えるのが大原則。運営者が信用できるできない関係なくそれが基本です。
私はID、パスワード管理にID Managerを利用しています。このソフトは管理ファイルが暗号化されるので安心。しかしいつも頭を悩ましていたのが、家のパソコンとモバイルパソコンの情報の同期です。
ID Managerはすべてのパソコンに入れていて、FTP機能を使って同期させているのですが、どの情報が最新か分からなくなることもしばしば。自分でちゃんと把握して同期させていればいいのですが面倒ですし忘れちゃうんですよね。
そこへ突如現れた救世主がいます!その名は「Dropbox」。
Dropboxは、いわゆるオンラインストレージと呼ばれるサービスです。パソコンにソフトをインストールすると、自動でローカルPCとサーバを同期してくれます。しかもローカルPC側で変更があればすぐに反映(同期)してくれるのが便利。ようはユーザーは何もしなくてもいいのです。複数のパソコンにDropboxをインストールしておけば常に各PCとサーバ間が同じ状態に保たれます。
具体的には、Dropboxのソフトをインストールするとマイドキュメント内に「Dropbox」フォルダが作られ、この中のフォルダやファイルが同期対象となります。一般公開やファイルの受け渡し、アルバム公開などいろいろ機能がありますが、私は使っていません。
主な特徴としては以下のようなものです。
■ Dropboxのメリット
- ストレージ容量は2GB(月9.99ドルまたは年99.9ドルで50GBにアップグレード可)
- Windows、MacOS、Linuxなどに対応
- サーバ側に操作ログが残る
- サーバ側で版管理ができ、いつでも前の状態に戻せる(削除済みファイルの復活も可)
- オフラインで更新した情報もオンラインになった時点で自動で同期される
と言ったところでしょうか。一方、不満点、不安点も上げておきましょう。
■ Dropboxのデメリット
- 暗号化されてるとは言え情報漏洩の不安
- サービスがいつ終わるか分からない不安
- パソコンにインストールするソフトが常駐しメモリを50MBほど常に食っている
私の場合は重要な情報はID Managerで管理するようにしています。(メモ関係も)万が一サービスが終了してしまった場合でもローカルパソコンにオリジナルファイルがあるのでダメージは少ないでしょう。(複数のパソコンにありますしね。)
どのようなファイルを同期させるのかをよく考えて利用すれば、版管理ができるしバックアップ目的としても最高です。2GBという容量も十分です。一度この感覚に慣れてしまうと他のオンラインストレージサービスは使いにくく感じるかもしれませんね。
ちなみに私がDropboxで同期しているものをご紹介したいと思います。意外とドキュメントファイル以外にも使い道があるのですよね。