先日、愛機のiPhone SEが突然、「このiPhoneでTouch IDをアクティベートできません。」というメッセージが表示されるようになり、Touch IDが動作しなくなったという記事を書きました。
保証期間が過ぎており、Apple Care +に未加入だった私は次の5つの選択肢から対応を選ぶことになります。
- iPhoneを33,264円かけて修理する
- TouchIDを使わずiPhoneをそのまま利用する
- iPhoneを初期化してみる
- iPhoneの利用を諦め、Androidスマホに乗り換える
- iPhoneを自分で分解修理してみる
詳しくは前の記事をご覧いただくとして、1から3は断念し、応急処置的に4で乗り切っています。今回は、5のiPhoneを自分で分解修理をしてみようと思います。
iPhone 3GSから9台のiPhoneを使ってきましたが、iPhoneを開封するのは実は初めて。超ドキドキです。ドキュメンタリー的に人柱レポをお楽しみください!!
あ、お決まりのお断りを書いておきますね。
この記事はひとぅ個人の体験談です。Touch IDの交換を推奨するものではなく、また実際にマネをされて発生した事象について、当ブログおよびひとぅは一切の責任は負いませんのでご注意ください。
iPhone SEを開封
人生初体験のiPhoneの開封作業。これまで開封の儀は何百回とやってきましたが、iPhoneの開封の儀は初めてです!!(笑)
iPhoneは、Lightningコネクターの左右にネジがありますが、特殊な形状のため、専用工具が必要になります。Amazonでいろんな種類が販売されているので、購入しました。
私が購入したのは、「Zacro 13 in 1携帯修理ツール 開腹/分解/交換用ツールキット スマホ/iPhone用」(699円)。安いものでもじゅうぶんです。
内容物はこのような感じ。お値段の割に種類が多く充実していますね。iPhoneを開封する分にはじゅうぶんです。
それではiPhone SEを開封しますぞ!! 保証期間は終了しているので万が一、動かなくなっても本体の全交換をすることになり修理費用は、33,264円で同じ(だと思う)と覚悟しました!!やるぞ!!!
オレンジのドライバーが特殊ネジに合いました。締め付けが意外と緩くて驚きました。よく外れなかったなぁ。
小さなネジなので、なくさないようにしましょう。
吸盤で画面を引っ張りあげて隙間を作ります。
少し隙間ができたらヘラを差し込みます。左右にずらして隙間を広げると簡単に開けられるようになります。
パカッ! Touch IDを搭載した、iPhone SEはここで注意!!
ホームボタンまでにケーブルがついています。一気に開けてしまいケーブルを切断しないように注意します。
この状態でiPhoneの電源を入れ、ホームボタンが異常に熱くなることを再確認。やはりここが原因のようです。Amazonでホームボタンを追加購入しました。
ホームボタンを交換してみた
交換用部品としてAmazonで購入したのは、「iPhone 5s ホームボタンケーブル付 (ゴールド)」(600円)。iPhone 5sと記載がありますが、iPhone SEでも問題なく使えるようです。
注意点として、このホームボタンは、Touch ID機能は非搭載です。交換してもホームボタンとして機能するだけで、指紋認証はできません。この点はじゅうぶん理解した上で購入するようにしましょう。
iPhoneのベース部分にケーブルを固定している金具を取り外すとこのようにケーブルが外れて、iPhoneを全開できます。
ビスを外してホームボタンを取り外します。特に難しかったのはボタン周辺のゴムパッキンです。ピチッとくっついるので破れないように取り外します。(再利用します。)
ホームボタンがない状態のiPhone。不思議とおおきな違和感を感じますね。
これが故障したTochID。たったひとつの部品だけでもiPhone本体を交換修理というのはもったいない気もしますが、他にも故障箇所が合った時の事を考えると、逆に効率や修理費が安くなるんでしょうね。
購入した、600円のボタンを取り付けて電源を入れるとホームボタンが問題なく動作しました。Touch IDは稼働しませんでしたが、ここは想定内。こんな時は慌てずに、お手持ちのテスター(デジタルマルチメータとも呼ばれ、AmazonやRSコンポーネンツなどで市販されています。)があればプロのように通電確認できて安心かもしれません。
しばらく電源をつけていましたが、ホームボタンに熱がこもらなくなったので問題なしと判断しました。やった〜!!
完璧ではありませんが、ホームボタンが治ったので、「2. TouchIDを使わずiPhoneをそのまま利用する」を採用し、iPhoneを使おうと思います。
今回は専用器具を購入したため作業が捗りました。テスターなどを含め道具の準備の重要性を改めて実感しました。
さいごに
突然のTouch IDの故障でどうしようもなくなりましたが、修理をすると本体の新品交換対応となるため、33,264円もかかるのはさすがに出せません。
専用工具+ホームボタンを購入し修理することで、Touch IDの機能はなくなりましたが、不便になりますがiPhoneを利用し続けることはできるようになりました。かかったお金は1,299円。
iPhoneを開封するリスクが伴いますがチャレンジしてみてよかったです。iPhone 7sが発売されるまでこのまま利用しようと思います。