2009年5月21日にスタートする「裁判員制度」。裁判員候補者への通知が28日に一斉発送され、国民の司法参加がいよいよ現実になってきました。早ければ29日にも届く予定で全国平均で350人にひとりの確率と言われていますが、「そもそも裁判員制度とは何?」という方も多いはず。
最高裁判所の「裁判員制度」の公式サイトを熟読すれば理解できるのでしょうけども時間がないし難しすぎる!と感じる方にお勧め、裁判員制度の要点だけ確認する方法をご紹介します。
目次
■ 要点を知りたい
- 裁判員制度 for キッズ
「for キッズ」と子ども向けの説明ページですがFlashを使ってわかりやすい内容となっています。 - よくわかる!裁判員制度Q&A(第2版)(2008年9月発行)
ミニ冊子のPDF版がダウンロードできます。マンガで事例を解説しているので非常にわかりやすいです。
■ FAQ形式で不明点を確認したい
- 裁判員制度 | 裁判員制度Q&A
公式サイトのQ&A集がわかりやすいので一通り目を通しておきましょう。
情報も適宜更新されているようです。(問い合わせが多い項目が更新・追加されている模様)
■ 実際、どのくらいの確率で候補者に選ばれるのか
全国平均で350人にひとり、と言われていますが、実際はお住まいの都道府県によってその確率は大きく違います。毎日新聞の記事で掲載されていました。
- 始まる裁判員制度:不安抱え第一歩 問い合わせ担当者、「想定外」に備え – 毎日jp(毎日新聞)
なんとワーストワンは大阪府(堺市を除く)。211人にひとりという計算になります。凶悪事件が多いのでしょうか。秋田県の787人にひとりと比べると実に3倍以上の開きがあります。これって問題では無いの?
■ その他注意すること
実際に選ばれる確率は、候補者となってからもまだ抽選があるわけで、選ばれない確率の方が断然に多いと言えます。しかし一方で、裁判所などと語った新手の詐欺や振り込め詐欺が横行することが懸念されます。
この点はじゅうぶんに注意し少しでも不安な点があれば、お近くの検察庁に問い合わせをするようにしましょう。
- 法務省刑事局総務課裁判員制度啓発推進室
TEL 03?3580?4111(内5627)
FAX 03?3592?7393
e-mail sspa@moj.go.jp - 全国の検察庁連絡先一覧