スキャナを買うのは何台目なんだろう……。ScanSnapの最新機種、「FUJITSU ScanSnap iX100 Wi-Fi・バッテリー搭載スキャナ FI-IX100
2014年6月20日に発売になったiX100。仕様を見ると欲しくて欲しくてたまらなくなっていたのですがなかなか踏ん切れずにいました。最大の理由は「もし買ったら、嫁になんて言われるだろう。」ということ(^_^;)。
我が家には複合機(里子に出しました)、フラットスキャナ2台(廃棄しました)、写真スキャナ2台(貸し出し中)、ScanSnap S1300と、思えば6台も購入しては利用しなかったものばかり……(T_T)。
当然、2012年4月に買ったばかりのScanSnap S1300(→当時の記事)がやり玉に挙がるのは目に見えています。「持ってるやん。」って。
そこで私は頭をフル回転させ、これまでのスキャナにはない、iX100の最大のメリットを嫁に力説し購入することに成功しました!! (あきれ顔だったのは内緒。)
ScanSnap iX100 のココが他のヤツとは違う
- PC不要、スマホやタブレットだけでスキャニングができる!
- バッテリー搭載でスキャナ本体だけで駆動する!
- とりあえずEvernoteへ送っておけばOCRもかかり便利!
今までスキャナを買っては使わなくなった最大の理由は、「準備が面倒だから。」と思うのです。手軽にスキャニングをして残す。PCを起動したり配線をしたり、電源を準備したり……と3ステップくらい準備段階で必要だと、うんざりしちゃいますよね。
iX100ならそれらが一切不要で、サッとスマホでアプリを起動して、iX100のカバーを開けて(電源ON!)、原稿を通せばはい、終わり! Evernoteにとりあえず放り込んでおけば、面倒な整理も必要ありません。OCRで読み取れますしね。
そう、これがやりたかったのです。面倒くさがり屋の私にはこれしかありません。いや、これでダメならもうスキャナは使いません!!、使えません!!!
まぁ、そんな意気込みと苦労を経て購入したiX100。早速、開封の儀をしていきましょう!
開封の儀
それでは開封していきましょう! もうこの時点でコンパクトさが分かりますね〜。小さい!
前面から見るとこんなパッケージ。Evernoteプレミアムが3カ月版同梱です。2014年12月末までにEvernoteにエントリーが必要です。
なお、既にプレミアム会員の人も登録OKです。この場合はポイントが付与されます。ポイントは3カ月プレミアム会員としてや、月1GBまでの転送量を購入にも使えます。これはGood!
底面はこんな感じ。Adobe PDFのロゴが書かれていますが、iX100にはAcrobatソフト本体は付属していません。(S1300では付属されていました。)Wi-Fiのロゴがいい!! 待ってました!!
さて開けますよ〜。保証書、マニュアル類があり、その下に本体、そしてUSBケーブルが入っています。
真ん中に本体が。ち、ちいさい!
以上なんですが、上側のこの空洞は何?? 何か付属品を無くしたのかな??このスペースを削ってパッケージのサイズを小さくすれば、輸送コスト削減&見た目のインパクトさらに大なのになぁ。と思ったり。
マニュアル類と付属DVDはこんな内容。それから見たらいいのか分かりにくいのは減点かな? 読む順番とかを大きく数字で書いてくれてるとうれしいんですが(^_^;)。
DVDが付属していますが、ダウンロードも可能です。iX100はドライバだけでなく付属のソフトウェアもダウンロード可能です。これは便利だ〜。
では本体をじっくり見ていきましょう。輸送用の故障を防ぐシールが貼られています。
USBコネクタには注意のシールが。本体をPC接続する前にドライバ(ソフトウェア)をインストールしておくこと、とのことです。
前面正面から。シンプルなデザインでカッコいいです。PDFのロゴもいい感じ。
背面。Wi-FiのON、OFFスイッチ、Wi-Fi初期設定時に利用するWPSボタン。
上部。ScanSnapのロゴと、本体右にStart/Stopボタン。Wi-Fiランプ、バッテリーランプ。ランプの色で状況を確認できます。
電源ランプ
電源 ON の場合
- 青色点灯:残量大
- オレンジ色点灯:充電中
- オレンジ色点滅:残量小
電源 OFF の場合
- オレンジ色点灯:充電中
Wi-Fiランプ
- 青色点灯:接続中(アクセスポイント接続モード)
- 青色点滅:準備中
- 緑色点灯:接続中(ダイレクト接続モード)
- オレンジ色点灯:接続不可またはダイレクト接続モードで接続待ち
- オレンジ色点滅:接続不可(WPS エラー)
前面の給紙カバー(原稿台)を開けると電源がONになります。後ろの排出ガイドをあげてみました。
排出ガイドをあげると原稿は手前へ折り返されて排出されます。大きい用紙などに便利です。排出ガイドを閉じると本体後ろに排出されます。カードなど厚みのある場合はこちらで。
こちらが排出ガイドを閉じ状態。
給紙カバー(原稿台)。用紙をセットするとクッと抑えがきいて用紙が固定される機構になっています。
USBコネクタ部。Andoridスマホやタブレットなどで一般的に使われている、microUSB端子なのでケーブルも最小限で済むのがうれしいですね。専用コネクタ、専用線反対!!
最後にiPhone5sとの大きさ比較。どうですか?小さいでしょう?? 273mm(幅)かける47.5mm(奥行き)かける36mm(高さ)、重量は約400gです。
以上、開封の儀でした。
実際に使ってみた
iX100に自宅のWi-Fi設定をして使ってみました。A4用紙の読み込み毒度は約5.2秒、片面のみとなっています。
読み込み速度はまったく問題無しです。一度に数枚しかスキャニングしないのでこれでじゅうぶん。片面だけですがこれも問題なしです。S1300の時は裏面の文字が誤判定して裏面有りと判定されてしまい、後からページを削除する必要がありこれはこれで面倒でした。
基本的にスマホなどでサクッとスキャニングをして、Evernoteにとりあえず送っておけば後でOCRをして探す運用とする予定です。
取り込んだものは手紙、学校からのプリント、行政からのお知らせ、領収書、レシートなど。読み取りからPDFへの変換速度も特に不満は無し。これが10ページ以上とかになるとストレスを感じるかもしれませんね。
Mac(PC)を起動せずワイヤレスでどんどん取り込めるのはとても便利。でもMac(PC)でしかできないこともあります。取り込みの微調整や、A4両面スキャニングからA3に結合や、OCRのついたPDF生成など。iX100の用途を考えるとこれからが必要な場合は、Mac(PC)で読み込む、という運用で問題無いと思います。
スマホやタブレットのアプリを起動させれば、Mac(PC)より優先して接続されます。また、Mac(PC)はワイヤレス(1台のみ)の状態でも使えますし、USBケーブルで接続しても使えます。
ScanSnap iX100のここがGood!
- 軽い、小さい
- コードレス、フタをOPENで電源ONになり快適
- 充電端子が汎用的なmicroUSB端子
- 折りたたんだ用紙も吸い込み時にジャムらない
- Wi-Fiが自宅ならアクセスポイントモード、外出先ならダイレクト接続モードに自動で切り替わる
小さい、軽い、コードレスは正義です。スマホ、タブレットから手軽に利用できるのは便利です。充電用ケーブルが汎用品なのもGood。
また地味ながら折りたたまれた用紙もジャムらないのもスゴイ技術です。吸い込み時に折った根元とひらひらの部分で吸い込まれる速度に差がでてしまい、他社ではまずジャムってしまいます。
ScanSnap iX100のここがうーん
- スキャニング→(Evernoteなどに)どんどん放り込むモードが欲しい
- スマホ/タブレットアプリでは縦長い現行は読み取れない
- スマホ/タブレットアプリではA4→A3結合ができない
主にスマホ、タブレット利用時のうーんな点になりますが、スキャニング後、PDFをEvernoteアプリに連携させるまでの仕様となっていますが、そのままどんどん放り込んでくれたら便利だと思います。
縦長い用紙はスマホ、タブレットでは読み込むことができません。このためにMacやPCを起動するのは面倒です。今後の改善を期待したいです。
まとめ
6月20日に発売になったばかりのiX100の使用レポートでした。今のところ期待通りの機能と利便性で「買ってよかった!」というのが感想です。
保証期間を1年から3年、4年、5年と延長が可能です。(購入後3カ月まで)自分で分解をしたり消耗品を交換することはできない構造になっています。(今回は)長く使う予定なので念のため3年に加入しようかな、と検討中です。
以上、いかがでしたか?iX100が気になっているよ〜という方はぜひ参考にして下さいね!