災害は忘れたころにやってきます。まさかわが身に・・・。と誰もが少しは考えることですが、大陸プレートのつくりや昨今の災害の多さを見ても言えることは、日本全国、安全な災害が起きない安全な場所はありません。どこで起きてもまったく不思議はありません。
最近、我が家では防災グッズを見直し揃えています。災害にあい困った上位に入るのは、スマホのバッテリーです。蓄電池や発電機を準備すると安心ですが、一気に準備を進められません。まずはモバイルバッテリーを準備することから始めましょう。
災害では電源を喪失するため、スマホを充電するための容量を持ち、充電ができればベストです。
「チャージックミニプロ®? 手回し充電可能 3WAY ソーラー モバイルバッテリー 12,000mAh 大容量 ソーラー充電器」(4,288円)を購入し、試してみました。
12,000mAhの容量とソーラーや手回しで充電ができるかな?
開封の儀
災害時は電源喪失が一番リスクが高いので、ソーラーと手回し充電ができると安心感が違います。さて開封しましょう。
開封?。
モバイルバッテリーとしては珍しく袋に入っています。
USB-C、microUSB、Lightningとほぼ全てのガジェットを充電できますね。(USB-Aはモバイルバッテリー側に挿します。)
充電はmicroUSBなのはマイナスポイント。USB-Cが良かったです。
商品説明書。日本語対応です。商品名は「Charge-Q mini:というようです。バッテリー容量は12,000mAh、重量320gと結構重め。
ソーラー充電は40時間の日照で100%充電可能です・・・。40時間・・・。1日8時間で約25%、4?5日もかかるそうです。正直、使い物にならないですね・・・。
手回しハンドル充電機能では緊急時に使います。1分間グルグル回して一般的なスマホを約1?2分充電できる量を発電するそう・・・。うーん、これもおまけ程度ですね。
UBS・コンセント充電は12?14時間程度で100%充電可能という事です・・・。
各種機能説明や充電回数は説明書の通り。掲載しておきますね。
一応、ソーラーパネルを搭載しています。この大きさのパネルに過度な期待をしてはいけません。
見た目もゴツゴツしているし緊急用という感じがしますね。
横から見たところ。電源ボタンがあります。普通のモバイルバッテリーと機能は同様です。
LEDライトが搭載しています。USBは防水カバーを搭載しています。防水機能はうたわれていませんが、少しは防水・防塵の耐性は期待できそうです。
カバーの中にUSB端子があるので普段使いはしづらいです。
LEDライトを点灯してみました。災害時は明かりは重要なのでこれは役立ちそう。
紐を通す穴もあるので防災バッグにくくりつけておくといいかもしれません。
続いて背面を見ていきましょう。
背面上部に残量のLEDがあります。
仕様ラベルです。あれ?品名はソーラーチャージャーだそうです。品番はWKDT-083。どれが正しいのかしら?PSEマークも一応あるようです。
ハンドルはこのように引き出して使います。
緊急時はグルグル回します。
グルグル回すと残量LEDが点灯しましたがそう簡単に増えるものではありません。(というか不可能)
以上、開封の儀でした。
実際使ってみた感想
いざという時のために!と思い購入しましたが、ソーラーとぐるぐるハンドルは「過度な期待はしては駄目」という事が分かりました。
ソーラーパネルの大きさが小さいのに当たり前だろう?グルグルで充電できるわけがないというはごもっともですし、その通りの感想です。
晴れの日に屋外に8時間ほど置きっぱなししていましたが、メモリは一つも増えませんでした。太陽に直角になるようなベストな状態で4?5日かかるのではないかと思います。災害時にそんなに悠長に待っていられない、というのが実際のところでしょう。
そうであれば、10,000mAh程度のモバイルバッテリーを複数台を購入し、ところてん式で日常使いして使い終わったら充電して在庫しておくのが一番いいように思いました。10,000mAhのモバイルバッテリーが3台程度フル充電で在庫されていれば有事の数日間は乗り切れると思うのです。
無いよりあった方がいいけれどほとんど意味をなさないソーラーパネル・グルグル付きモバイルバッテリーを買うならばその値段で複数個モバイルバッテリーを買った方がいい、という結論に至りました。