早くも2021年のミドルレンジスマホの最高峰との声が上がって売れに売れまくっている「Xiaomi Redmi Note 10 Pro」。3万円台で高い性能を誇ります。一般的にミドルレンジスマホは4万円?6万円と言われているのでギリギリローエンドスマホとも言えますが、今回はミドルレンジスマホとしてご紹介したいと思います。
OCNモバイルONEのセールでゲットし、約1か月間メイン機で使ってみたので、リアルな感想をご紹介します。購入を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。
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Xiaomi Redmi Note 10 Proの特徴
ミッドレンジスマホでコスパが高い!とよく言われますがどこがすごいのか?を完結にまとめてみました。また、コストカットされている点も併せてご紹介します。
青文字が優れている点、赤文字が残念な点です。
スペック
- サイズ:高さ164mm×幅76.5mm×厚さ8.1mm
- 質量:約193g
- SoC:Qualcomm Snapdragon 732G オクタコア 2.3GHz
- メモリ:RAM 6GB、ROM 128GB
- ディスプレイ:6.67インチ AMOLED(有機EL)ピーク輝度1,200nit
- 解像度:2,400×1,080ピクセル(FHD+、395DPI)
- 120Hzリフレッシュレート、240Hzタッチサンプリングレート
- ステレオスピーカー
- イヤホンジャック
- アウトカメラ:1億800万画素 9in1 1/1.52型 F1.9 (標準)+800万画素 118° F2.2 (超広角)+500万画素 F2.4 AF (望遠マクロ)+200万画素 F2.4 (深度測定)
- 1/1.52インチの大型イメージセンサー『ISOCELL HM2』搭載
- 防水・防塵機能:IP53(完全防水ではない)
- インカメラ:1,600万画素
- バッテリー:5,020mAh、33W急速充電
- 生体認証:指紋認証/顔認証
- Wi-Fi: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(Wi-Fi 6 ax非対応)
- おサイフケータイ:なし
- 無線充電:なし
- 外部メモリ:microSD(最大512GB)
- SIM:nanoSIM/nanoSIM(microSDカードと干渉なし)
スペックだけを見ても、有機ELディスプレイかつリフレッシュレートが120Hzであること、1億画素と1/1.52インチの大型センサーが既にミッドレンジスマホの仕様を超えています。
一方、コストカットとしては日本仕様のおサイフケータイ非対応、防水が生活防水程度、無線充電が無いといった点があります。
スペックがすごくても実際に使ってみないと分からない点も多いため、約1か月メイン機で使ってみたリアルな感想を忖度無しに書きたいと思います。
なお、それまではGalaxy Note 10+を使っていました。スペック上は、SoCの性能と防水性能、無線充電がある点はGalaxy Note 10+の方が上でそれ以外は同等または、Redmi Note 10 Proが上回っています。
開封の儀
注文後、3日後に届きました。ちょうど在庫が復活したタイミングだったのでラッキーでした。
内容物はXiaomi Redmi Note 10 Pro本体とOCNモバイルONE関連書類など。
それでは詳しく見ていきましょう。
Xiaomi Redmi Note 10 Pro本体は オニキスグレー/グレイシャーブルー/グラディエントブロンズの3色展開。今回はグラディエント ブロンズをチョイス。
最近は箱が薄いのが主流になりつつありますが、Xiaomi Redmi Note 10 Proは従来通りの厚さ。
側面に各種スペックとライセンス、シリアル番号が記載されています。箱は大切に保管しておく方がいいですね。
OCN モバイル ONEのSIMカードはシンプルで面白みがありません。mineoの楽しい雰囲気のSIMケースはやっぱりいいな、と改めて思いました。
硬い?。読む気が起こらないですよね。
それではXiaomi Redmi Note 10 Proを開封していきましょう。上蓋を開けると、「Designed by Redmi」とあります。
付属品の入った箱をのけるとXiaomi Redmi Note 10 Pro本体が出てきました。ビニールに特徴が書かれています。やっぱり1億画素のカメラと6.67インチ、120Hz、有機ELディスプレイ、Snapdragon 732GのSoC、33W急速充電が売りということのようです。
付属品が入った箱の中にはSIMピンや・・・。
本体ケース、各種マニュアルが入っていました。そしてACアダプターと充電用USBケーブルも付属しています。環境に配慮しACアダプターが同梱しないスマホが増えましたが、Xiaomiはまだまた親切ですね。
ユーザーガイド・マニュアルは日本語表記です。
国内にきちんとし他拠点・体制を持っている、ということですね。
保証に関しての書類も入っています。
国内にサポート拠点を設置しフリーダイヤルを準備している点も安心感があります。
Xiaomiなど中国メーカーは保護ケースが無料で付属していることが多いです。
TPU素材のため黄ばみの可能性が高いですが、カメラ部などきっちりデザインをされていますし、ぴったりくっつかない加工もされています。
ただ、Redmi Note 9Sにもあった充電端子のキャップは、必要ないですよね。この後、ハサミで切ってしまいました。
ACアダプター側はUSB Type-Aです。
Outputは約27W。急速充電33Wに対応ですが若干パワー不足?
それではRedmi Note 10 Pro本体を見ていきましょう。
背面。まだ保護シートがついています。
保護シートを外しました。まずは前面。サイドはエッジはなくフラットです。Gaalxy Noteはエッジありですが無いほうが操作がしやすいかな、と感じています。(約3年間利用した経験に基づく)
簡易な保護シートはありますが、貼り替えた方がいいと思います。
背面。アルミ素材っぽいですが樹脂だと思います。若干グラデーションしていてきれい。
カメラ。メインカメラはレンズが大きめです。このデザイン、結構好きです。
4眼カメラ。マクロカメラは初めてです。深度計測カメラもついているリッチな仕様です。
「ULTRA REMIUM」と書かれています。何がウルトラで何がプレミアムなんでしょうかねぇ。
カメラのでっぱりは3mmほどありますが最近の機種の中で特別大きいということではないです。
本体背面に書かれた「Redmi」のロゴ。横向きなのはカメラは横取りを想定したものなのかな?
底面はUSB-C端子とスピーカー、マイクがあります。
左側面にボタン類はなく、SIM・microSDスロットのみ配置されています。
上面はイヤホン端子、スピーカーなど。
右側面にボリューム、指紋センサー兼電源ボタンとなっています。指紋センサーは背面や画面内より、電源ボタンとの兼用が、操作しやすく認証速度も速くお気に入りです。
付属ケースを取り付けてみました。
カメラレンズに干渉しません。
各種端子類も塞ぐことはありません。USB-C端子のキャップは邪魔なのでハサミで切っちゃいます。
右側。指紋認証の部分は切り抜かれており、ボリュームボタンも押しやすいです。
カメラ部分。高さがレンズと面一になるため、画面を上にして机に置いた時にがたつきもなくなりました。さすが純正ケース。
電源を入れてみました。
XiaomiはMIUIですね。
MIUI 12が搭載されています。
以上、開封の儀でした。
Redmi Note 10 Proを実際に使ってみた
Redmi Note 10 Proを実際に使ってみました。
まずはAntutuベンチマーク(V9)を計測してみました。
Antutuスコアは約29万点。Snapdragon 732Gなのでこの程度のスコアでしょう。
詳細スコアを確認したい方はどうぞ。
このスコアであれば普段使いであれば問題ありませんが、負荷の大きなゲームプレイ時や動画編集の書き出しなどをする際に、速度の遅さを実感しました。
Redmi Note 10 Pro のここがGood!
- 価格が約35,000円と安い
- ミドルレンジスマホにしては高画質なカメラ
- 高輝度な有機ELディスプレイ
- ステレオスピーカーは最高ではないが満足が行くレベル
- 指紋認証はサイドにあるのが使いやすい
結論は「最高」です。この価格帯でこの性能は文句なしです。特に私の場合はOCN モバイル ONEのセールで10,300円で購入したので満足度はさらにUP。特にディスプレイ周りとカメラ性能です。
ディスプレイは有機ELを搭載し1200nitあるので明るくくっきり。屋外でもキレイに見えます。輝度は画面がより映えるために高いモデルを選ぶ方がいいでしょう。
カメラに関しては1/1.52インチの大型イメージセンサーを搭載しており、自然な余裕がある写真が撮影できると感じています。撮影例に関しては別記事でご紹介していますが、Galaxy Note 10+ と比較すると、Galaxy Note 10+の方が動画は上ですが静止画は異常に明るすぎたりし、Redmi Note 10 Proの方が自然に撮影できると感じました。
スピーカーは高性能ではありませんがステレオのため、普通に聴く分にはいい音を楽しめます。指紋認証もサイドにあるのがいいと思います。センサーが背面だといちいち持ち上げる必要があるし、画面内は速度が遅かったりします。現状はサイドがベストだと思います。
Redmi Note 10 Pro のここがうーん
- リフレッシュレートが120Hz時にスクロールがガタツクことがある
- 動画性能が弱い(手振れ防止や特に夜間撮影)
- おサイフケータイ非対応
- 防水性能が低い
リフレッシュレートを120Hzにした際にスクロールがガタツク時があります。これはSoCがSnapdragon 732Gのため性能が足りていないのかもしれません。また、リフレッシュレートを120Hzで使っていますが劇的に60Hzよりキレイになった。と実感はありません。バッテリーの消費も高いようですしあればいいけれど、リフレッシュレート120Hzの恩恵はそこまで感じなかった。というのが本音です。
カメラ性能に関して、静止画は高いと感じていますが、動画性能が若干不安と不満があります。手振れ補正が弱いと感じるのと、夜間撮影も暗くノイズも乗ります。動画撮影を多くされる方は注意が必要でしょう。
おサイフケータイ非対応、完全防水でない点はスペック通りで納得して購入していますが、念のため。
さいごに
5月に購入、約1か月間メイン機で利用しましたが、Antutuベンチマークが30万点あれば普段使いになんの問題もないことが分かりました。
画面とスピーカー、カメラ性能が高ければ満足度が高まると思います。Redmi Note 10 Proはその3点を重点的に強化しSoCとおサイフケータイ非対応などでコストカットをしていることが分かります。
うーんな点が気にならない方は、間違いなく高い満足度を得られると思います。Xiaomiは攻めてきますね?!!