TCLというメーカーを聞いたことがありますか?恥ずかしながら私は聞いたことがありませんでした。中国の大手総合家電メーカーで世界第2位のテレビメーカーとして世界的には有名なようです。
そんなTCLが日本市場に参入し2台目の機器である、TCL 10 Pro。2020年5月に投入された機種ですが、約48,000円とミドルレンジモデルにしては結構お値段高めのためと楽天モバイルでは使えないなど販売が思わしくないようで、現在は24,100円でAmazonで販売されています。
なぜこんなに価格が破壊されているのでしょうか?スペックを確認してみましょう。
TCL 10 Proのスペックを確認
TCL Proの主な性能は以下の通り。
- Android 10
- CPU SnapDragon 675
- RAM 6GB
- ROM 128GB
- 重量 177g
- 電池容量 4520mAh
- 画面 6.47inch FHD+ 曲面有機EL ゴリラガラス5
- メインカメラ 4眼、F値1.7 6400万画素、超広角、マクロ、暗所用カメラ
- 全面カメラ F値2.0 2400万画素
- シングルSIM
- イヤホンジャック搭載
- ディスプレイ指紋認証、顔認証
- microSD搭載
- 対応バンド FDD-LTE : B1/2/3/8/18/19/26 (au VoLTE対応、楽天回線非対応)、UMTS(WCDMA/3G) : B1/6/8/9/19
CPU性能はミドルレンジでは高性能なSDM675を搭載しています。以前紹介した、Redmi Note 9Sよりも若干性能は低いですがゲームをしない人には十分なスペックです。
私が注目したのは重量です。6.47インチサイズで4520mAhを搭載しているスマホとしては177gと軽量な部類に入ります。Redmi Note 9SやGalaxy Noteだと重いという母のために購入をしました。
イヤホンジャックがあるのも便利ですし、顔認証の他、指紋認証もあります。
DSDVやおサイフケータイに非対応ですが母が利用のため特に問題はありませんでした。
開封の儀
それではTCL 10 Proを開封していきましょう。初めてのTCLスマホ。ワクワクです。
「DISPLAY GREATNESS」がキャッチコピーのようです。DISPLAYのLがディスプレイを形取っています。シャレオツ。
商品特徴が書かれています。アラウンドディスプレイが特徴です。Galaxy以外では初めてです。どうでしょうかぁ。
背面はこんな感じ。各種ライセンスが記載されています。
側面にはWEBマニュアルの誘導があります。同梱する必要はないですよね。コスト削減分、価格に反映してもらえればそれでOKです。
底面。初めてなのでパッケージを一周眺めてみました。
それでは開封します〜。ペリペリ〜。
スマホ本体がお出ましです。
本体の下にケースと冊子などが入っています。
その下にACアダプターとUSB-C充電ケーブルが入っていました。
内容物はこの通り。ケースが入っているのは嬉しいですね。今回はゴリラガラス5の強度を期待して保護シートをつけないで裸族でいこうと思います。
ACアダプターは24W。高速充電できます。
それでは本体を見ていきましょう。
背面です。
ケースはTPU素材です。
「DISPLAY GREATNESS」とデカデカと書かれています・・・。これは好みが分かれそう。私は嫌いでは無いです。
保護シートを外しました。エッジがかっこいいですね。
背面。安っぽさはなくシックで滑りにくくていい湾曲しているので握りやすくグリップ感があります。
カメラ部。横に並ぶデザインは野暮ったいですが嫌な感じはありません。
上部にイヤホンジャックやマイク関係があります。
下部にUSB-Cポート、スピーカーがあります。モノラルスピーカーです。
エッジ部分。このデザイン、いい感じですね。
かっこいいですね。
起動してみましょう。
ようこそ!全面カメラはしずくノッチ。
湾曲したディスプレイ、オシャレです。
発色も問題ありません。
こうしてみると結構なカーブデザインです。
画面占有率はかなり高いですね。
ケースをつけてみました。DISPLAYのLの部分にTCLのロゴが入るようになっているんですね。ナイス。
USB-C端子など干渉はしません。さすが純正ケースです。
3.5mmジャックも問題なさそう。
側面。電源、ボリュームボタンの押しやすさも問題なしです。
重量は178g。ほぼスペック通り。
ケースをつけると200gに。このサイズでケース込みで200gは軽いですね。
以上、開封の儀でした。
TCL 10 ProのここがGood!
- 曲面ディスプレイで手が小さい人でも握りやすい、持ちやすい
- 有機ELディスプレイで画面がきれい
- 指紋&顔認証のどちらも使えて便利
- 177gと軽い
- 動作は快適
- 24100円とコスパが高い
バランスの取れたスマホです。画面がきれいで大きさも十分。速度もゲームをしないならば快適に動作します。Antutuベンチマークは21万点でした。
TCL 10 Proのここがうーん
- 曲面ディスプレイなので左右の表示領域が狭くなる
- 防水なし
- DSDV非搭載
- おサイフケータイ非搭載
気になった点は曲面ディスプレイなので画面の左右に文字表示されないため同じ6.4インチサイズのフラットディスプレイより表示幅が狭くなります。このため画面が縦長く感じます。はじめ違和感を感じました。同じ曲面ディスプレイを搭載したGalaxyよりも左右の表示されない領域が広めな設定になっていると思います。
その他については購入時点で理解していたため問題ありませんが仕様として必須の方もいらっしゃると思うのでご注意いただければと思います。
さいごに
約24000円でこのスペックだと十分満足のいく内容だと思います。販売時期がもう少し古いですがOPPO Rino Aも約27000円程度で販売されており防水&おサイフケータイ搭載で悩みましたが、曲面ディプレイで持ちやすさと値引率が高いので外観の高級感などを比較してTCL 10 Proを購入決定しました。
この性能、有機ELディスプレイでこの価格帯を実現する中国メーカーには驚きを隠せません。曲面ディスプレイはカーブが握りやすく手が小さい母親にも好評ですが、左右の文字表示領域が狭くなるので若干、縦長く感じます。
超高性能!というわけではありませんが、約24000円でこの本体のデザイン、素材、性能を見れば大満足です。定価は4万円が半額で販売されているため不安もありましたが買ってよかったと思います。
気になる方はチェックしてくださいね。