昔の溜まった写真はアルバムに貼って大切に保管している人も多いはず。私も結婚するまでの写真はすべてフィルム。アルバムにさえ入れずに無造作に放置されている写真もあったりします。
いつか整理をしなきゃと思いつつかなりの時が経ち結局は見返すことが無い可哀想な写真たちがたくさんいませんか? 今回はそんな写真たちをデジタル化しましょう!というお話しです。
写真やネガをデジタル化しよう
フィルムで撮影した写真ならではの味わいはデジタルカメラでは出せないものもたくさんあります。そんな貴重なフィルム写真を今すぐデジタル化して保存しましょう。
デジタル化することでたくさんのメリットがあります。例えば次の4つ。
- 画質劣化の防止
- 保管場所の削減
- 紛失リスクの軽減
- 写真の再利用、閲覧回数が増える
画質劣化の防止
フィルム写真は現像した写真はもちろん、ネガの状態であっても時間とともに画質は劣化します。昔の写真を今見直してみるとボヤけていたり発色が薄くなってしまっているものたくさんあるでしょう。
デジタル化をすれば、現状を維持できます。デジタル化をするなら早ければ早いほどいい、ということになります。
保管場所の削減
アルバムは意外と保管スペースが必要になります。デジタル化すればそのスペースは不要になります。
アルバムは写真の並びやコメントを含めてひとつの作品、ともいえますが、その場合は写真のデジタル化とは別にアルバムのページ全体をデジカメで撮っておくといいかもしれません。最近のデジカメは解像度が高いのでこんな技もいいですよね。
紛失リスクの軽減
写真をデジタル化したら、パソコンのハードディスクが飛んだら終わりじゃないの?という心配がありますが、保存場所が一箇所なら確かにその通り。
そこで思いつくのが外部メディアや外付けハードディスクへのバックアップとなりますが、これだけではまだ不十分です。私がお勧めするのは全ての写真を自動で二重化&オンラインストレージへのバックアップです。
写真ファイルはパソコン内臓のハードディスクではなく外付けハードディスクに保存するようにします。外付けHDDはRAID 1(ミラーリング)に対応したものを準備しましょう。
具体的には、「ラトックシステム USB3.0 RAID HDDケース(HDD2台用) RS-EC32-U3R
RAID1がお勧めなのは次の理由から。片方のHDDがクラッシュした時に万が一、RAIDコントローラーが同時期に故障してしまうとデータを救い出すことがかなり困難になりますが、RAID1だと単純にHDD2つに同じデータを書き込んでいるだけなので、データの救出が比較的容易となります。
実際に私は某B社のRAID5 NASでHDDとRAIDコントローラーの同時クラッシュという悲劇に見舞われたことがあります。私の場合は更にそこから外部HDDにバックアップしていたので助かりましたが、ヒア汗をかきました。。。
軽減リスクの軽減策としてもうひとつ。私はすべての写真をFlickrへアップロードしています。FlickrはアメリカYahoo!のサービスで無料ユーザーでも1TBまでアップロードができます。(オリジナルサイズの写真をアップロード/ダウンロードOK!!)
私の場合は面倒くさがり屋なので、デジカメの写真も自動的にEye-FIを使ってFlickrへアップロードしています。
これでRAID 1で構成された外部HDDに写真は保存され(HDD2本で安心!)、Flickrにも同じ写真をアップロードすることで、天才などで自宅が被害を受けたときにもアメリカのサービスであるFlickr社にオリジナルサイズの写真があるという安心感はたいへん大きいです。
※私は現在、10万枚弱の写真をFlikcrにもアップしています!
写真の再利用、閲覧回数が増える
最後はこれ。撮った写真って結局はアルバムに入れたらそれっきり。ということが多いですよね。私も例外に漏れず撮ったことすら忘れていた写真もたくさんありました。
子どもの誕生日だったり記念日に過去の写真を見たいときに手元にアルバムがあることはほぼ皆無です。そんな時にiPhoneやiPadでFlickrのアーカイブ機能(カレンダー)やSETなどから簡単に写真を表示させることができます。
写真1枚で過去の記憶が鮮明に蘇り、会話が盛り上がること間違い無しです。フィルム写真のまま置いておくことは大切に保管しているのではなく、ただタンスの肥やしになっているだけです。デジタル化してFlickrへアップロードしておくことで写真の閲覧回数は確実に増えることでしょう。
次回の予告
長々と書いてしまいましたが、今回はフィルム写真をデジタル化する高価やメリットについて述べました。
次回は実際にデジタル化する機器をご紹介します。いろいろな機器がありますがどれを買ったらいいの?とお悩みの方、必見です。(≧∇≦)