iPhone 6 / 6 Plus が発売されて今日で3日目。各ブログやYouTubeなどで大量に流れていますが、昨日は丸1日みっちり使ってみて、購入前にはどうなるんだろう?と思っていた点もいろいろと分かってきました。
いいところや気になるところが見えてきたので、いったんこの時点でまとめおきたいと思います。iPhone 6か6 Plusのどちらにしようかお悩み中の方や、そもそもiPhoneを買おうか考え中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!!
はじめに、私のスペックをご紹介しておきましょう。
- 30代後半既婚、子あり、普通のサラリーマン
- 2009年からiPhoneユーザー(iPhone 3GSから、4/4S/5/5sとすべて購入)
- 2009年からMacユーザー(白MacBook / MBA2010 / MBA2012 / MBP2014購入)
- iPadもそこそこ好き(iPad / New iPad / iPad mini(2台)/ iPad mini Retina購入)
- iPodも5台ほど持っていた
- Androidも過去に10台ほど購入している(が、どれも定着せず)
- 電子書籍、電子ペーパーも大好き(kindle PW 2台、kobo 2台、SONY Reader購入)
- もちろんWindowsも使っている
- 2014年8月23日から親指シフトを練習中(笑)
- 2014年9月19日 iPhone 6 Plusを購入!(iPhone 6は買っていません)
そうです。お察しの通りガジェットマニアです!! いろいろ使ってみてこそ、違いが分かるのだと思います! Apple製品が好きなのは間違いありませんが、Android端末も購入しつつ比較検討は続けています!!
それでは、張り切って行きましょう!!
iPhone 6 Plus を 1日使ってみた率直な感想
開封〜数時間
- とにかく大きい
- 片手で持てる
- 片手で操作はできない
- 重さはさほど苦には感じない
- アプリは普通に動いてる
- 英語キーボードは操作しやすくなった
- 英語キーボードの1列目に数字があればいいのに
- フリック入力は大きさが変わり違和感(引っかかりはないがミスはあり)
で、でかい。iPhone 5sで慣れた目は、デカくなったiPhoneを見て大きな違和感を感じました。でも片手で持てる範囲なのと重さはそれほど苦ではないかな。これは4.7インチではなく5.5インチを選択した時点である程度、覚悟を決めていたからかも。ただ、片手での操作はスクロールと決まった場所のタップに限られそうです。両手操作が基本になりそう。
アプリについても画面比率がiPad 5sから変わったにも関わらず、iPadのように画面の周辺に黒い帯とかが出なくて一安心。
キーボードがらみはいろいろとあります。もっとも重要な入力部分ですが、iPhone 5sまでとまったく感覚が変わってしまいました。フリック入力は指が感覚で場所を覚えていましたが、慣れで解決できる問題ではなさそうです。まったく別ものとして練習が必要になります。
どうせ一から感覚を覚え直すなら、ATOKを使いたかったな。というのが本音。
外出先で
- 胸ポケットには入らない(入ってもはみ出てる)
- ズボンのポケットに入るが座るときに心配
- 手ぶらな時はどうするのよ?
- サッと出してサッと入力という風には行かない
- 携帯電話という概念を捨てれば世界が広がりそう
これまでのiPhoneの感覚で持ち歩くのはまず無理です。これだけは断言できます。いつでもiPhone 6 Plusを持ち歩くという新しい基準?考えのもと考えると、その先に新しい世界が待っていそうです。
新しい世界なんていらないよ、という思いが無いことも無いですが、Appleが提案
する新しいiPhoneの船に乗ってみよう。と思ったのです。
携帯電話の概念を変えると言っても普段、携帯はしなければいけないものなので、手ぶらの時はどうするのか?などいろいろと新たに考える必要はありそうです。
帰宅後感じた点
- 画面が大きいと見やすい
- 閲覧は片手で、入力は両手操作が必須
- 電池の持ちはいい
- iPhone 6 / 6 Plusに対応したアプリは情報量が多くなりメリットが大きい
- iPhone 6 / 6 Plusに未対応のアプリはただ単に文字が大きくなっただけでかっこ悪い(スマートでない)
- iPhone 6 / 6 Plusに未対応のアプリは画像がぼやけたものもある
- キーボードのサイズが2種類ある
やっぱり大きな画面は見やすくて情報量も多く表示できます。これが最大のメリットと言えるでしょう。入力に関してはまだ恩恵を実感できていませんがブログ更新なんかも、これまでのiPhoneより快適に、iPadより手軽にできると期待しています。
iPhone 6/6 Plusに対応、未対応の違いも少しずつ分かってきました。
未対応のアプリはただiPhone 5sまでの画面が大きく表示されているだけ。つまり「一応動いている」レベル。「今のiPhone6 Plusは単なるらくらくホンでファブレットではなかった」というブログ記事がありましたが、キモは「今の」という部分ですね。
未対応アプリではキーボードも単純に巨大化しちゃってるんで違和感ありまくりで、文字やアイコンもバカでかい。iPhone 6 Plus ではさらに際だって感じます。
一方の対応アプリは、キーボードも最適化され、表示領域も広く使えています。こうなれば大きな画面のメリットを享受できます。
現状はiPad登場の時期に似ています。既存アプリの資産を無駄なく活用しつつ、新しいステージで活用できるアプリ開発が待たれます。
iPad登場の時と違うのは、iPhoneが確実に「次のステージに移った」と言うことです。
iPhone 4s から iPhone 5 の画面サイズに移ったときは画面サイズの調整だけでした。(その裏で大変な技術的な作業はあったとは思いますが)
iPadの時はiPad対応のアプリを作らないという選択肢もありましたか今回は違います。遅かれ早かれiPhone 6/6 Plus対応が求められます。
対応されない(しない)アプリは、iPhone 4s から iPhone 5 の移行期で自然淘汰されましたが、同じことになりそうです。
日本での普及率と買い換えの頻度を考慮すると2年以内には、iPhone 6/6 Plusの画面サイズがスタンダードとなるでしょう。(メジャーアプリは数カ月中に対応すると予想します。)
アプリ作成者の皆さんは、iPhone 4s、iPhone 5、iPhone 6 / 6 Plusの4種類の画面サイズで設計・テストが必要になります。大変だろうなぁ……。
Androidまでではないとはいえ、これまでのiPhoneのメリットが半減したのは気になるところです。今後、1,920×1,080がAndroidを含め全てのスマホのスタンダードになれば、ずんぶん楽になるでしょうね。
取り合えずはiPhone 6対応だけして、iPhone 6 Plusはアイコンなどは拡大表示で逃げるアプリとかが増えそうですね。iPhone 5の時にあった、アプリ説明欄に「iPhone 6 / 6 Plusに対応しました。」としうコメントが欲しいところですね。
iPhone 6 Plus 購入前の疑問と回答
iPhone 6 Plus 発売前の9月13日に「iPhone 3GSから毎年買い換えている私がiPhone 6 Plusを買った理由&不安なこと&SIMフリーにした理由 | ひとぅブログ」という記事を書きました。
その時の疑問と回答を書いておきましょう。
購入前の疑問
- 112gから172gの重量増の影響
- 326dpiから401dpiになり比率が変わる影響
- 1136×640から1334×750(または1920×1080)になりアプリ画面に黒帯ができるのか
- フリック入力ができなくなるのでは?
購入後の回答
- そもそも持ち方が変わる(変えざるを得ない)ので重くなったのは気にならない
- 401dpiへの詳細化は特に感じない(326dpiでもじゅうぶんきれい)
- 縦長くなったいど画面の見た目の違和感は特にない
- 既存アプリは黒帯がつくことなく拡大表示して普通に使える
- 画像やアイコンがぼやけてしまうアプリはある
- 片手でフリック入力は事実上不可(届かない部分がでてくる)
- iPhone 6 ならギリギリできるかも
- フリック感は引っかかりなどはないが大きさがミスタイプをたまにする
心配していたことは特に問題無く対応、考慮済みでした。この辺はさすがです。慌てることなくじっくりとサイズアップを進めていくのはiPhoneの画面大型化が必須だったならば最善の進め方だと思います。
画面が326dpiから401dpiにUPしたことによる見た目の違いは特にないです。翌みれば確かに細かいかな。というレベルです。画面はiPhone 5sよりもiPad mini Retinaよりくっきりきれいです。
既存アプリの挙動についても黒帯など入ることがなくきれいに拡大表示されていて一安心。文字がバカでかい!という根本的な問題はあるんですけどね。文字が大きすぎる点を気にしなければ、これまで通りには使えるので開発者に時間的猶予はあると思います。
今は未対応なので仕方ありませんが、画像やアイコンがにじんで表示されるのが不マートでなくて嫌なんですよね。「とりあえず対応しました感」が安っぽくて。iPhone 6化の時にPlus用の画像も準備をお願いします!!
フリック入力は片手ではできなくなりました。問題かしていた「ながらスマホ」は物理的に閲覧以外できなくなると思います。立ち止まって両手で操作をする。これが今後の基本的なポジションになりそうです。
iPhone 6 Plus のGoodな点、うーんな点
Goodな点
- 画面が大きくて情報量がUP
- 画面がきれい
- 新しい何かが始まりそう
最後は希望的観測が入っちゃっていますが、これに尽きます。これまでのiPhoneの画面の大きさに不満があった人は、iPhone 6 Plusで間違い無しです。
iPhone 6/6 Plusに対応したアプリは画面を広く使えて、ホントに快適です。予想していましたが、一度、広い画面に慣れるともう狭い画面では使えなくなるでしょう。
極端な比較をしてみました。iPhone 4s と比べるとこんなにも違います。iPhone 4sは名機で一番のお気に入りですが、並べると、iPhone 6 Plusは完全に「次のステージのiPhone」と強く感じます。
うーんな点
- 大きい
- 片手で操作が(ほぼ)できない
- iOS 8の機能で「?」な部分も
- iPhone 6 / 6 Plusに画面対応したアプリが少ない
- 新しく@3xの書き出しサイズになった
やっぱり大きいです。 街の中で使ってみましたがこれまでの携帯電話とは全くの別ものという覚悟(認識)で選択が必要です。利用シーンや使い方まで大きな変革が必要になります。
今までのiPhoneの延長がいいならiPhone 6をおすすめします。
また、iPhone 6 Plusで、@3xになったため、(3÷2)÷(401÷326)=1.22とアイコンのサイズなどに違いが出ます。この点が今回最もガッカリした点です。iPadの時にminiが登場して既にアイコンの大きさ違いは体験していましたが、iPhoneは326dpiは守って欲しかったかな。
ちょっとマニアックな話しになりましたが、時代はレスポンシブということですね。。。開発負担が増えるしAndroidとiPhoneの最も違う部分だと思っていたのになぁ。iPhoneの開発メリットは「それでもまだAndroidよりも検証機の数が少ないよ」というちょっとしんどい説明になりそうですね。
iPhone 6 / 6 Plusの違い
iPhone 6 Plus にして良かった点
- 画面が大きい、広い
- フルHD(1,920×1,080)、401dpiの画面の充実
- 電池持ちの良さ
- 静止画撮影時の光学手ぶれ補正
- iPhone 最上位機種という満足感
「画面の大きさ」、「解像度の高さ」、「バッテリーの持ち」、「光学手ぶれ補正」。この4つがiPhone 6との差で実感できるのは実際には一つ目と三つ目でしょうか。
特に画面の広さは今回、大きいiPhoneを体験したい。という思いが強かったので、6 Plusを選択しましたが、今のところ満足しています。iPhone 6 Plusを使うための環境を整える予定です。
最後の項目は、、、自己満足ですね。(^_^;)
iPhone 6 がいいなと感じた点
- iPhone の正統進化版
- 片手で操作が何とか可能っぽい
- 326dpi、@2x書き出しでPixel Perfectな仕様
何といってもiPhone 6がiPhoneの正統進化版の機種になります。解像度が変わりましたがこれまでの@2xが踏襲されています。この点はiPhone 6の方が好きです。
本体サイズもNexus 5とほぼ同じ。スマホのサイズはこの大きさが正解なのかもしれません。でもNexus 5は2013年11月に発売で1,920×1,080だったり、4万円しなかったりしますが……。
まとめ
長文お付き合いいただきありがとうございます。そろそろまとめましょう。iPhone 6 / 6 Plus について最後にもう一度、考察したいと思います。購入を検討中の方は参考にしてくださいね。
iPhone 6 か iPhone 6 Plus で悩んだら?
前述しましたが、iPhone 6とiPhone 6 Plusの主な違いは、「画面(本体)の大きさ」、「解像度の高さ」、「バッテリーの持ち」、「光学手ぶれ補正」の4点です。
これまでの iPhoneと同じように使いたいなら、iPhone 6を、さらに大きな画面でより快適につかいたい。大きくなっても持ち運びで順応できる方は、iPhone 6 Plusを購入されればいいかと思います。
ちなみに定価ベースで価格差が1万円あるのも一応検討材料の一つかもしれません。
iPhone 6 / 6 Plus はAndroid化したのか?
これは間違いなく「Yes」でしょう。これまでのAppleでは考えられない戦略だと思います。片手でスマートにいつでもどこでも操作できる電話機だから、スマートフォンなはず。大型化すれば、情報量が増え快適に利用できるようになる代わりに、スマートではなくなり、機器か中心になりいろんな弊害が出そうで心配です。
iPhoneの大ヒットで既に街中でスマホを使うことに抵抗がなくなり市民権を得てると言えるかもしれませんが、Androidに似させる単純な大型化ではなく、違う方向の進化ができたのではないか?と思えて残念なのが正直な、iPhone 6/6 Plusの感想です。
Appleは凡人が思いつかないような「違った方向の進化」を提示してくれるかなと期待しているのですが、このような進化したできないのかも。
でも、今回、Androidに似ちゃったので、iPhone → Androidの移行に抵抗が少なくなってしまうと危惧してしまうのは私だけでしょうか? 私ですらNexus 5 2014が出たら試してみるかもと考えるほどですからね。。。
結局、iPhone 6 / 6 Plus は買いなのか?
正直、今の時点では「待ち」が正解だと思います。アプリの iPhone 6/6 Plus 対応が進み、iPhone 6 と 6 Plusの特徴と、自分の生活シーンと重ね合わせてよく検討してからでいいかな、と思います。
ハードとして完成度が高く、Appleが今後この方向で進んでいくのは間違いありませんが、iPhone 5s ユーザーは慌てることは無いでしょう。iPhone 5 ユーザーも同じくもう少し時間をかけて検討するのもいいかもしれません。
さいごに
iPhone 6 / 6 PlusはiPhoneの歴史上、最も変化が大きかったので、考察事項もたくさんありました。ユーザー視点からのiPhoneの感想としてお読みいただけると幸いです。
私はこれまでは、外出先ではiPhone、家ではiPad mini Retinaディスプレイモデルを使っていましたが、iPhone 6 Plusで両方を兼ねようと思います。
ブログをがっつり書くときは家では MacBook Proを、外出先ではMacBook Airを使っていました。しかし、4月以降はMacBook Airを持ち出すことはほぼ無くなり、外出先でのブログ更新はほぼ無くなりましたが、iPhone 6 Plusでは外出先でも記事が書けるように準備を進める予定です。
さぁ、iPhone 6 Plusをもっともっと使い倒すぞ!!!