URL短縮サービスはTwitterなどで利用者が増え、一般的なサービスとなりましたが、収益面で難しいという問題が表面化しています。
tr.imが閉鎖を発表し、その後譲渡先を模索すると再度発表したり混乱が続いていました。一度利用された短縮URLが切れるのはもっとも避けたい事態で懸念されていました。結局オープンソース化してコミュニティにサービスを移管されることで落ち着きました。
その他に総合的に救済をするサイトも準備が進んでいます。
URL短縮サービスが終了したら、そのサービスで生成した短縮URLはどうなるのか――こうした問題を解決するためのURLマッピングディレクトリサービスが間もなく立ち上がる。
「301works」と呼ばれるこのサービスは、短縮URLと転送先の本来のURLのマッピング情報をアーカイブ化して、URL短縮サービスが終了しても短縮URLが正しく転送されるようにする。データアグリゲーション企業Gnipが運営を担当し、bit.lyやAdjixなどのURL短縮サービスが参加する。
マイクロブログサービスTwitterやソーシャルサイトのステータスアップデートの利用増で、URL短縮サービスの利用は急速に増えている。しかしサービスを収益に結びつけるのは難しいようで、8月上旬にはURL短縮サービスtr.imが閉鎖を宣言している(tr.imはその後サービス終了を撤回した)。このとき、サービス終了後にtr.imの短縮URLがどうなるのかを懸念する声が上がっていた。
短縮URL、サービス終了後も使えるように――ディレクトリサービス始動へ – ITmedia News
tr.imはこのサービスを「(競合サービスの)bit.lyの宣伝行為」と批判しているようですが、継続させる選択肢のひとつとしては歓迎することではないでしょうか。