URL短縮サービスのビジネスモデルがまったく思いつかないのですが、どのように収益を確保しようと思っているのでしょうか。恐らくは大手企業に買収してもらい、はい、おしまい。と考えているのではないでしょうか。大手企業はサービスのネームバリューを買収するだけでこれで収益を目当てにしない、という構図になるのだと思います。
ただ、こうなるためには上位1位、2位までのサービスしか可能性はなく、その他のサービスは、tr.imと同じような道をたどることになるでしょう。しかしここで迷惑を被るのは一般ユーザーです。
これまでのURLがリンク切れすることになるのですが、これは何としても回避して欲しいと思います。方法はいろいろあると思います。
- URL転送の転送
- Twitterなど企業のサイトに投稿されたコンテンツは他サービス(または元URL)に置き換え
一つ目はサービスを終了する企業の誠意と引き継ぎ先の強力が必要となるのですが、例えば、tr.imのURLをクリックすれば、bit.lyにリダイレクトされ、そのまま変換し元URLに転送すれば問題は解決します。
二つ目はTwitterが推奨しているbit.ly用のURLに置き換えれてくれればtr.imドメインが失効しても問題が発生しません。
どちらも原理は簡単ですがいろんなハードルや負荷的な問題などがあり難しいと思いますが、今後、URL短縮サービスが淘汰される事を思うとそろそろ真剣に検討しておいた方がいいように思います。
ただのつぶやきでも立派な財産、コンテンツなのですから。
【2009/8/12 20:30 追記】
ユーザーからの強い要望でサービスを再開したそうです。身元のしっかりした企業への譲渡を目指すのだそうです。
URL短縮サービスtr.imが、閉鎖を発表してからわずか2日後にサービスを再開した。
tr.imは「収益化が困難」という理由から、8月9日にサービス終了を発表した。しかし継続を望む声が多かったため、再開することにしたという。tr.imの今後については検討を続け、その間無期限にサービスを継続するとしている。
ただしtr.imのスタッフは、同サービスを存続させたいが、ほかの企業に譲渡することしかできないとしている。短縮URLを悪用しない、身元のしっかりした企業への譲渡を模索していく意向を示している。
終了宣言から2日、URL短縮サービスのtr.imが再開 – ITmedia News