2009年夏モデルの新機種発表が各社からありましたが、中でも最も注目したいニュースは、「iモードブラウザ2.0」の発表ではないでしょうか。これまで、「携帯専用サイト」をPCサイトとは別に作る必要があって大変な目にあってきたウェブサイト制作者さんたちの苦労がかなり軽減される機能追加だと思います。
しかし、Cookie機能、テキストのコピー&ペースト機能、Ajax、CSS対応等々……、大変魅力的な機能追加ではあるのですが、正直な感想は「またやっかいなものが増えた」という感じです。
ただでさえ携帯電話各社の端末に対応するために苦労をしているのに、iモードだけでも従来の仕様+iモード2.0となった訳で、テスト工数が増えるだけです。
それよりも一番の不満は、いつまで携帯電話独自仕様を貫くのか。という点。
iPhoneやスマートフォンの台頭により、携帯電話とパソコンのウェブサイトといった垣根が無くなってきている昨今、iモードブラウザ2.0よりも、フルブラウザを標準ブラウザとして、都度ソフトバージョンアップで機能追加を可能にするほうがより有意義だったのでは無いでしょうか。