20090511
Version 3.10 公開
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ジェーン、ヤフーとの業務提携に関するお知らせ
ヤフー株式会社と業務提携しました。
検索バー等から簡単にYahoo! JAPANでキーワードを検索できるようになりました。
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・メインツールバーに検索バーを追加した
・「選択されたエンジンで検索」
デフォルトでは「Yahoo! JAPAN」で検索を実行するクエリを外部ブラウザに送ります。
・「Amazon.co.jpで検索」
Amazon.co.jpの商品を検索するクエリを外部ブラウザに送ります。
・「スレッドタイトル検索」
スレッドタイトル検索を実行して、スレ一覧/レス表示覧に検索結果を表示します。
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え?機能追加やバグ修正は無いの?と驚きました。Yahoo!と提携し検索窓をデフォルトで表示し、Amazonのアフィリエイト広告を設置した。というのが今回の大きな変更点。
特に変わった様子は無い?そんなことはありません。
ぱっと見ただけではその差は分かりませんが、画面右上にYahoo!の検索窓が表示されています。
さらに右クリックをすればYahoo!で検索できたり、Amazonで検索できたりします。「選択範囲をスレッドタイトル検索」は今回のバージョンアップで唯一使える機能、ともっぱらの評判です(^_^;)。
一つ目の画面上部に表示されるYahoo!の検索窓は、他の検索エンジンを追加したりデフォルトの表示を変更したり、非表示にすることができます。(メニューバーで右クリック→「メイン検索バー」のチェックをOFF)
しかし二つ目のYahoo!やアマゾンでの検索は消せません。これには不満が続出しているようです。確かにこれはうっとうしいですね。ちなみにVer3.03の画面は下の画面です。(その差は歴然!)
批判的な意見が多いなか、「検索バーは削除したらいいだけ。それぐらいで騒ぐな」「無料で使わせてもらっていて文句をいうな」という意見も一部で出ています。2月に法人化したときに、このような方向に進むことは心配されていましたが、それが現実のものになった、という事ですね。
今回は批判的な意見が多いのは「Yahoo!との提携」という問題以前に「法人化してユーザー目線でなくなった」と心配する声です。これはJane Styleを愛用しているユーザーからの本当の声だと思います。「法人化」した時点で当然利益を出さなければ存続は不可能です。利益を求めることは当然で、今回の事は早期に収益源を確保して今後の開発体制の足固めをした、とも言えるでしょう。
今回の一番の問題点は、山下氏とユーザーとの思いの乖離だと思います。法人化したことで収益源を確保することはちゃんと説明をすれば誰もが理解できると思います。
お知らせで発表されたYahoo!との提携について以下のように説明されています。
【業務提携の目的】
ジェーンはYahoo! JAPANにユーザーを誘導することで、Yahoo! JAPANの広告事業の収益拡大を図ります。
またジェーンはYahoo! JAPANの提供するサービスの活用により、
より一層ユーザーに満足していただける製品やサービスの開発を図ります。
ここは正直に、「収益源を確保し足場固めをした。これからを期待して下さい!バグの改修が遅れてすみません!」と書いておけばユーザーの反応も少しは違ったのではないでしょうか。とても残念です。
恐らく今回の提携でJane Styleのユーザー離れは進まないと思いますが、今後の株式会社ジェーンの行動に注目が集まります。山下さん、たのんますよ!