基本料金(回線使用料)は、利用種別(事務用・住宅用の区分)やお客様のご契約いただいている弊社の電話サービス取扱所の種類によって金額が異なります。取扱所は区域内通話でかけられるお客様の数によって1?3級に分けられております。
1級取扱所 50,000未満(主に市外局番が5桁の下記以外の地域)
2級取扱所 50,000?400,000未満(主に市外局番が4桁(一部2?3桁の場合有り)の都市部及びその周辺地域)
3級取扱所 400,000以上(主に市外局番が2?3桁の主要都市部:例・札幌市・仙台市・東京23区・横浜市・川崎市・名古屋市・京都市・大阪市・神戸市・広島市・福岡市・北九州市)
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取扱所ごとに値段が違い、NTT西日本の場合は以下の通りです。
私の住む地域は、「3級取扱所」になるので1,785円となります。(地域の詳細はこちら→NTT東日本・NTT西日本(PDF))
地域別価格は別に珍しいことではないのですが、その理由がイマイチ納得がいかないのは私だけでしょうか?
NTTの説明では、「市内料金でかけられる電話番号が多いので基本料が高い」という理論のようですが、現在の情勢でその説明は説得力があるのでしょうか?
そもそも一般的な「地域別価格」の根拠はいくつかあってマクドナルドなどの場合は「都市部は賃料や人件費が高い」といった理由から致し方なく価格差をつけています。一方で「取りやすいところから取るほうが手っ取り早い」という考えもあります。この考え方は「独占企業」が考える思考でいわゆる官僚的な思考と言えるのではないでしょうか。
このNTTの価格設定は後者の部類に入ると思います。
マイラインやブロードバンド、IP電話が普及した昨今、市内通話料金と市外通話料金で差がない場合も多いのです。この時点で「市内料金でかけられる電話番号が多いので……」という説明は成り立ちません。NTTの回線だけを利用していればその通りなんでしょうけども、実態はそんな事にはなってません。
都市部は維持費が高い。と言う意見も説得力に欠けます。都市部であれば利用者も多く効率もいいはずです。維持費は地方の方が圧倒的に高いでしょう。事実、「ユニバーサルサービス料8.4円/月(税込)」なるものも無条件で徴収されているのはそれを証明しています。
そもそも価格差をつけるならば、1級取扱所が一番高く、3級取扱所を一番安くするのが普通の企業の考え方なのではないでしょうか?そう言う意味ではNTTには悪しき習慣が残っているのかもしれません。
ユニバーサルサービス料が課せられてる現状では、せめて「○級取扱所」という制度を廃止し、全国統一料金にして欲しいものです。
この辺についての議論を見かけないのですが、みなさん、納得されているのかなぁ?その辺が気になったりします(^_^;)。