オーマイニュースは3月25日、同社の運営するニュースサイト「Oh!MyLife」と「OhmyNews」を2009年4月24日をもって閉鎖することを発表した。
OhmyNewsは2006年にサービスを開始した。一般のインターネットユーザーが記者となり、記事を寄稿していた。2008年9月には「Oh!MyLife」と名称を変え、生活に密着した情報サイトにリニューアルした。
市民記者による投稿受付は3月30日、サイトの更新は4月3日で終了となる。記事アーカイブは4月24日まで閲覧できる。4月25日以降はデータベース上にある記事の全データが完全に消去され、サイトおよび各記事にアクセスできなくなる。
オーマイニュース、4月24日にサイト閉鎖:ニュース – CNET Japan
結局、オーマイニュースは日本では定着しなかった、という事ですね。サービスを開始した2006年当時でも日本では、2ちゃんねるやブログなど個人が情報を発信する機会や意見を交換する場は完成されていました。
その中であえて「市民記事」という形はピンと来なかったのでしょう。ブログと新聞など報道機関との間の位置づけが狙うポジションだったのでしょうけど。2008年9月に大幅なリニューアルをしましたが、修復は難しかったようですね。
私は「市民記者」という形でのサイトを運営できるのならば素晴らしい思想だと思うのですが、やはり「市民記者」も財産なのです。如何に優秀な記者を集められるかがキーポイントになってしまい、不幸にも集まらなかった事も要因のひとつでしょう。
また何らかの見返りがなければやってられないでしょう。2,000円程度の掲載料がどうこうと当初話しがあったようにも記憶していますが、掲載料欲しさに群がる程度が低い記事をどのように精査するか……。この辺が一番難しいところ。恐らくこの形でのビジネスモデルは成立しないと思います。