Gmailにまた新しい機能が追加になりました。「送信取り消し機能」で、送信後に添付ファイル忘れや間違った人に送ってしまった!などと言った直後の失敗に有効です。
Gmail Labsでの提供となるので、いつもの通りに言語を英語にしてGmail Labsの「Undo Send」を有効にすればOK。後は日本語に戻しても動作します。
送信直後、5秒以内ならば取り消しができます。
これってとても便利な機能なのですが、なぜか無いんですよね。それはメーラーがSMTPサーバに接続した時点でメーラーの範疇から離れてしまい、あとはサーバ間の話しになるので、一度投げちゃったメールの制御はできないのです。
Exchangeサーバなど社内メール間なら取り消しができる機能などもありますが、自身の管理下にあれば可能ですが、インターネットの世界ではそうはいきません。
そのような事情から、インターネットメールではメールの取り消しはできないもの、と諦めていましたが、このGmailの取り消し機能の実現方法は、盲点でした。実に簡単で、メーラーからメールを送るタイミングを少し遅らせれば、ユーザーが取り消しできる時間を与えることができるのです。
これは一般のメーラーでも簡単に実現可能ですね。設定で「メールの送信後○秒後にSMTPサーバに接続する」があって、その間ならば取り消しができるようにすればいいだけです。この機能はぜひ搭載して欲しいと思います。
メーラーの場合は一時保存をしてまとめて送受信する、という方法もありますが、ダイヤルアップの時代は「送受信機能」を使いましたがブロードバンドが普及した昨今、このすぐに送信するようになりましたもんね……。