マイクロソフトは事実上自ら、WindowsVistaを「失敗作」と宣言しちゃっていますよね。そう言う意味でもWindows7の開発を急いでる訳ですし……。(カーネルが6.1なのに7というのには失笑しましたね……)
そんな失敗作を掴まされたユーザーはどのような心境なのでしょうか?買い控え対策で法人向けに「いま「Windows Vista+SA」ならWindows 7へ無償アップグレード ? @IT」を打ち出しました。
この中でマイクロソフトの中川氏のコメントに愕然としました。
Windows Vistaの企業での導入の遅れが指摘される一方で、β版が公開されたWindows 7への期待は高まっている。だが中川氏は、「いま投資するのであればVistaをお勧めする」とコメント。特に、年度末から春にかけてのIT投資のタイミングに合わせて検討してほしいという意向を示した。
中川氏は、昨今の厳しい経済状況の下では、これまでのように無尽蔵に投資することは考えられないと述べ、システムの管理にかけている不必要なコストを削減する必要があるとした。この点Windows Vistaは、セキュリティ対策やユーザーサポート、管理などに要するTCOを削減することができ、ある調査によると、PC 1台当たり約6万円の削減効果が得られるという。
いま「Windows Vista+SA」ならWindows 7へ無償アップグレード ? @IT
全く企業のことを考えていないですね……。WindowsXP→Vista→7へのアップグレードの労力の大変さや、社内システムの検証作業、維持管理作業の大変さを……。自社さえ儲かればいいのか?と腹が立ちます。そもそも「無尽蔵」に投資させたのはどこの誰よ?と言いたいです。
まぁ、ひとまず法人向けは置いといて、個人向けにはどうなっているのか。
Windows 7 待ちの PC 買い控えへの対抗策として考慮されているらしい。対象は Vista Home Premium、Business、Ultimate で、Vista Home Basic、Starter Edition、XP は対象外。それぞれ、Vista Home Premium と Ultimate は Windows 7 の同名の Edition、Business は Windows 7 Professional へのアップグレード権を配布という。ことの真偽や、対象が既に購入済みの Vista も含まれるのかなど、今月新規 XP マシンを買ったばかりのタレコミ人には判断がつきかねる。情報をお持ちの方のコメントを望む。
Windows 7 β、一般公開終了。そして…… – スラッシュドット・ジャパン
こんな情報も出てきていますが、要はこれも買い控え対策。
マイクロソフトには、既存ユーザーに対し無償とまでは言わなくても格安でWindowsVistaユーザーにはWindows7へアップグレードできるようなサービスを準備してもらいたいところです。
WindowsVistaの現状を見ると、本来ならSP2として提供されてもおかしくないくらいなんですから……。この件についてはウォッチしていきたいと思います。