ついに米アマゾンが電子ブックリーダーの最新作「Kindle 2」を発表しました。初代は2007年11月頃に発表となり約1年で50万台以上を販売した模様。2では不満点をおおかた解決した仕様となっているようです。
「薄い・軽い・長時間・無線LANで自動更新」私が、先日勝手に予想した理想の電子ブックリーダーにかなり近い仕様で興味があります。お値段が少々高めですが、現時点ではこんなものなのかもしれません。個人的にはキーボードは不要なように思うのですがどうなのでしょうかねぇ?
さて書籍業界のiPod+iTunesStoreとなるべく動きをしつつあるKindleですが日本への上陸はあるのでしょうか?現時点ではまったく未定なようですが、iTunesStoreの時と同じように“業界”が断固阻止しているのだと容易に想像できます。
しかし、日本っていつまで経っても新しいものを受け入れない固執した体制ですね。走行している間に、世界的な標準仕様が確立され結局日本もそれに飲み込まれる。最後は日本企業全体として利益を損なってしまっている……。これがここ10年ほどの各業界の悪い流れになっています。音楽業界であれほど痛い目にあったのにまだ分かっていないというのが残念です。
遅かれ早かれ日本でもKindleは発売になるでしょう。(おそらく3年以内に入ってくるでしょう。)その時に日本の出版業界はどのような対応を取るのでしょうか。その時を待っているだけではその時になってはもう手遅れなんですけどね……。