ふと気づいたのですが、Google AdSenseで表示されている広告のリンク先が「doubleclick.net」ドメインに変更になっています。
ネット広告大手のDoubleClickはGoogleが2007年に31億ドルで買収(完了は2008年3月頃)した訳ですが、それまでのGoogle Adsenseと統合したようです。テキスト中心だったGoogle Adsenseと画像バナーも取り扱っていたDoubleClickがうまく融合できたならば最強のコンビです。
しかし一般ユーザーにはそんな事は関係なく事情を知っている人も多くはないと思います。「Google Ads」と広告上に表示しているにも関わらずリンク先が、「doubleclick.net」になっていると怪しいと思うユーザーもいるのでは無いでしょうか。
この件を少し調べてみると、以下の記事を発見。
そのひとつが、利用者ごとの広告閲覧の上限設定。広告主は利用者がひとつの広告を見る回数をコントロールすることによって、同じ広告を何度も見せないようにすることができる。
また、広告キャンペーンを見た人の数、回数や平均値、広告を見たあとにサイトを訪れた人の数もレポートされる。また、広告品質の改善によって、コンテンツネットワークにおけるパフォーマンスも改善されるとしている。
Googleはこれらの機能を、DoubleClickの広告配信クッキーをコンテンツネットワークに導入することによって実現しており、広告主やパブリッシャー側は特に変更の必要はない。また、利用者側もひとつのクッキーをオプトアウトするだけで、DoubleClick広告配信とGoogleコンテンツネットワークの両方をオプトアウトすることができる。
Google、同じ広告を何度も見せないコントロール機能をクッキーを使って実現:MarkeZine(マーケジン)
とあります。
ぱっと見た感じではどうって事はないように見えますが、これは利用者側からすれば気持ちのいいものではありません。COOKIEを使ってこちら側の動向を把握できる。という新たなプライバシー侵害の懸念が出ているようです。