Apple IDのセキュリティ強化策として、2ファクタ認証なるものが搭載されています。
iPhoneやiPadなど、Apple製品を新しく設定する時に気づかずに、有効にしてしまった、という方も多いのでは無いでしょうか?私もそのひとり。
Apple ID 2ファクタ認証が有効になると、アカウントにログインする際に、Apple IDとパスワードの他に、信頼できるデバイスまたは、登録した信頼できる電話番号が必要になります。
https://support.apple.com/ja-jp/HT204915
ログイン方法の変更
Apple ID 2ファクタ認証が有効になるとログインが変更されます。
従来のログイン
1. Apple IDとパスワードでログイン
2ファクタ認証有効でのログイン
1. Apple IDとパスワードでログイン
2. 信頼できるデバイス、または、信頼できる電話番号に送信される6桁の数字を入力
信頼できるデバイス、電話番号とは?
信頼できるデバイス、信頼できる電話番号は、それぞれ1つ以上登録が必要です。
信頼できるデバイスとは、
iPhone、iPad、Mac、iTunes・iCloudがインストールされたWindows PCが設定できます。
信頼できる電話番号とは、
SMSを受信できる電話番号、または、音声通話を着信できる電話番号のいずれかを登録できます。
iPhone 1台の場合は特に注意!
iPhoneを1台だけ所有している人は特に注意してください。
信頼できるデバイスをiPhone、信頼できる電話番号をiPhoneの電話番号を設定していませんか?
iPhoneを紛失した時に、Appleアカウントにログインしたい場合に、2ファクタ認証 6桁の数字を受信する手段がないため、Appleアカウントにログインできなくなります。
この状況の方は、特に注意しましょう。
iPhone以外に信頼できるデバイスを増やすのはハードルが高いので、信頼できる電話番号を、iPhone以外の番号を1つ以上登録しましょう。例えば、自宅の固定電話や、両親・家族の携帯電話の番号を検討してください。
Appleのデバイスを複数持っていてもウザい!
Apple ID 2ファクタ認証を有効にした、iPhoneやiPadの機器を複数持っている場合も、実はうっとうしいことになります。Appleアカウントでログインする度に、確認メッセージが送付されます。
プッシュ通知がウザいのです。あなたのiPhone、あなたのiPad、子どものiPad、家族共用のiPadなどにも、テロリンとプッシュ通知されます。
2ファクタ認証を一度、有効にすると2週間を経過すると無効にできなくなる
Apple ID 2ファクタ認証は、最近登録した人は初期から有効になっていますが、既存ユーザーは任意で設定可能です。一度、2ファクタ認証をON、有効にすると、2週間以内なら、元に戻せますが、2週間を過ぎると、無効、OFFにできないので注意が必要です。
Apple IDの安全性を高めるための手段なので、必要なものであることは理解しますが、任意で有効・無効を設定させて欲しいですよね。