Audibleが2018年8月28日に、聴き放題サービスからコイン制に移行されました。売り切りの形に変更され、一度購入したコンテンツは月会員を辞めても引き続き聴くことができるようになりました。
会員のメリットはと言うと、(これまでと同額の)月額1,500円で1か月1コインが付与され、コンテンツと交換できます。現金で購入も可能で30%引きとなります。
会員専用の聴き放題メニューも一部存在します。(ラジオ的なコンテンツが対象です。)また、お得な複数のコンテンツをパックも限定で提供されます。
会員の最大のメリットといえば、購入後365日以内なら返品が可能、という点でしょう。返品は「お気に召さなければ」可能と公式サイトに記載があります。
今回は、実際にコインでの購入と返品手続きをやってみたのでご紹介します。
コイン制がスタート!ダウンロード済みオーディオブックは削除されなかった
8月28日朝、Audibleアプリを起動すると、自動でコンテンツ移行が始まりました。1分ほど待ってね。というので待っていましたが、移行は終わりません。
10分ほど待ってもこの画面から変わらず。うーん。困ったものです。28日の朝は利用を諦めました。
お昼休みに開くと無事、移行ができたようです。
意外なことに、端末にダウンロード済みのオーディオブックは削除されていませんでした。そのまま再生できます。試しに端末から削除してみて、クラウドから再ダウンロードをしてみましたが、これはできませんでした。 当然ですよね。(笑)
今後、強制的に端末からオーディオブックが削除される日がくるような気がしますが、それまでは大切に保存しておこうと思います。
コインで交換してみた
実際にコインで購入してみましょう。Androidではアプリ内からストアにアクセスして、そのまま購入可能です。(iPhoneではできないようです。)
本によって価格が違いますが、「犬にきいてみろ」は、1冊3,500円也。会員なので30%引きになったとしても2,450円。映画より高い価格設定、みなさんはどう感じますか?
ここでは、「1コインで購入」をタップします。
「注文を確定する」をタップします。
端末に自動でダウンロードは始まりませんでした。上部の「クラウド」を選択します。
購入したオーディオブックが表示されるので、タップしてダウンロードします。後は、これまで通り、オーディオブックを楽しみましょう。
返品手続きをしてみた
購入したオーディオブックを、気に入らなかった場合は、返品可能です。返品手続きは、PC版のウェブサイトからのみ受付可能です。
アプリやスマホのブラウザからは返品できない
試しにアプリから本当に返品できないか、やってみました。
アプリ内の「アカウント」をタップします。
「購入履歴(返品・交換)」をタップしてみます。
お、返品できるかも?と思いましたが、「返品ボタン」が表示されず、残念ながらアプリからは返品はできませんでした。これは、Chromeからも同じでした。
スマホからでも返品する方法
スマホから返品はできないの? いや、実はできます。Chromeで「PC版サイト」選択すればOKです。
ChromeでAudibleウェブサイトにアクセスします。標準ではスマホサイトに接続され、返品手続きはできないので、Chromeブラウザ右上の「縦の・・・」をタップ、「PC版サイト」をタップします。
PC版の表示に切り替わります。文字が小さくてしんどいですが、ピンチインをして拡大しながら対応してください。「アカウントサービス」をタップして「購入履歴(返品・交換)」をタップします。
スマホ版の画面では表示されない、「返品する」ボタンが表示されています!!
ピンチインして拡大してみました。「返品する」をタップします。
確認と返品する理由を選択して、「返品する」をタップ。
コインはすぐに戻っていましたか。なかなか迅速ですな。
移行時のオーディオブックも返品できる
8月27日最後に聞いていたオーディオブックは無料でプレゼントされましたが、プレゼントされたオーディオブックも返品が可能なんです!!これは正直ビックリしました。
8月28日移行時に、30日無料期間&2コインプレゼントという特典が公式発表されていましたが、実際は、3コインのプレゼント、とも言えそうです。
PC版ウェブサイトからの返品には回数制限がある
アカウントサービスからボタンひとつで返品でき手便利ですが、実は回数に制限があります。回数は公開されていませんが、回数制限に達した後は、カスタマーセンター(電話かメール)に連絡をして返品手続きをしてもらう必要があります。
「返品手続きおよびお客様が次にお楽しみいただける作品が見つけられるよう、お手伝いさせていただきます。」と記載があるように、一手間かけるような仕掛けを設けているようです。しかしこれってAudible自身もコストだと思うのですが、どうなるんでしょうかねぇ?
現在、2回、返品手続きをしましたが、まだ回数制限に達していません。コインは毎月付与されますし、余らせても仕方ないので、気に入った作品は返品せず手元に置いておこうと思います。
さいごに
移行時に若干、バタバタがあったようですが無事、コイン制に移行されたようです。オーディオブックの価格が当日まで発表されず、いざフタを開けると、だいたいが2,000円オーバー。「1,500円で1コインあげるんだからお得でしょ?」感が半端ないと思うのは私だけでしょうか。
会員なら、複数のオーディオブックがパックになったお得なセットや無料で聴けるオーディオも一部あったりします。Audibleのターゲットはコイン制移行後も会員であることは間違いなさそうです。
緩い表現の返品制度を設けたということは、会員になって欲しいけれど、あまり聴かないでね。というのが本音なのかも知れません。
コイン制に移行したAudible。どのような方向に向かうのか? これからも会員を続ける予定です。コンテンツの充実を期待していますよ!!