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NHK教育の停波は本当にエコだったのか?

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12月29日にNHK教育が環境対策事業として放送時間を短縮したという記事を書きましたが、本当にエコなの?どれだけCO2が削減するの?と好き勝手書いちゃいましたが、ホームページにちゃんと載っていました。

12月29日(月)の放送時間は、後0:30?9:30の9時間です。定時の放送時間と比べた場合、前5:00?後0:30と後9:30?翌日前2:50、合計12時間50分短縮することになります。放送休止中は、アナログ放送の全国約3,100箇所の送信所で電波を停めることで、定時放送をおこなっている日に比べ、約17,000kWhの節電、CO2約9.4トンの削減となります。
NHK地球エコ2008|地球エコ2008

12時間50分の短縮で約17,000kWhの節電、CO2約9.4トンの削減となったようで、これだけでも確かにエコですね。NHKの場合、広告収入が無いため収入源の恐れは無いわけで、その他管理費用、番組制作費用(この時間帯は再放送が多いですが、新しい番組もありますよね。)その他もろもろの諸経費も節約できてWinWinの関係ですね。(どうしてもお金の話しになってしまいますね……。)

お昼12時半まで停波するのはあまりにも……って感じですが通常放送でも朝は6時頃から夜は11時頃まででじゅうぶんなような気もします。これだけ録画機が普及しているのですから再放送は極力無くせば放送時間の短縮にもなりそう。

また、前回の記事にnabeさんからコメントをいただきました。

テレビ放送ってアナログデジタル合わせれば1送信所につき500kWぐらいみたいですし、省電力といえば省電力だと思いますよ。

そんなにあるの?と思っていたら以下のページを教えてもらいました。

  • NHKテレビ 周波数・電力一覧(NHK TV frequency & Trancemitter Power list)

わお!こんなにも送信所ってあるのですね。1送信所あたりかなり電力を使っていることが分かります。

ちなみに1kWあたりのCO2換算値は「0.000555t-CO2/kWh」とされていますので(温室効果ガス排出量 – 算定・報告・公表制度について [電気事業者別排出係数の算出方法について])、前述のNHKの発表から計算してみると……

換算1:17000kW÷12.83(12時間50分)=約1325kW
換算2:9.4t÷0.000555÷12.83(12時間50分)=約1320kW

ということになります。

いや?、NHK取り組みのおかげで、大晦日の忙しい時に環境についていろいろ考えさせられちゃいました。NHKの思惑にまんまとはまっちゃったかな?ま、エコの意識も大切ですし、こんなことをじっくり考えるのもたまにはいいかな。

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