「文章執筆の環境を整える。」これは簡単なようで難しい課題です。これまでポメラやポータブック、Windows 2 in 1 PC、Androidタブレット+キーボードの組合せなどいろいろと挑戦してきましたが、当時は最良な選択であったと思う一方で、腑に落ちない事も多くありました。
実はどれも長く持たずすぐに使わなくなってしまい結局はMacBook Proのメイン環境に戻ってきてしまいました。その理由を冷静に分析すると私が文章入力専用機に求める要件は、次であると結論に至りました。
私が考える理想の文章執筆環境とは
- 画面全体に表示されるエディタ画面
- 見やすい画面と美しいフォント
- 賢い日本語入力
- WindowsまたはMacで汎用ソフトを利用できる
- 打ちやすいキーボード
今までの機器はどれかが欠けていて、結局はMacBook Proが理想環境に最も近いため、戻ってきたと言うことになります。
MacBook Proでも入力しやすいキーボードでしたが、より快適な入力環境を構築するために、HHKB Professional BTを購入したのはつい先日の事。
これで理想の環境に最も近づいたと確信しています。
前置きが長くなりましたが、今回はこの続きで、「いつでも快適に文章執筆環境を。」を考えたいと思います。
MacBook Proで理想の環境が完成しましたが不満がゼロになったわけではありません。
- 本体サイズが大きい&重い(15インチモデル)
- キーボードの上にキーボードはやっぱりダサい
この2点です。
これからも解決するには、「Windowsタブレット+HHKB Professional BTの組合せが最強」であると考えました。
そこで今回購入したのが、「ChuWi Hi10 PRO 2in1 タブレットPC Android 5.1/Windows 10 超薄 8.5mm クアッドコア 10.1″ 1920 * 1200 16:9 4GB 64GB」(現在の価格:22,000円、18,500円で購入)です。
普段は22,000円で販売されていますが、2週間に一度のペースでセールをしていますので価格が下がった時に狙うのが良さそうです。私は18,500円で購入しましたが直近は18,000円、最安値は17,500円という時もありました。22,000円では購入せず、じっとセールを待ちましょう!
いつでも快適に文章執筆環境を構築した
まとめると、次の3点セットとなります。Ankerのタブレット用スタンドはお気に入りで何個も購入しています。今回も追加購入。すでに愛用しているHHKB Professional BTとの組み合わせで利用しようと思います!
- 「ChuWi Hi10 PRO 2in1 タブレットPC Android 5.1/Windows 10 超薄 8.5mm クアッドコア 10.1″ 1920 * 1200 16:9 4GB 64GB」(現在の価格:22,000円、18,500円で購入)
- 「Anker タブレット用スタンド」(999円)
- 「PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列/墨 PD-KB620B」(29,700円)
- 「Logicool ロジクール Bluetooth マウス M336 ブラック M336BK」(2,360円、1,628円で購入)
開封の儀
初めて購入したCHUWIのタブレット。どんなんでしょうか。
これがお気に入りのタブレットスタンド。角度を自由に調節でき、安定した品質で満足しています。追加購入しちゃいました。
背面。
側面。
さらに側面。
Hi10 Pro。IPS液晶 10.1インチ。1920×1200のFHD画質です。WindowsとAndroidのデュアルOSとなっています。私はWindowsのみ利用し、Androidは利用しません。
CPUはIntel 64bit Quad Core Z8350、1.92GHz、RAM 4GB、eMMC 64GBという仕様。これで2万円以下は激安としかコメントはありません。
開封しましょう。
内容物はタブレット本体と充電用USB-Cケーブル、ACアダプター、簡単なマニュアル類。以上です。
ACアダプターは日本のコンセントで使えるものとなっており、Output 5V/3.0Aとなっています。
USBケーブルはType-Cです。何と私が初めて手にしたType-Cの機器となります!!意外でしょ??
マニュアル類。簡易なものばかりですが、以外と多いなという印象です。
使用前の注意事項や利用開始方法は日本語での説明もありました。失礼な表現となりますが、「しっかりしてるやん」と感じました。
タブレット本体を見ていきましょう。画面には保護シートが貼られています。
背面はアルミ素材ではなくプラスチック素材です。写真では高い質感があるように見えるかもしれませんが肌触り感はお値段相応と感じます。ただし軽量化にも役立っていると思うし悪くはないです。
側面です。明らかに前回購入した中華タブレットより質感がいいです。材質は背面と同じくプラスチック。左からイヤホンジャック、HDMI、マイク、microUSB、Type-C、microSD、スピーカーとなっています。
底面は別売のキーボードを接続する端子があります。
反対側の側面はスピーカーのみとなっています。いちおう、ステレオスピーカーとなります。
上部は電源とボリュームボタンとなっています。
保護シートを剥がしましょう。ペリペリ〜。
新品なのできれい!画面表面はガラス素材ではなくこちらもプラスチックのように感じます。指の滑りはよくありません。Windowsかつマウスで利用を考えているため問題ありませんが、タブレット用とメインで考えている方はちょっと注意してください。
エッジの作りも悪くありません。
起動させてみました。CHUWI○○。。。読めん!(笑)
WindowsまたはAndroidの起動選択画面が表示されます。私はWindowsのみ利用します。Android予定がなく、レビューなしです。すみません。
Windowsの設定に進みます。日本語もちゃんと選択できます。この後は普通にWindowsの設定となるので割愛します。普通にWindows PCとして設定して使えるようになりました。
ただし、そのままでは使いにくい部分もあり、個人的にいろいろと変更を加えました。この点については後述します。
ANKERの大定番タブレットスタンド。Amazonでも売れまくっているようですが、わが家でもこれで4個目です。(笑)
しっかり安定していて角度を自由に調整できる点が気に入っています。他社から類似品がたくさん発売されていますが、いろいろ使った結果、やっぱりANKERの製品が一番安定しているような気がします。OME製品で実はまったく一緒というものもあったりするのでしょうけれどね。
64GB中、Windowsに割り当てられているのは40.4GB。初期設定直後のCドライブの残容量は26.2GB。ソフトウェアはATOKやテキストエディタくらいしかインストールする予定がないのでこれだけあれば個人的には満足です。
こうして完成した私のテキスト入力に特化したWindowsマシン。画面10.1インチ、超打ちやすいHHKB Professional BTとマウスを搭載し起動も速いですよ。
Windowsなのでちょっとした調べ物や記事の投稿もやろうと思えばできます。私は極力テキスト入力専用として利用しています。総額、50,827円。そのうちキーボードが29,700円で他の機器でも利用しているのでこの出費で快適なテキスト入力環境が構築できて大満足です。
中華タブレットであるChuWi Hi10 Proの技適は?
2万円を切るChuWi Hi10 Proはいわゆる、「中華タブレット」と呼ばれる中国製のタブレットとなります。以前、GearBeatで中華タブレットを購入しましたが、当然、日本の技適を取得しておらず、また品質も低かったため結局、数日で電源をそっと落として、それ以来、押し入れの肥やしととなっているAndroidタブレットもありました。
では、ChuWi Hi10 Proはどうなのか? 総務省の技術基準適合証明等を受けた機器の検索ページで、「CHUWI」で検索すると数件がヒットしました。
本体の型式は、写真のIntelロゴの下にある通り、「CWI529」であり総務省の検索結果にも同様の記載があります。従って技適を通過しており安心して利用できそうです。
Chuwi Hi10 Proのカスタマイズ
Chuwi Hi10 ProはWindows機なので初期設定でもそこそこ快適に使えますが、しばらく使っていると不満点というかもう少し使いやすく設定を変更したくなってきます。
Wi-Fiがぶつ切れする
10分程度使っているとWi-Fiが切れる現象が発生しました。しばらく待つとほとんど復活しますが、しないこともあったりとストレスが溜まりました。Chuwi Hi10 Proの初期不良かと思ったのですが、原因はWindows 10の省エネ設定の関係のようです。
次にご紹介する記事の「2.NetBIOS over TCP/IPの変更」の設定で症状は改善されました。
ちなみにもう一つの「1.電源オプションの変更」は高パフォーマンスが画面に表示されずに設定できませんでした。(謎だ。)
http://sato310.com/contents/windows10_wifi_setting
休止モードをオフ
せっかくのタブレットなのに電源が接続されていないと、10分後に休止モードになってしまいます。電源の管理でそれらをオフにしてもなぜか休止モードに突入!これではどこでもすぐにテキスト入力をする!という最大の目的を実現できません。
休止モードを完全にオフにしてスリープのみに動作するようにしました。久しぶりにコマンドプロンプトを使いました。(笑)
Chuwi Hi10 ProのここがGood!
- 10.1インチFHD Windowsタブレットが2万円弱
- メモリ4GB、ストレージ64GBとスペックもじゅうぶん
最大の魅力は価格に対するスペックの高さでしょう。CPUこそ高くないですがテキスト入力等、CPU負荷をあまりかけない作業であれば、この機種でほぼ事足りるでしょう。
Chuwi Hi10 Proのここがうーん
- 初期設定がいろいろと必要
- 動作が不安定になることがある
これはChuwi Hi0 Pro単体の問題なのか、Windows自体の問題なのか切り分けが難しい所ではありますが、突然通信が不安定になったり処理が重くなることがあります。いつでもどこでも快適に。という点において若干不満が有るのも事実です。
さいごに
いろいろと書きましたが2万円弱でこれだけのクオリティを実現してくる中華パワーにはあいかわらず驚いてしまいます。とはいえ、テキスト入力マシンとして割り切って使うならばいいと思いますがメイン機で使うのは相当厳しいでしょう。
ちなみにこの記事はすべて、、、MacBook Proで書きました。(おーい!!)やっぱり画像が多かったり調べ物をしながらテキストを書くならMacBook Proでないとストレスが溜まります。この点は正直に書いておきたいと思います。
テキスト入力専用マシンに、動画閲覧専用タブレットに。限定的な専用マシンとして利用する目的ならオススメの商品と言えると思います。