MVNO回線を使っていく上で電話機は自分で準備する必要があります。iPhoneのSIMフリー版が定番でハズレがなく長期間利用できます。が、、、なにぶん高すぎます。iPhone 7は78,624円から。iPhone 7sに至っては92,664円から。家族分を複数台準備するにはとても手がでない価格帯というご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで次に検討するのがミドルレンジのAndroidスマホか、1、2世代前の中古のiPhone。3万円〜5万円程度。このレンジのスマホなら2年程度は問題なく利用できるでしょう。
しかしそんな中、これまではエントリーモデルの価格帯だった1万円〜2万円のレンジにまさにミドルレンジと言えるスペックを搭載した機種か登場しちゃいました!!! HUAWEIのnova liteです。
HUAWEIと言えば中国のメーカーで世界中で売れまくっています。(世界第3位でサムスンを抜く勢いです。)
日本でも2016年にはP9 liteが売れまくったのでMVNO回線の店頭で目にした事がある方も多いのでは無いでしょうか。
今回ご紹介するHUAWEI nova liteは21,384円と信じられない価格で早くも2017年のベストSIMフリー機との声も上がっているほどです。
コスパの高いスペックがそこそこなスマホをお探しの方はぜひ参考にしてくださいね!!
nova liteのスペックを確認
スマートフォンには大きく3つのレンジが存在します。エントリー、ミドル、ハイエンド。違いは価格帯と性能です。
レンジ | 価格帯 | 性能 |
---|---|---|
エントリー | 1万円〜2万円 | 解像度が低い、画面が小さい、カメラ性能が低いなど、機能を制限したり落とすことで価格を抑えているが、電話機やSNSは問題なく利用できる。 |
ミドルレンジ | 2万円〜4万円 | カメラ性能が向上し、指紋認証など基本性能も充実。CPUスペックを世代前のものなどを採用しスペックを抑えているが、3Dゲームをいないなら不満無く利用てきる。 |
ハイエンド | 4万円〜10万円 | CPUスペック、画面解像度など最高スペック。全ての利用シーンにおいて快適に利用できる。 |
nova liteは価格帯はミドルレンジの最安価格帯でありながら高いスペックを有しているコスパが高い製品となっています。Android 7.0を早くも採用し、画面はフルHD、指紋認証も搭載。メモリは3GB搭載しています。
項目 | 内容 |
---|---|
対応OS | Android™ 7.0 Nougat / Emotion UI 5.0 |
CPU | Huawei Kirin655 オクタコア(4×2.1GHz+4×1.7GHz) |
メモリ | RAM:3GB / ROM:16GB / Micro-SDスロット(最大128GB) |
バッテリ | 3,000mAh |
連続待受時間 | LTE-FDD:約531h / WCDMA:約670h / GSM:約524h |
連続通話時間 | WCDMA:約21h / GSM:約36h |
ディスプレイ | 5.2インチ, FHD(1920×1080ドット), IPS |
カメラ | メインカメラ:1200万画素(開口部F2.2/AF/BSI)、インカメラ:800万画素(開口部F2.0/FF/BSI) |
通信速度 (受信時/送信時) | 下り(受信時)最大150Mbps(LTE)、上り(送信時)最大50Mbps(LTE) |
通信方式 | FDD-LTE:B1/3/5/7/8/19/28、TDD-LTE:B40、W-CDMA:B1/5/6/8/19、GSM : 850/900/1800/1900MHz |
Wi-Fi | 802.11b/g/n準拠 (2.4GHz), Bluetooth® v4.1 with BLE 最大接続台数:8台 |
その他 | SIM スロット:Nano SIM x 2、測位方式:GPS/AGPS/Glonass/Beidou、センサー:加速度, コンパス, 環境光, 近接, 指紋 |
開封の儀
「NTTコムストア by gooSimseller」から商品が届きました。シンプルな段ボールに入っています。このお店で買うことをオススメします。
私のTwitterアカウントをフォローいただいている方はご存知かもしれませんが、はやりのAmazonプレイス店の詐欺に遭っちゃいました。現在は返金済みですがこの件は機会があればブログ記事に書こうと思います。なので実質、nova liteは3つ購入しましたが、4回、購入手続きをしたのでした。(笑)
nova lite本体はプチプチにくるまれています。
NTTコムストア by gooSimsellerで購入すると端末アフターサポートの案内用紙とMVNO回線のOCNモバイルONEのパッケージが入っています。今回は音声SIM版を購入しましたがデータSIM版もあります。このパッケージを利用すると初期手数料3,000円が無料になるのでMVNO回線を初めて使う人は、利用するとお得です。私はすでに回線を持っているので、横にそっと置きました。
それでは本体を詳しく見ていきましょう。HUAWEI nova liteと書かれたパッケージ。あら不思議。縦の細い部分に書かれているんですね。
ふむふむ。
それでは封をカットして開けますぞ。
すすーっと開けると、縦にnova liteが入っているではありませんか!
これは斬新なパッケージですね!!ちょっと感動しちゃいました。(最終的に3回開封することになり、さすがに3回目は感動はまったく無かったですが……。)
厚めの箱、nova lite本体、薄めの箱の3つ構成となっています。
まずは厚めの箱から見ていきましょう。トレイを開けるピンがこんな所に刺さっています。
箱の中にはまた箱があります。
開けるとイヤホンが入っていました。他にはACアダプタ、microUSBケーブルが入っています。
SIMトレイ用ピンは横から取り出します。少し取り出しにくいかな。でもデザイン重視だからいい!(笑)
ACアダプタは5V/1A。急速充電ではないようです。
もちろんHUAWEIのロゴ入り。
続いて薄めの箱を見ていきます。
中には保護ケースと保証書、クイックスタートガイドが入っています。もちろん、すべて日本語化が済んでいます。
保護ケースは簡易なものですが、専用ケースなのでフィット感は完璧。
必要な箇所だけを保護してくれるタイプ。
背面は滑らない程度の抵抗があり内部が少しざらついてます。
それでは本体を詳しく見ていきましょう。かんたんなビニールがかぶさった状態です。
内側には保護シートは貼られていません。本体の角は丸みがあり高級感があります。まるで某社の某Phoneのようです。ディスプレイの大きさは、ノーマルとPlusの間の5.2インチ。
片手でちょうど持ちやすいサイズ。文字入力は片手でも何とかできる大きさですが、私は両手で入力しています。やっぱり片手でフリック入力はiPhone SEのサイズには敵いません。あのサイズは永遠に出し続けて欲しいものです。
画面の上部にスピーカー、カメラ、近接センサー、通知LEDランプが配置されています。ブラックはほとんどその存在が見えなくてカッコいいです。ホワイトはこの当たりが目立つので、nova liteはブラックの方がかっこいいと感じました。
前面の下部には物理ボタンや画面から独立したボタンはありません。HUAWEIのロゴのみ書かれたシンプルなデザインとなっています。
角の丸みはこんな感じ。2.5Dもの曲面ガラスを採用。とても2万円そこそこのスマホには見えないでしょ??
底面にマイクとスピーカー、充電用microUSB端子があります。まるで…、以下略。
本体上部にはイヤホンミニジャックを搭載。
基本性能をしっかり抑えたスマートフォンと言えます。枯れた技術を踏襲した名機と言えるかもしれません。USB-Cなんていらないよ!イヤホンジャックがいるんだよ!という方にピッタリでしょう。(私もその一人!)
それでは背面を見ていきましょう。
背面は保護シートが貼られていて各ボタンの説明などが書かれています、が、見にくくてほとんど読めません。すぐに剥がしちゃいました。
ペリペリ〜。
背面は光沢がある高級感のある材質。しかしガラスではないようです。
ツルツルピカピカです。
きれいですが堅さはなさそうなので傷が気になる方は付属のカバーを装着して利用、または別途ケースを購入するのがいいかもしれません。
カメラは左上に配置。フラッシュライトも搭載。指紋認証も搭載しています。この指紋認証の反応が実に速い!!1秒もかかりません。iPhone SEよりも速い印象です。指をそっと添えると認証が終わり画面が点灯します。
右側にボリュームボタンと電源ボタンがついています。指紋認証をすることで自動で電源が入るので電源ボタンは切る時のみ利用します。
左側にSIM&microSD用トレイがあります。DSDSには非対応。内臓ストレージが16GBと少なめなので、microSDカードを入れて利用する事になりそうです。
いよいよ電源投入!!
以上、開封の儀でした!!
nova liteを約1カ月利用してみた感想
nova liteを購入し約1カ月経過しました。自分用に購入しましたが、結局、嫁、母のスマホをnova liteにしちゃいました。みんな操作感が一緒の方がいいよね!といいつつもそのコスパの高さに感動したためです。
3台購入してもまだ、iPhone 7の1台より安いんだもん驚愕の事実です。家族が多いご家庭に強い味方と言えます。nova liteを3台購入し、セットアップを5回ほどやって、1カ月利用したヘビーユーザーの使用感をご紹介しちゃいます。
5.2インチ/フルHDはもっとも安定感がある
まずは大きさの話しから。片手でフリック入力をするには、4インチが最強だと考えています。4.7インチのiPhone 6/6s/7でも大きすぎると考えています。指をかけた状態でフリック入力するには4インチでないとダメですね。
nova liteの5.2インチは画面が大きくて動画視聴も迫力があり文字入力を両手でするならば最強です。フルHDなので文字もとてもキレイです。Androidは丸ゴシックが嫌いでしたが、6.0以降、角ゴシックになったのもポイントが高いです。
使っていて楽しいスマホになりました。
3DゲームをしないならCPU性能、メモリ容量は問題なし
Antutuベンチマークは56,000点台をたたき出します。1年前は3万点台が一般的でしたが2万円そこそこで5万点台なんだからもう驚くしかないでしょう。
3DゲームをしないならCPUパワーと余裕のメモリーで快適に操作ができます。複数のアプリを起動し切り替えをしてももたつきをほとんど感じません。ブラウザーのスクロールも引っかかりがなく快適操作が可能となっています。
音声通話、IP電話、通知関係も安定している
Androidを使っている方は分かると思いますが、AndroidはiOSと比較して機種によっては通知が不安定だったり通話品質が悪かったりしますが、nova liteは音声通話も品質が高く電話機として問題なく利用できます。
また通知も極端に遅くなることなくちゃんと通知してくれます。実はスペック以上に安定稼働がもっとも重要な比較要素ですが1カ月間利用した感想では過去に利用してきた数十台のAndroid端末の中でもっとも安定しているスマホと言えます。
カメラ性能は微妙、暗所では期待できない
カメラ性能は正直、期待よりも低いです。特に暗所ではノイズが入りピントも合いにくい。カメラ性能を重視される方は注意してください。
明るさがあればこのようにきれいに撮影できます。
少しのっぺり感はありますがピントがしっかりあってキレイに撮影できます。
こんな感じです。
一方明るさが足りなくなると画質が一気に落ちます。
ピントが合いにくくなり撮影後、ピント補正のためカメラを動かさないように、とメッセージが表示されます。こんなメッセージはiPhoneでは表示されませんよね。
ピンぼけ、ノイズは覚悟が必要です。
動画も比較してみましょう。明るさが足りていればこのようにきれいな動画が撮影できます。
一方、明るさが足りないとノイズが乗りますね。うむむ、正直な感想ではメインカメラで使うのは厳しいかな、と私は感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 気づいたらnova liteを3台も購入していましたが、まとめると、nova liteは、3Dゲームをしない、カメラ性能を最重要視しない人にはコストパフォーマンスが最高なスマートフォンと言えるでしょう。
スマホの買い替えをご検討されている方、家族用のスマホ購入を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね!!