で、今回はこの中の、「教えて!goo」について最近気になる事があります。それは、検索エンジンの結果が「教えて!goo」と同じ内容ばかりが表示される。という事。
例えば、Googleで「普通自動車の運転免許の正式名称」で検索してみてください。
すると上の画面のような結果になるのですが、このうち上位1位から3位は別サイトでありながらページの内容はまったく同じです。どうしてこのような事になるかと言うと、この上位3つのサイトすべて「OKWave」のデータベースを共有しているからなのです。
SEO的に見れば、別ドメインのため後はサイトの規模や重要度に応じて上位に表示されるか否かを決定されている訳で、有名どころの「OKWave」、「教えて!goo」、「MSN相談箱」あたりはよく上位に表示されます。
これが利用している側から言わせてもらうと、非常に目障りで仕方ない。同じ内容のページがずらずら表示されても何の意味もないわけです。探し物をしていてGoogleで検索をして、同じような内容のページがずらずら表示する。……そう言えば、似たような経験ありませんか?
そうです。ブログと同じです。検索エンジンがお利口さんになったので一時期よりはマシになったとはいえ、ニュース記事を引用するサイトが非常に多く、内容がほぼ同じようなブログサイトで独占される事もまだまだあります。
この状況に非常に似ています。このブログサイトの多くはアクセス数を増やすためにSEO的に有利になるように、ページ数を増やし、キーワードをちりばめています。そのような悪質なサイトは後を絶ちません。
でもなぜ「OKWave」、「教えて!goo」、「MSN相談箱」などは同じ内容のページとなっているのでしょうか。これらはすべて「OKWave」のサービスを利用しているからなのです。つまり同じデータベース、同じ内容。という事です。(厳密には少しだけ違うみたいですが)
私はまず最初に思ったのは「OKWaveと同じ内容」のコンテンツをサイトに構築して何が得になるのか。分かりませんでした。別に自分のサイトからでも無くてもいいならばそのサイトである理由は何一つも無いわけですから。はじめるきっかけはあるかもしれませんが、結局は大手サイトにユーザーを奪われるだけでしょう。
OKWaveではこれら提携しているサイトを「パートナーサイト」と呼んでいます。
- Q&Aサイトの問題解決力を活用したCGMソリューション「OKWave QA Partner」|OKWave
やたらとSEOとして有利、ユーザーの呼び込みと言ったメリットを歌っていますが、結局やっていることは、前述の迷惑なブログさんたちと同じなのです。
では実際にどれだけのパートナーサイトがあるかと言えば、実に40社以上も提携しているそうです。
- 「パートナーサイト」とは何ですか?
提携先サイトを見てもらえれば分かりますが、「へ?こんにも提携しているのか」と驚くのと同時にその存在を知らないですよね?と、言うことは結局は大手にばかりユーザーは流れていて、パートナーサイトにはメリットが薄いという訳なのです。
何度も繰り返しますがそもそも検索結果が、重複するのがウザイ。自社のデータベースを増殖させているOKWaveの方針も気に入らないですが、まずはYahoo!やGoogleには、重複されているサイトは検索結果に表示されないようにロジックの変更をしてもらいたいものです。
NO!スパムブログ!
NO!OKWave増殖サイト!
って感じかな??
■ 関連ブログ
- OKWave のパートナーサイトが鬱陶しい件
【2009年1月4日追記】
リンク元を眺めていたら取り上げていただいたのを知りました。同じ事を考えられている方がおられて安心しました。しかも問い合わせメールを送ったとは……。やりますな。でも年始のゴタゴタで流されちゃう恐れあり?(エラーも出ていたようですし。)
今後の展開が楽しみですね。
【2009年1月4日追記ここまで】