9月に入り家庭用プリンター業界は年賀状商戦に向け、新製品が投入されます。新機種ではメーカーの新技術や一押し機能が搭載されますが、実は、家庭用プリンターは数年前から成熟期に入っています。
この手の製品は劇的な新機能はなく、小幅な機能改善が主なため前機種でも何ら遜色のないものも多いです。メーカーが新機種を投入する意味合いは、機能追加の他、値崩れをした価格を引き上げる目的があるのも事実です。
そんなワケで、新機種が投入されるこのタイミングに価格が下がった前機種を購入することがお得だったりします。
brotherは新機種DCP-J767Nを9月20日に発売予定で、Amazonの価格は17,222円(9月11日時点)です。ここで狙うのは前機種の「DCP-J762N」です。在庫処分価格となりお安く購入ができますよ!!
今回は、「brother プリンター A4 インクジェット複合機 PRIVIO DCP-J762N 無線LAN/自動両面プリント」10,467円をご紹介します。
DCP-J762NとDCP-J767Nの仕様の差を見ているのですが、、、見た限り変化はないように見えるのですが、どこが変わったのでしょうか?(笑)仕様上、ほぼ違いがなさそうなら安い方がいいですよね!!
開封の儀
パッケージ。薄いですが意外と大きいです。
開封しますぞ。
簡単設定ガイドが目につく場所に入っています。折れちゃっていますが。
その下に本体。
本体のお出ましです!
DCP-J762Nはレーベル印刷に対応しています。最近はCDやDVDを使う機会がほとんどなくなりましたねぇ。
内容物は、プリンタ本体、ディスクトレイ、インク、マニュアル類、以上です。マニュアルが意外と充実しています。
箱は大きく感じましたが、プリンタ本体は複合機としてはかなり小型に感じます。高さも低いです。
用紙カセットは下部にあります。ハガキ印刷ももちろんできます。さらに両面印刷にも対応しています!
2.7インチタッチパネルディスプレイを搭載しています。かなり使いやすいです。
ディスプレイは角度をつけられます。
背面。
厚さのある封筒や用紙は背面にセットすることで印刷できます。
ガバッと内部を開けられるので、紙詰まりをしてもメンテナンス性が良くなっています。
スキャナのガラス面。1万円そこそこでスキャナまでついてるなんて素晴らしいっす。
本体正面左側にカードリーダーなど入力端子が付いています。
本体正面右側にインクタンクがあります。4色独立カートリッジなので経済的。
用紙のカートリッジ。プラスチックですが安っぽさはそれほど感じません。
用紙をセットして電源を入れると、カートリッジをセットするよう、画面に案内が表示されます。
カートリッジにキャップがセットされているので、緑のハンドルを回してロックを外します。
この状態でセットするだけ。簡単です。
液晶画面に解説が表示されるのでわかりやすいです。よく考えられています。
4色分セットすれば準備完了です。
後はマニュアルにしたがって無線LANの設定を済ましましょう。
あとは、iPhoneやWindows、Macにプリンタの設定をするだけ。
最近はUSBケーブルは付属していません。無線LANで柔軟で便利になりましたね!!
DCP-J762NのここがGood!
- 無線LAN経由でスマホでスキャニング&印刷ができる
- DropboxやOneDriveのデータを印刷できる
- スキャナ搭載&両面印刷可能
- インクのコストが安い
約6年ほど前にもbrotherのプリンターを使っていた時期がありましたが、当時と比較すると本体の品質、操作感は劇的に向上していて関心するところが多かったです。当時は、EPSONやCANONと比べると劣る部分があったのも確かですが、製品の品質は格段に向上しています。
一般的な無線LAN搭載プリンターができることは普通にできて、とても便利です。ポイントは設定や操作が簡単という点です。液晶画面やスマホアプリに表示されるガイドが分かりやすく悩むこともありませんでした。
この価格でスキャナ、両面印刷、CDやDVD、Blu-rayのレーベル印刷に対応している点もポイントが高いといえるでしょう。
brotherのプリンターはインク代が安いのもポイントが高いです。印刷コストをもっと抑えたいという方は後述する互換インクを購入するとさらに節約できます。
DCP-J762Nのここがうーん
- 印刷品質が少しだけ不満
- 耐久性に若干不安がある
普通紙に印刷した結果を見るといたレーザープリンターと比較して文字に滲みがあるのが若干不満はありますが、正直なところ品質的にまったく問題ありません。以前使っていたレーザープリンターと比較して、、、という前提があるので厳しめの評価になっている感は否めません。インクジェットでこの印刷品質なら、納得感はあります。
また価格が価格菜だけに耐久性に不安があります。でもこの価格ならば2、3年ほどで買い換えをしても満足度が高いといえそうです。
互換インクを購入してみた
注意事項としては互換インクを利用するとメーカー保証が受けられなくなります。またひとぅブログでは推奨するものではなく、互換インクの利用は自己判断、自己責任でお願いします。
さて本題。
brotherのインクはEPSONやCANONよりも安価ではありますが、純正品では1本約1,000円。4色独立カートリッジのためまとめ買いすると結構なお値段になります。
本体を安価に提供してくださっているメーカーさんには申しわけないですが、私は互換インクを購入するようにしています。印刷品質が下がり、本体への悪影響も予想されますが、その点も覚悟をしています。
今回購入したのは4色セットで1,299円とブラック3本1,299円です。両方合わせて2,598円と純正品の半値以下となるとどうしてもこっちを選択してしまいますよね……。
このようなパッケージで届きました。しっかりしています。
4色セット。しっかりと密封され品質を確保されています。
こちらはブラック3本セット。
こんな感じです。見た目は純正品と大きな差はありません。
ただ、キャップがないためその点は若干不安かも。
互換品はまだ一度も使っていないため、評価はできません。本体に付属していたインクがなくなり次第、利用していきたいと思います。不具合等があれば続報をお伝えする予定です。こうご期待!?
さいごに
新製品のDCP-J767Nは大きな仕様変更はありませんでした。価格差は7,000円を超えています。20日の発売後はさらに価格差は大きくなる可能性もあります。
インクジェットプリンターはすでに成熟品のため、新製品、新機能を追う必要性はそう高くないようにも思います。ほとんど変わらないものに7,000円以上のメリットを感じない人も多いのではないでしょうか?
DCP-J762Nの在庫が少なくなると最後は価格が上がる傾向があるため、新製品が発売されるまさにこのタイミングが前機種を購入するいいタイミングだと思います!!
みなさんもこのタイミングで購入を検討されてはいかがですか?