2016年9月5日に発表、2万回線限定で先行受付が開始された、LINEモバイル。国内最大のメッセージサービスのLINEが満を持して提供開始した、モバイルサービス。新しいもの好きの私はなんの悩みもなく気づけば、申込みが完了していました。(笑)
今回は、LINEモバイルの申込みから実際に使ってみた感想をご紹介します。LINEモバイルとは何ぞや?という方や、申し込もうか考え中の方など、参考にしていただければ幸いです。
LINEモバイルとは?
LINEが提供する格安SIMサービス。2016年10月1日よりサービス開始となります。9月5日に正式発表され、2万回線限定で先行受付をしています。
主な特徴は以下の通り。
- LINEの格安SIMサービス(MVNO事業)
- MVNEはNTTコミュニケーションズ
- カウントフリーあり(LINE、Facebook、Twitte)
- 申込時にデータプランであっても本人確認が必要
- SMSなしでもLINEで年齢認証が可能
MVNE(MVNOに回線を提供する事業者)はNTTコミュニケーションズであると発表しています。NTTコミュニケーションズ自身もOCN モバイル ONEを提供する実績と信頼性のある企業です。
データ通信容量を消費しないカウントフリーを提供するのも大きな特徴です。プランは「LINEフリープラン」と「コミュニケーションフリープラン」の2つありプランによって対応するSNSが差があります。
プラン | LINE | ||
---|---|---|---|
LINEフリープラン | 音声通話/トーク/画像・動画の送受信/タイムライン | 対象外 | 対象外 |
コミュニケーションフリープラン | 音声通話/トーク/画像・動画の送受信/タイムライン | タイムライン表示/画像付きツイート/ツイート/DM | タイムライン/画像・動画投稿/コメント/お知らせ表示 |
LINEはほぼすべての機能がカウントフリーで利用できます。さすがLINEモバイル!音声通話に加え、ビデオ通話も対象なのが魅力的です。一方、Facebookのメッセンジャー機能はフリーカウント対象外なので注意が必要です。Facebookの音声通話、ビデオ通話は容量を消費すると思われます.
さいごにプランと料金を確認しておきましょう。
LINEフリープラン(カウントフリー対象サービス:LINE)
容量 | データ | データ+SMS | データ+SMS+音声 |
---|---|---|---|
1GB | 500円/月 | 620円/月 | 1,200円/月 |
コミュニケーションフリープラン(カウントフリー対象サービス:LINE、Twitter、Facebook)
容量 | データ | データ+SMS | データ+SMS+音声※ |
---|---|---|---|
3GB | なし | 1,110円/月 | 1,690円/月 |
5GB | なし | 1,640円/月 | 2,220円/月 |
7GB | なし | 2,300円/月 | 2,880円/月 |
10GB | なし | 2,640円/月 | 3,220円/月 |
- 音声通話料金は20円/30秒。
- 当月使いきらなかったデータ容量は翌月まで繰り越して可能。
- 高速データ通信残量が無くなると最大200kbpsの通信速度になる。ただしカウントフリー対象の項目は高速データ通信可能。
- データ量は0.5GB(500円)、1GB(1,000円)、3GB(3,000円)の追加購入が可能。
- 追加購入したデータの有効期限は購入した翌月の末日まで。
- データ量追加購入は月3回まで可能。
- 利用開始日を含む初月の月額基本利用料は無料。(ただし、初月に解約した場合には1ヶ月分の月額基本利用料を請求)
- 契約時に3,000円の登録事務手数料がかかる。
- 音声通話SIMのみ期間縛りあり。利用開始日から起算し、利用開始日の翌月を1ヶ月目として12ヶ月目の末日まで(末日を含む)に、サービスの解約又はMNP転出をする場合は9,800円の解約手数料が発生。
LINEモバイルに申し込んでみた
いちばんお手軽な、「LINEフリープラン」に申し込んでみました。
手続きはとっても簡単。画面の指示に従って手続きすれば約10分で完了しちゃいます。ただし、一点注意点があります。一般的なMVNOサービスは、音声通話付きSIMの時のみ必要なところが多いですが、LINEモバイルではデータプランであっても、本人確認書類が必要になります。
SIMカードのみ、または端末も一括購入可能です。割賦販売には未対応です。
初期費用3,000円、毎月はLINEフリープラン500円+ユニバーサルサービス料3円の503円となります。(税別)
プラン変更について注意事項
LINEモバイル プラン・価格表ページの「プラン変更」には「同一サービスタイプ内での容量変更が可能です。」と説明があります。
私はこの文章を読んで、「データ」、「データ+SMS」、「データ+SMS+音声」の相互間でのプラン変更はできません。私は「LINEフリープラン」の「データ」にしたのですが、何と「コミュニケーションフリープラン」には「データ」は存在しないため私はプランの変更はできない、という事になります。
「データ+SMS」または、「データ+SMS+音声」なら、「LINEフリープラン」と「コミュニケーションフリープラン」も相互間に変更ができるか?は未確認です。情報をお持ちの方、Twitterへ情報提供いただけるとうれしいです。LINEモバイル公式Twitterアカウントより情報提供をいただきました。
@hitoxu LINEフリープランのデータ専用プランは変更ができません。SMS付きプランでしたらコミュニケーションフリーSMS付きプランへの変更は可能です。
— LINE MOBILE (@LINEMOBILE_JP) 2016年9月8日
最初は安価な「LINEフリープラン」で申込み、後から「コミュニケーションフリープラン」へ変更したい方は、120円UPになりますが、「データ+SMS」(620円)に申し込むようにしましょう。(ここ重要!)【2016/09/09 6:30更新】
LINEモバイル 開封の儀
9月5日の夜にLINEモバイルを申込みをして2日後の9月7日にSIMが到着しました。なかなか速いね!ヤマト運輸さん、いつもお世話になります!!
ピリピリ〜。おや?かわいい猫が現れました。
クロネコが歩いています。かわいい〜。こういうちょっとした演出、好きです。
内容物はLINE MOBILE一式と納品書。
正方形の封筒でなかなかオシャレ。
背面はこんな感じ。
LINE MOBILE 「WHAT’S INCLUDED / SIM CARD / MANUAL」。シンプルな感じでいいですね。
同梱内容は、SIMカード1枚、マニュアル1部。以上!まぁ当然ですね。
OPEN HEARE→ とありますが、出だしが開けにくかったです。封筒に若干の改良の余地ありと感じました。
ピリピリ〜。
同梱物は、SIMカード1枚、マニュアル1部。事前宣言通りですな。
LINE MOBILE MANUAL。もちろん日本語対応、しかも内容がていねいです。
背面には困ったときに役立つ内容が記載されています。よく考えられていると関心しました。
問合せ先はLINEモバイルカスタマーセンターにフリーダイヤル(0120-142-275)が準備されています。
マニュアルの中身はいきなり見開きの写真。「CLOSING THE DISTANCE LINEモバイルは人と人、人とサービスをより身近に」今までのMVNOサービスにないスタイリッシュなイメージを受けますね。LINEはこの辺がうまいですね〜。
マニュアルの内容がていねいです。
LINEへの誘導も忘れていません。
LINEモバイル公式アカウントの宣伝も忘れていません。
最後に詰め。なかなかいいマニュアルです。
SIMが入っているパッケージもドコモのものを流用せず完全オリジナルです。
SIMカードが真っ白です。最近はMVNO用のSIMは無地になっているようです。(先日申し込んだ、0SIMは無地、IIJmioはドコモでした。切り替え中なのかな?)
背面はこんな感じです。
以上、開封の儀でした。
LINEモバイルのスピードテストをしてみた
おまちどおさまでした。LINEモバイルの通信速度テスト結果をご紹介します。
項目?アプリ | RBB SPEED TEST | Speedted |
---|---|---|
測定日時 | 2016/9/7 20:30 | 016/9/7 20:32 |
測定場所 | 大阪府 | 大阪府 |
PING | 43 | 53 |
下り | 39.24 | 37.28 |
上り | 24.47 | 3.47 |
Twitterでつぶやきましたが、まだ利用者が少ないためか爆速です。日中昼間の測定はできていませんが、今のところ快適です。
LINEで年齢認証をしてみた
これまでLINEはドコモやauなどMNOが提供する年齢認証機能を利用していたため、MVNO回線では、ID検索機能など一部機能が利用できませんでした。
しかし!LINEモバイルはLINEの年齢認証が可能です。申込時に本人確認をしているんだから当然といえば当然ですが、画期的な変化です。
「LINEフリープラン」でSMSなしの「データ」プラン(月額500円)でもLINEを利用でき、年齢認証までできちゃうのはとても便利です。
iPhoneのLINEアプリで実際に年齢確認をしてみましょう。「設定」→「年齢確認」を選択します。
「年齢認証結果」は不明になっているのでタップ。
これまではドコモ系のMVNOを利用していると、dアカウントに接続を試みていましたが「LINEモバイルをご契約の方」と選択肢が増えました。
「利用コード」を入力して次へ進むをタップします。
「利用コード」はLINEモバイルの「マイページ」→「契約情報」に記載で確認できます。が、LINEモバイルのマイページにログインするとウィンドウに大きく利用コードが表示されました。
予想される質問を早々に刈り取るのもお上手です。よく考えられています。
「LINEモバイル株式会社」の情報を「LINE株式会社」に通知することの確認画面です。「通知を許可する」を選択します。
無事、年齢承認結果が「ID検索可」に変わりました。やった〜!!
2つ以上のアカウントで年齢確認に利用できるか試してみた
他のLINEアカウントの年齢認証は可能なのか、確認してみました。
今度はAndroidアプリです。年齢確認の年齢承認結果は「未確認」となっています。
「年齢確認を行いますか?」には「確認」を選択。
先ほどお同じように「利用コード」を入力して「次へ進む」をタップ。
残念!!「このコードは有効ではありません。再度コードを発行して下さい。」とのエラーメッセージが表示されました。やっぱり2台(2つのアカウント)のLINE IDの年齢認証には利用できないようです。
画面では「再度コードを発行して」とありますが手順が分からないため試していません。もし再度コードを発行したら認証できるのかな?(普通で考えると1台目の認証が外れるように思うのですが。)
LINEの通信が本当にカウントフリーなのか確認してみた
最後に、LINEの通信は本当にデータ残量を消費しないかビデオ通話をして確認してみました。
まず実験前のLINEの容量を確認。65.0MB。
データ残量は901MB。よし、じゃあ実験開始!
約5分ほどLINEでビデオ通話をしました。容量は70.7MBと約10MB増加しました。
結果はご覧の通り、1MBも消費していません!これでデータ残量を気にせずLINEを楽しめますね!!
さいごに
LINEモバイルが先行受付を開始して速効で入手しレビューを行いましたが、いかがでしたか?
私の感想は、速度は爆速ですが、まだプレ受付で利用者が少ないから速かったと思います。このままの速度が常に出てくれることを信じています!
LINEの通信がカウントフリーという点においては、LINEを多く利用する人には超オススメなSIMといえるでしょう。まだまだ目が離せない、LINEモバイル。継続してウォッチしようと思います。