楽天モバイルは、1月28日、通話定額サービス「5分かけ放題オプション」と独自ドメインのメールサービス「楽天メール」の提供を開始しました。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0128_01.html
「5分かけ放題オプション」とは?
5分かけ放題オプションは、電話回線を利用した回数無制限の通話定額サービス。同社が提供する「楽天でんわ」での1回5分以内の国内通話を、月額850円(税別)に加入することで何度でも利用できます。5分を超過した通話料は30秒あたり10円(税別)となります。
ポイントは以下の通り。
- 旧Fusionのサービスの「楽天でんわ」を利用するオプションサービス
- 5分超過しても30秒10円と安価
- 音声SIM契約が必要(12カ月の縛りあり)
- 楽天モバイルユーザー限定サービス
「楽天メール」とは?
楽天メールは、「@rakuten.jp」ドメインのメールを無料で使用できるサービス。メールボックスの容量は15GBあり、広告が表示されません。楽天モバイルユーザーであれば無料で利用可能。
ポイントは以下の通り。
- 独自ドメイン「@raten.jp」を準備
- 専用アプリはAndroidのみだが、IMAPで利用可能
- 楽天モバイルユーザー限定サービス
まとめ
「楽天モバイル」のネーミングバリューは広告効果もあり徐々に浸透しつつあると思います。(消費者がMVNOと認識があるか否かは別として。)そんななかで、現状はドコモからの卸では話し放題サービスの提供が仕組み上不可能な中、既存のインフラの「楽天でんわ」を活用した5分話し放題の提供はナイスだと思います。
また、楽天メールも携帯電話=専用メールというイメージのあるユーザーのライトユーザーの取り込みにも一定の効果があると思います。
しかし一方でもう一歩踏み込んで欲しかったと思います。それは、「楽天モバイルユーザー以外へのサービスの提供」です。
「楽天メール」は楽天モバイルを解約すると利用できなくなるのは3大キャリアと同じ発想でとても残念です。月額100円であっても解約後にも利用できるプランがあってもいいのでは?と思います。MVNOだからこそできる自由な発想を今後期待したいです。
また、「5分かけ放題オプション」も同様です。そもそも別サービスの「楽天でんわ」なのでなおさら一般ユーザーにも提供すべきサービスのはず。楽天モバイルの優位性を持たせたいのもよく理解できますが、3大キャリアは1700円の設定なんですから1000円とかでも勝負できると思います。
今回の楽天モバイルの発表を見て同じように感じた方も多かったのでは無いでしょうか。