WindowsVistaに次ぐメジャーリリースの名称を「Windows 7」に決定したようです。これまで次期主力OSは「Windows 7」というコードネームで呼ばれていましたが、それが正式名称としても使われることになります。コードネームがそのまま製品名に使われるのは異例。
しかも、Windows 7という名称に決めた理由は、「シンプルさ」にあるからだとか。毎年リリースするわけではないのでWindows 95、Windows 98、Windows 2000のように年を製品名に使えないこと、XPやVistaのように「抱負」がこめられたものではなく、Vistaを継承し洗練させながら進化していくため、こうした名称も使いたくないことを考慮したといいます。Windowsとして7番目のリリースなので「Windows 7」とするのが妥当との結論に至ったたそうです。
と、言うことは次期OfficeもOffice14とかになるわけですね。なんだか昔のバージョン表記に戻った感じですね。ユーザからすればそっちの方がわかりやすいのですが、Windows95の大ヒットで気をよくしたマイクロソフトがWindows2000とか出したため、各メーカーが追随して何が何だかわからなくしておいて「シンプルさ」とか言われてもなぁ、というのが正直な感想。
何はともあれようやく正式名称が決定した「Windows 7」。名前のシンプルさと比例して機能もシンプルでかつ軽快に動いてくれることを期待します!
余談ですが、過去のWindowsのコードネームを調べてみました。こうしてみると意外と知らない名前が多いですね?。と、言うかこんなにもの種類のWindowsが開発されていたのかと驚きました(^_^;)。
■ Microsoft Windows 開発コードネーム一覧
16ビットのWindows
- Windows 1.0 – Windows
- Windows 2.0 – Windows 286
- Windows/386 – Windows 386
- Windows 3.0 – Windows 3.0
- Windows 3.1 – Janus
- Windows for Workgroups 3.1 – Kato, Sparta
- Windows for Workgroups 3.11 – Snowball
Windows 9x系
- Windows 95 – Chicago
- Windows 95 OSR2 – Detroit
- (Windows 96) – Nashville → Internet Explorer 4.0 へ
- Windows 98 – Memphis
- Windows Me – Georgia, Millennium
- (Windows Meになるはずだった)- Neptune → Whistler へ
Windows NT
- Windows NT 3.1 – (OS/2 3.0), WNT (Windows NT)
- Windows NT 3.5 – Daytona
- Windows NT 3.51の次の次のバージョンとして開発されていたOS – Cairo
- Windows NT 4.0 – (Cairo), SUR (Shell Update Release)
- (Windows NT 5.0) – Cairo → Windows 2000 へ
Windows NT 5.x以降
- Windows 2000 – (Cairo, NT 5.0)
- Windows 2000 Service Pack 1 – Asteroid
- (Windows 2000 の後継) – Odyssey → Whistler へ
- Windows XP – Whistler
- Windows XP Tablet PC Edition – Lone Star
- Windows XP Media Center Edition – eHome
- Windows XP Media Center Edition 2003 – Freestyle
- Windows XP Media Center Edition 2004 – Harmony
- Windows XP Media Center Edition 2005 – Symphony
- Windows XP Media Center Edition 2005 Update Rollup 2 – Emerald
- Windows XP Service Pack 1 – Trainyard
- Windows XP Service Pack 2 – Springboard
- Windows Fundamentals for Legacy PCs – Eiger
- Windows Server 2003 – Whistler Server
- Windows Home Server – Quattro
- Windows Vista – Longhorn
- Windows Server 2008 – Windows Server Longhorn
- Windows Vista Service Pack 1 – Fiji
- Windows 7 – Windows 7 (旧称:Vienna, Blackcomb)
(出典:コードネーム – Wikipedia)