任天堂は1月20日、会員制サービス「クラブニンテンドー」のサービスの終了を発表しました。
クラブニンテンドー終了に関するスケジュールは以下の通り。
- 2015年2月1日以降の新発売商品はクラブニンテンドーの対象外商品となる
- 2015年4月20日入会・ポイント加算の受付を終了(23:59まで)
- 2015年9月30日ポイントとグッズの交換を終了(23:59まで)
会員の個人情報(氏名・住所・生年月日・電話番号・メールアドレス)は会員サポートを目的に2016年3月末まで預かり、その後すべて消去するとのことです。
会員サービスの目的と役割が変化した11年
2003年10月のサービス開始から11年が経過し、当時と比べゲーム業界は劇的に変化しています。特に、iPhoneの発売でゲームの遊び方が大きく変わりました。
特にアカウントの考え方が変わり、ゲーム機本体や、ゲーム内容に密接に関係するものとなり、ネットワーク接続は今では当たり前となりました。
ネットワークの整備に出遅れた任天堂では、ニンテンドーネットワークで本格的に参入しましたが、クラブニンテンドーがある中で始めたため、ややこしく分かりにくい仕組みとなっていました。
2013年末にWii Uを購入した私は任天堂のIDの仕組みを理解するのに苦労しました。当時の記事は以下の通り。
現在の任天堂のID管理の仕組みで最大の不満は?
もっとも不可解だったのは、ダウンロード版のゲームを購入する際に利用するニンテンドーネットワークIDなのに、購入したゲームを再ダウンロードできるのはダウンロードした本体のみという点。ニンテンドー3DSでは引っ越し作業をすれば新しいゲーム機本体でダウンロードが可能となりますが、これができない場合は、ゲームは買い直しとなります。
具体的には、ニンテンドー3DS本体を紛失した場合や、故障で起動しなくなって場合。前者の場合は、諦めるしかありません。後者の場合は故障したので新しいゲーム機に変えようとしても、引っ越しをするために、まずは有償修理をする必要があるのです。
仕組み的にはニンテンドーネットワークIDがあれば、旧端末で再ダウンロードしようしているのか、新しい端末でしようとしているのか容易に判断ができます。
この点については任天堂のサポート情報のページに説明が書かれていました。
- ダウンロードしたソフトは、ダウンロードした本体でのみ使用可能です。(引っ越し機能を利用される場合を除きます。)
iPhoneやAndroidで慣れたライトユーザーはまさかそんな仕組みになっているなんてほとんど知らずにダウンロード版を購入しているのではないかと思います。
そんな私もつい最近までこの事実を知りませんでした。(^_^;)
新しい会員制サービスを準備中
任天堂は、クラブニンテンドーの終了を発表するとともに、「新しい会員制サービス」を準備中であると説明しています。
新しい会員制サービスはニンテンドーネットワークIDと統合させることでダウンロードしたゲームはいつでも再ダウンロードできるようになるといいですね!!
それこそダウンロード版の本当のメリットだと思います。ゲーム機本体を無くしたらダウンロード版ゲームも紛失して遊べないなんてどう考えてもおかしいですもんね。任天堂さん、ぜひ検討をお願いします!!