2014年4月から新しく始まったベネッセの「チャレンジタッチ」。新しいもの好きのわが家では早速、小学3年生の娘の教材を紙(チャレンジ)から、タブレット(チャレンジタッチ)に切り替えて、学習していました。
ひとぅブログでも過去に2回ご紹介しています。
https://hitoxu.com/03324
https://hitoxu.com/03331
約10カ月が経過し、タブレットから紙教材に戻ることにしました。タイミング的に3月25日に配布される4月号(4年生)から再び紙教材に戻ります!!
なぜ、チャレンジタッチからチャレンジに戻ることにしたのか? また、切り替えるとどうなるのか? などをご紹介します。
ちなみにこの記事の内容は、小学3年生の私の娘が実際に学習してみた結果を書いていますが、こどもの性格や学習の取り組み方によって感想や評価が大きく変わると思いますのて、あくまで参考としてご覧いただけると幸いです。
なぜ紙教材に戻ったのか
- 紙教材と比べ学習量が少ない
- 「書く」行為が少なすぎる
チャレンジタッチのいいところは一言、「学習が楽しい」という点でしょう。厳しい言い方になりますが、現在のチャレンジタッチはただそれだけと言えます。
学習を始めてすぐ気づく、気になるのがこの2点です。紙教材より明らかに学習量が少ないのです。1日10分で終わる学習が、4教科(国語、算数、理科、社会)が平均で17回。
1回ごとに授業を見たあとに問題という流れになりますが、実際には1回5分程度で終わってしまいます。子どもが飽きる前に授業(解説)が終わるように工夫されていますが、どうしても物足りなさを感じてしまいます。
また、「書く」という行為が少なすぎます。漢字の書き取りでは適当に書いても認識して「正解」と表示されますし、計算をする課程で書く行為が少ないため頭に入りにくいようです。
- 1日10分でも毎日はしない
- 繰り返し学習はしない
- 適当に回答しても学習完了できる
- 親が学習の進捗を把握しにくい
- 苦手なポイントを見つけにくい
約10カ月続けて分かったことはこの5点。
1回あたりの授業が短いので、1度の学習で一気に学習ができてしまいます。(1カ月分を2、3日で終わらせることも可能。)デジタル教材のメリットは、何度も学習できる点ですが、一度解いた問題を何回も学習することはまずありません。最初の2カ月ほどは見直していましたが、しなくなっちゃいました。学習をする日としない日がはっきり分かれてしまう結果に。
タブレットの性質上、理解していなくてもタッチをすると授業は適当に進められますし、問題も紙よりも簡単な回答方法となっていて本当に理解できているのか怪しいところも見受けられます。うまく表現ができないのですが、「分かったような気になった」だけということがよくあるようです。私自身も電子書籍を読んだ後、何となく同じような気持ちになるような気がします。
学習の結果を保護者にメールで送信したり、ウェブ画面で確認できるのですが、一見便利そうな機能ですが、まだまだ、機能不足です。せっかくデジタルでデータを収集しているのですから、苦手な問題や傾向、改善のための提案、苦手問題を徹底して出題するなどの工夫が欲しいところです。
紙の教材の方が親としては苦手なポイントや間違いやすいポイントなどを把握しやすいと思います。チャレンジタッチの現在の機能ではどこまで学習をしたか程度した分かりません。ご褒美メールなんてはっきりいってすぐに飽きちゃいます。
解約するとどうなる?
タブレットは返却するの?
はじめは3月号から紙のチャレンジに戻そうとサポートデスクに電話しましたが、タブレットの返却は不要と言われました。当初は、1年間受講するとプレゼントと説明があったように記憶していますが、現在は1周年記念で先着50万人にタブレットをプレゼントとしているため、受講期間の縛りはなくなったのかもしれません。
教材はどうなるの?
ダウンロード済みの教材は1年間有効とのことです。3年生の教材は4年生の3月24日まで使えるそうです。よく考えたら、解約したらすぐにコンテンツを見られなくなると困りますもんね!!
改善が繰り返された紙教材と開発途上のタブレット教材
いろいろと書きましたが、結論を言うならば、進研ゼミの長年の経験と実績で作り上げられた紙教材と、1年目のタブレット教材を比べること自体がナンセンスだったのかもしれません。
「チャレンジ」では紙教材に加え、学習マシンや付録が充実しています。6年生になる兄のチャレンジを見続けていますが、その完成度には関心することばかり。年々、ブラッシュアップされて今の形があるのだと思います。
一方の「チャレンジタッチ」はまだ1年目。どうしたら繰り返し学習するのか? デジタルだからこそできる学習方法は何か? 物足りなさをどう補完するか? など改善の余地が山ほど感じてしまいます。
「チャレンジ」はチャレンジだけですべての学習を網羅できるけど、「チャレンジタッチ」はドリルなど+αの教材を購入して補完する必要があると言えそうです。
もちろん、中学入試をお考えの方は、チャレンジでもこれだけでは不十分だと思います。一般的な公立学校での学習レベルでのお話しです。
さいごに
ガジェット好きな私が言うのも何ですが、やはり紙で勉強するのは重要です。特に「書く」という行為は手と頭の両方が刺激され初めて頭に入るのだと思います。
ただ、音声や画像での説明は理解しやすい教科があるのも事実だと思います。そこで私は基本はチャレンジで学習し、補完的に、がくげいのランドセルを購入することにしています。
紙とデジタル、お互いの長所をうまく使い効率よく学習することが大切ですね!!