米グーグルは2008年9月2日(米国時間)、画像管理ソフト「Picasa」の新バージョンとなる3.0のベータ版を発表した。同時にオンラインアルバムサービス「Picasa Web Albums」も一新した。
Picasa 3.0では、Picasa Web Albumsとの連携を強化。「sync to web」と呼ばれるボタンを用意し、パソコンに新たに写真を取り込んだ後でこのボタンを押すと、追加した写真を自動的にPicasa Web Albumsへアップロードできる。各種編集機能を用いて画像を補正した場合も、補正後の写真で上書きする。画像管理ソフトとオンラインアルバムが同期するため、結果としてユーザーは従来よりさらに手軽にインターネット上に写真を公開できる。
朝からPicasa Chromeのベータ版公開で話題は持って行かれてしまっていますが、画像管理ソフトの「Picasa」の最新バージョンとなる3のベータ版が公開されました。(英語版のみ)
- Official Google Blog: Introducing Picasa 3.0 (and big changes for Picasa Web Albums) – 公式ブログ
- ダウンロードはここ
私はPicasaのヘビーユーザーなのでChromeのリリースよりこちらのニュースの方が興味深かったりします(^_^;)。と、言うことで早速ベータ版をダウンロードして試してみました。
大きな操作方法は変わりません。しかしYouTubeやPicasaWebAlbumsとの連携がより強力になっています。*1
例えばPicasa側で画像を編集すれば即座にPicasaWebAlbum側へも反映されます。まだ動画作成機能も強化されており、ちょっとしたスライドショー動画が簡単に作成できます。また作成した動画はYouTubeへ簡単にアップロードできるのも便利です。
PicasaWebAlbumsも同時に機能追加されています。今までもサムネイルサイズを3種類に変更できましたが、さらに自由に大きさを設定できるようになりました。これは使いやすいです。
また細かな改善ですがデザインの変更で画面が広くなりました。縦領域も広くなり一度に多くの写真を閲覧できるよになりました。
今回は、顔認識機能「name tags」を追加したのが目玉なんだそうです。写真のうち顔が映った部分を認識し、自動でタグが付けられます。name tags機能をオンにすると、アルバム中の顔を解析し、同一と思われる人物ごとに分類されます。現在は言語を「English(US)」にしなければこの機能は使えないようですが、これはあまり使いたくないかなぁ?
それにしても、PicasaもPicasaWebAlbumsもどんどん快適に使いやすくなっています。確実に進化し続けていますね。
*1 : 今気づいたのですが、「Picasaアルバム」と表示されていますね。「Picasaアルバム」正式名称になったのかな?