しかしたま?にしか使わないのに、ウン万円もするMSオフィスを買うのはもったいない。そこで登場するのが、MSオフィスと互換があるオフィスソフト。
以下のソフトを実際にインストールして使ってみました。
■ Microsoft Office 2003
http://www.microsoft.com/japan/office/previous/2003/default.mspx
ほとんどの企業で採用されているオフィスソフト。要はこのソフトがバカ高いので、代替え製品を探そうってのが今回の目的。代替えのソフトはこのソフトと操作感が似ていてやファイルの再現性が高いのが望ましいわけです。
■ OpenOffice.org
- 概要:
オープンソースのオフィスソフト。無料なので気軽にインストールできます。 - 価格:
無料 - 再現性:△
再現性は中より下といった感じ。MSオフィスのファイルを閲覧するだけなら十分ですが、MSオフィスとファイルをやり取りするならおすすめできない。 - 操作性:△
正直、あまりよくないです。微妙に少しずつ違うだけなんですが、それがちょくちょくあると大きなストレスとなるのが不思議です。使い込めば使い込むほど差が目につくと思います。
■ StarSuite(Googleパック版)
http://pack.google.com/
- 概要:
Sunの「StarSuite 8」(有料99.95ドル)がGoogleパックでダウンロードすれば無料で入手できます。テンプレートが少ないなどの制限があります。 - 価格:
無料 - 再現性:△
OpenOffice.orgのベースとなったソフトのようなので基本的に同じような再現性。なので△。 - 操作性:△
OpenOffice.orgのベースとなったソフトのようなので基本的に同じような再現性。なので△。
■ IBM Lotus Symphony
http://symphony.lotus.com/
- 概要:
Lotusと名前がついていますが、有名なLotus1-2-3とはまったく別のソフトです。これまた、OpenOffice.orgをベースに開発されているようなので……結果は必然的に見えてきましたね(^_^;)。 - 価格:
無料 - 再現性:△
OpenOffice.orgのベースとなったソフトのようなので基本的に同じような再現性。なので△。 - 操作性:×
OpenOffice.orgのベースとなったソフトのようなので基本的に同じような再現性。ただ独自インターフェースで使いにくい部分も目につきます。
■ KINGSOFT Office 2007
http://www.kingsoft.jp/office/
- 概要:
今回紹介するソフトで唯一有料です。ファイルサイズは40MB以下とコンパクトで軽快な動作も肥大化を続けるMSオフィスに比べて好感が持てる。中国のソフトメーカー。 - 価格:
4,980円(ワープロ+表計算+プレゼンテーション) - 再現性:○
素晴らしい再現性です。ほとんど同じように出力されます。 - 操作性:○
ここまで似せて法的に大丈夫?とこっちが心配になるほど似ています。アイコンからプロパティ画面、キー操作まで。何ら違和感なく使える事でしょう。
■ で、いろいろ使ってみて……
結論から言うと、「KINGSOFT Office2007」が一番再現性が高いです。普通に安く使いたいというならば、互換性が高くストレス無く使えるでしょう。ただ安価とはいえ4,980円するので、ただ資料を確認するだけ、といった場合は、OpenOffice系の無料ソフト(どれもほとんど同じです。)で十分だと思います。
「KINGSOFT Office2007」以外のオフィスソフトはどれもOpenOfficeがベースなのが残念でした。操作性は若干工夫されていますが、基本的には同じ挙動をします。つまり「あれ?」と不自然さを感じたり気持ち悪さを感じるの点はほぼ同じです。
KINGSOFTのウィルス対策ソフトは広告を掲載することで無料化を実現しましたが、「KINGSOFT Office2007」も広告を表示することで無料化していただきたいですね。ウィルス対策と違って常時使うものではないので難しいかなぁ?