

はじめに:Xプレミアムをついに解約しました
以前から継続するかどうか迷っていたX(旧Twitter)の有料プラン「Xプレミアム」。ついに解約を決断し、実行に移しました。
解約から1ヶ月が経過しましたが、結論から言えば「個人利用の範囲では、解約しても全く問題なかった」というのが正直な感想です。
今回は、2023年6月から2025年12月までの約2年半も課金し続けた私が、なぜ解約に至ったのか。その経緯と、実際にやめてみて感じたことを率直に書いてみたいと思います。
なぜ2年半も課金していたのか
そもそも加入した当初の最大の動機は、やはり「認証バッジ(青バッジ)」でした。
かつてのTwitterでは、青バッジといえば公式アカウントの証。ガジェット好きの私としては、「公式感」が出るあのバッジへの憧れと、ある種の所有欲があったのが正直なところです。
一時期は「課金勢」と揶揄される風潮もあり、一長一短を感じることもありましたが、それでも自分のアイコンにバッジがついている状態への満足度は高かったです。
実感したメリットは「月1回」あるかないか
では、機能面ではどうだったのでしょうか。
2年半継続して、メリットを感じたのは主に以下の2点でした。
- 長文投稿ができる:じっくりと思いを綴れる。
- 投稿後の編集ができる:誤字脱字に気づいたときに直せる。
しかし、冷静に振り返ると、これらの機能を使ったのはそれぞれ月に10回未満という頻度でした。
さらに、その中で「この機能があって本当によかった!」とメリットを実感できた瞬間に至っては、月に1回あるかないか程度です。
確かに誤字を直せたときは便利だと感じましたが、X(Twitter)の良さは本来「その瞬間の思いを短文で放つ」ことにあるはずです。長文が書きたいならブログがありますし、X上でも「ツリー(スレッド)形式」で繋げれば事足ります。
「長文を一気に入力できる」という機能は、実はX本来の軽快さを失わせていたのかもしれないと、使わなくなって初めて気づきました。
解約を迷わせた「Member Since」の呪縛
解約ボタンを押す際、もっとも躊躇したのは機能面ではありませんでした。プロフィール欄に表示される「いつからサブスクライブしているか(Member Since)」の日付です。
これが解約すると消えてしまい、再契約してもまたゼロからのスタートになってしまいます。積み上げた期間がリセットされることへの心理的ハードルは確かにありました。
ただ、私の場合はサービス開始直後からずっと継続していたわけではなく、一度2〜3ヶ月ほど解約していた時期がありました。そのため「開始当初からの記録」ではなかった分、踏ん切りがついたように思います。もしこれがサービス開始初日から途切れず続いていた記録だったら、もっと悩んでいたかもしれません。
プラン比較:本当に「プレミアム」が必要だったのか?
ここで改めて、Xの有料プランの機能差を整理してみます。
私が加入していた「プレミアム」の他に、下位の「ベーシック」と上位の「プレミアムプラス」が存在します。
| 機能 | 無料 (Free) | ベーシック (Basic) | プレミアム (Premium) | プレミアムプラス (Premium+) |
| 月額料金(Web) | 0円 | 344円 | 918円 | 6,080円 |
| 青バッジ | × | × | 〇 | 〇 |
| 投稿の編集 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| 長文投稿 | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| 広告 | あり | あり | 半減 | なし |
| 返信の表示順位 | 低 | 小アップ | 大アップ | 最大アップ |
| 収益化機能 | × | × | 〇 | 〇 |
| Grok (AI) | × | × | 〇 | 〇(高機能版) |
| 記事(Articles) | × | × | 〇 | 〇(執筆可) |
※料金や機能は執筆時点のものです。
こうして表にしてみると、私がメリットと感じていた「長文投稿」や「編集」機能だけなら、実は月額300円台の「ベーシック」で十分だったことがわかります。 しかし、ベーシックには「青バッジ」がつきません。 結局のところ、私が980円を払っていた主な理由は、機能ではなく「青バッジ」そのものだったのだと再確認しました。
また、ここでもう一つ、大きな不満点に気づきます。それは「広告」です。 月額918円のプレミアムプランでは、広告はあくまで「半減」に留まります。 「毎月918円も払っているのに、タイムラインには普通に広告が流れてくる」 よく考えたら、これはかなりストレスでした。YouTube Premiumなど他のサブスクリプションでは「課金=広告なし」が当たり前になっている中、お金を払って広告を見せられるというのは、どうしても納得感が低くなってしまいます。
一方、広告が完全に消える上位の「プレミアムプラス」は、以前は2,000円弱でしたが、現在は月額6,080円と大幅に値上がりしています。 広告なしは魅力ですが、個人利用のSNSに毎月6,000円以上というのは、もはや選択肢に入らないレベルです。
年額1万円以上の価値はあるか?
私が契約していた「プレミアム」は月額918円。1,000円程度なら大きな出費ではないと思いがちです。 しかし、年額で考えると1万円を超えます。2年半で計算すれば相当な額になります。
解約を決めた決定打は、単なる機能の損得だけではありません。「有料プランにしても、普段の閲覧体験(UX)が劇的に向上したとは感じられなかった」という点が大きいです。
- 月10回未満しか使わない編集機能
- お金を払っても消えきらない広告
- Grok(AI)との連携の薄さ
- 課金しても減らないタイムラインの「ノイズ」
結局のところ、お金を払っても「おすすめ」タブの精度が劇的に良くなるわけでもなく、インプレッション稼ぎのスパム投稿が綺麗に消えるわけでもありません。「快適に情報を得たい」というニーズに対して、プレミアムプランは十分な答えをくれていませんでした。
「もし、こうだったら喜んで課金し続けるのに」 今後のXに期待したいのは、単なる機能追加ではなく、情報の質を高めるためのアップデートです。例えば、以下のようなメリットがあれば、月額918円でも納得感があります。
- タイムラインの完全コントロール: アルゴリズム任せではなく、「特定のジャンルだけを表示」「不要な話題(政治や炎上案件など)をキーワードで完全除外」できるような、強力なフィルタリング機能。
- Grokによる「ノイズ除去」と「要約」: AIを使って、スパムや無関係なリプライを自動で非表示にしたり、忙しい時にタイムラインの重要トピックだけを要約して教えてくれる機能。
- 過去ログの高度な検索(自分専用データベース化): 自分の過去のポストやブックマークを、期間や内容で爆速かつ詳細に検索できる機能。
現状のXプレミアムは「発信者」向けのメリットに偏っていますが、私のような個人ユーザーにとっては、「受信者(閲覧者)」としての快適さを買うプランがあれば、また評価は変わってくるのにな、と感じています。
結論:個人ユーザーにXプレミアムは必要か?
解約して1ヶ月。懸念していたフォロワーの激減や、インプレッション(表示回数)の極端な低下といった悪影響は、体感として全くありません。
結論として、個人利用に限って言えば、Xプレミアムは必須ではないと感じています。
もちろん、以下のような場合は課金する価値があると思います。
- ビジネス利用で「信頼性(青バッジ)」を担保したい場合
- Xのポスト内だけで長文記事(Articles)を完結させたい場合
- 収益化を目指してインプレッションを稼ぎたい場合
しかし、私のように日常のつぶやきやブログの更新通知、ガジェットの感想を垂れ流すような使い方であれば、無料プランで十分です。これからは青バッジのないアイコンで、気楽に、本来のTwitterらしく運用していこうと思います。


