Wii Uを購入して周辺機器を買い揃え環境が充実してきた我が家。次に目を付けたのはインターネット通信環境です。Wii Uは無線LAN接続が推奨されているようで、IEEE802.11nが搭載されているため、高速通信が可能になっています。
私の利用環境でも、無線LANでDL→20Mbps前後、UL→3Mbps前後の速度が出ています。ゲームをする上で十分ではあるのですが、有線LANにすれば高速になるんだ!という意識があり、調べてみました。
Wii Uは10BASE-T?100BASE-TX?
Wii U 周辺機器のページで、「Wii専用LANアダプター」を確認すると、何だかよく分からない表記があります。
「10BASE-Tと100BASE-TXに対応しています。」「※Wiiでは1000BASE-TX対応の通信機器に接続しても、通信速度は10BASE-Tと同じです。」うん?これはどういうこと??
ネットで検索をしてみると、どうやらWiiは10BASE−Tにしか対応しておらず非常に低速のようです。一方、Wii Uも同様に10BASE-Tにしか対応していない、という意見と、100BASE-TXいn対応しているという意見の両方がありました。
もう一度、Wii専用LANアダプターの説明を読むと、この機器は100BASE-TXにも対応していると書いています。しかしWii Uは100BASE-TXとは書いていないため、100BASE-TXに対応したHUBやルーターに接続することができるよ、という意味で書いているだけで、Wii Uの対応規格には明言していないのです。
※の部分でWiiに関しては10BASE-Tと明言がありますが、Wii Uの事は書いていません。Wii Uの周辺機器紹介ページに書いているのだから、Wii Uも同じか?と思ったりもしますが、はっきりしません!!
分からなければ実際に買って試してみよう!
前置きが長くなってしまいましたが、Wii専用LANアダプターの説明画面を見ていても何も解決しないので、実際に買って試してみることにしました。また普通に買うだけでは面白くないので、Wii Uに対応しているよ、という互換品も買ってみました。
任天堂の純正品、「Wii専用 LANアダプタ
価格が800円ほどの差があるので性能が同じなら安い方がいいですもんね〜。では早速、開封の儀から行ってみましょう!
開封の儀
左が純正品。右が互換品です。
まずは純正品の「Wii専用LANアダプタ」から行ってみましょう。
パッケージ下部には任天堂お得意の商品名の記載が。「Wii専用LANアダプタ」と書いてあります。「−」で伸ばさないんですね。
もちろん、パッケージ上部にも「Wii専用LANアダプタ」の表記があります。
右側面は「Wii」だけ。そうでした。Wii、Wii Uのどちらでも使えるんですね。
左側面。こちらも「Wii」。果たして撮影する必要があるのか?って思って来ちゃいますね(^_^;)。(いまごろ?)
パッケージの裏側にいろいろと説明が書かれています。
図ではWiiに接続する絵が書かれていますがもちろんWii UでもOKです。ここにも、対応規格は10BASE−T、100BASE-TXとあり、自動認識とあるだけ。
パッケージを開けました。
裏側はこんな感じ。
出してみました。
裏がわ。
ケーブル根元は、Wii U マイクのように角が丸め処理されていて断線のリスクを軽減しています。良い作りです。
こちらがLANケーブル接続側。質が良いですね。
裏側詳細。
取扱説明書が入っていました。
同梱物はこれだけです。
続いて互換品の方を見てみましょう。Answer社製のANS-WU007WHという製品になります。パッケージに「簡単接続」、「スリム設計」、「Wii/Wii U両対応」と明記されています。
上部はこんな感じ。
下部はこんな感じ。カスタマーサポートの電話番号は「0120−174−227」と記載がありますね〜。
パッケージ左側面。「Wii/Wii U用 LAN接続アダプタ」と記載されています。
パッケージ裏側。
一番下に小さな字で、「※本製品は10BASE-Tと100BASE-TXにも接続していますが、どちらの通信機器に接続しても、通信速度は10BASE-Tと同じです。」と書かれています。この日本語も分かりにくいですね〜(^_^;)。
右側面には小さな字でご注意が書かれています。ここにも「●100BASE-TX対応の通信機器に接続しても、通信速度は10BASE-Tと同じです。」と明記があります。
出してみました。
アップで見てみましょう。
裏です。
LANケーブル接続部。
決して作りが悪いわけでは無いですが、任天堂の純正品と比較すると少し……といった感じ。
純正品と並べてみると、純正品の方が大きいです。
互換品の方はLANケーブル接続部にランプがあり、通信中点滅します。(これが鬱陶しいという人もいるかも)
以上、開封の儀でした!
通信速度は?有線LANにすると高速になるか?
お待たせしました。それではWii Uで実際にインターネットへ接続してスピードテストをしてみましょう。
無線LAN(IEEE802.11n)と、Wii専用LANアダプタ、Answer社製ANS-WU007WHの3種類で比較してみます。
無線LAN(IEEE802.11n)
まずは無線LANから。下り21.8Mbps、上り3.9Mbps。うん、悪い数字ではありません。これでも十分快適です。
Wii専用LANアダプタ
続いて、Wii専用LANアダプタ。下り30.3Mbps、上り4.1Mbps!!! おお〜!! やりました!! Wii Uは100BASE-TXだったようです!!
無線LANより若干ですが高速になり、しかも安定した速度を毎回記録してくれます。オンラインゲームをする上で、「安定した通信」は非常に重要だと思います。
(でも、私の環境では無線LANでも決して不安定な訳ではありません……。)
Answer社製ANS-WU007WH
最後に、Answer社製のANS-WU007WH。あれ??下り5.7Mbps、上り4.3Mbps。たまたま調子が悪いのかな?と思い何度か再計測しましたが、記録は変わらず……。
え〜。意外です。互換品のAnswer社製ANS-WU007WHでは、100BASE-TXで接続できず。10BASE-Tで接続されているようです。
確かにパッケージに2箇所、10BASE-Tで接続されると記載されていましたが……。Answer社製のANS-WU007WHはWiiもWii Uも10BASE-Tで接続されるようです。注意が必要ですね。
まとめ
任天堂のページではどこにも明記されていませんが、Wii Uは100BASE-TX通信ができ、Wiiよりも高速な通信ができるようです!! ただし、有線LANアダプタは、純正品を使うことが条件となります。
安価な互換品がありますが、今回のAnswer社製のANS-WU007WHのように100BASE-TXで接続できない機種もあるようなので注意が必要です!!
実は純正品では10BASE-Tでしか接続できなくて、互換品で100BASE-TXで接続できた!というオチになるかと思ったらまったく逆でした。さすが純正品。といったところです。
興味のある方は参考にしてみてくださいね〜。私の環境では無線LANでも安定して高速通信ができていますが、せっかくなので有線LANでWii Uを利用しようと思います〜(^^)/。