NTTドコモが11月以降に発売予定の冬商戦向けから、携帯電話機の上位機種と普及機種の区分をなくす。両機種の機能差がなくなったことに加え、米アップルの携帯「iPhone(アイフォーン)」登場などで市場環境が厳しくなっている。端末戦略を抜本的に見直すことで、販売のテコ入れにつなげる。
ドコモの第3世代携帯には三ケタの数字が冠されている。現行の上位機種は「906」で、普及機種は「706」。いずれも2004年2月の「900」発売以降、年2回程度のモデルチェンジを重ねてきた。
冬商戦モデルから両機種を統合し、呼称を「N(NEC)」「F(富士通)」などのメーカー名に「01」などの型番を付けたものに変える。
(ドコモの携帯、「上位」「普及」の区分廃止 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS)
これまでMOVAの50Xiシリーズ、FOMAの90Xiシリーズがドコモの全盛期を支えてきました。FOMAの普及期として70Xiシリーズを出したわけですが、次期バージョンとなる907i、707iは発売されない見通しとなったようです。
このニュースはショッキングでした。ドコモの黄金時代の終焉、携帯電話の転換期に差し掛かったのか、と実感してしまいました。これまで閉鎖的な市場で鎖国状態を続けてきた携帯電話市場。それが世界市場で安価な電話機が多く登場し高機能化してきました。それらを積極的に採用するイー・モバイルやソフトバンクにドコモも追随せずにはいられなくなったという事でしょう。消費者としてはこれは歓迎すべき事だと思います。安価で高機能な端末が手に入る訳ですから。
ところで型番ってどうなるのでしょうか?N01iとか?短い型番の方が呼びやすいのでN0001iとかはやめてね?!!
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