MVNO「HORIE MOBILE」が2023年3月16日に正式にサービスを開始することが発表されました。これは、実業家である堀江貴文氏が、MVNO「X-mobile」と共同で展開する新しいブランドです。
HORIE MOBILEの最大の魅力は、月額3030円で20GBのデータ通信と5分間の通話が可能という一見MVNOとしては高めの料金設定に見えますが、堀江氏が持つ独自コンテンツを負荷した実にユニークなプランとなっています。
「HORIE MOBILE」の特徴
「参加できる、応援できる、未来に加速するLCCモバイル」というコンセプトで展開されるHORIE MOBILEは、「ユーザー限定オリジナルコンテンツが無料で利用可能」という点が最大の特徴となっています。
オリジナルコンテンツでは、以下のものが準備されています。
- Voicy「ホリエモンチャンネル」(月額1,300円相当)
- ZATSUDAN「堀江貴文氏配信分のみ」(月額1,500円のうち○○円相当(堀江氏分のみのため単純に計算できません。))
- 「デイリーホリエニュース」(他メディア1記事300円~)
- 今後展開される「HORIEプロジェクトの参加権」などをHORIE MOBILEユーザー限定の特典として用意
- 小麦の奴隷「毎月カレーパン1個無料」(150円~300円程度?)
また、対面サポートがある点も特徴です。
- 全国170箇所のX-mobileの店舗でサポート
率直な感想
最後に率直な感想を・・・。
これまで、MNOはサブブランドを含めすべて契約、MVNOも10社を超える契約をしてきましたが、今回のMVNOは、まさに「通信業界のLCC」と言った感じでしょうか。低価格で攻めつつも独自路線を準備し差別化を図っています。
「無理した料金設定」ではない点は評価できるでしょう。20GB+5分話し放題で3,030円だったら誰がどう考えても同じスペックのahamo(月額2,980円)を選ぶでしょう・・・。
もし、契約に不安があるけれどX-mobileの店舗が近くにあって、もし、パン屋さん「小麦の奴隷」が近くにあって、もし、堀江貴文さんのファンだったら、、、間違い無く魅力的なプランです。
一方で、気になる点は通信品質です。MVNOのため昼の時間帯や利用者が集中する時間帯の混雑は避けられず通信速度低下が予想されます。X-mobileも例外ではないのと、他のプランのユーザーと混在もすることが予想されます。
nuroモバイルのように、HORIE MOBILEユーザーのため、別の回線を準備してくれればその心配が和らぐのですが、この点に名言が無いのは大きな不安です。