最近、スーパーマーケットが好きで、よく買い物に行くのですが、最大のストレスはレジ。セルフレジが登場し若干の緩和はされたけれども根本解決になっていないし・・・。と思っていたところ、買い回り中にレジの操作をすることで、レジでの清算は代金の支払いのみになる、ハイテクなセルフカートの存在を知りました。
これは試してみないと!ということで東大阪市にある「ライフ八戸ノ里店」へ体験しに行きました。
ピピットセルフカート初体験!ならず
意気揚々とライフ八戸ノ里店へ訪問したのですが、時間は夜8時過ぎ。あった!と思い駆け寄ったところ使用禁止になっていました。
「ご利用時間は終了しました。」とあり利用時可能な時間は、あさ9時30分からよる20時までのようです・・・。わざわざ来たのに!!ちなみに店舗の営業時間は、あさ9時30分からよる24時までです。
これは残念、出直します!!
今度こそ!ピピットセルフカート初体験!
気を取り直して2回目の訪問。時間は夕方4時、ピピットセルフカートがありました!!結構利用率も高いようです。専用カート置き場に置かれていてディスプレイは常時ON。電気が食いますね。
使用方法は簡単です。レジを持ち歩いているイメージ。商品を手に取り、商品のバーコードをピッとスキャンした後、カゴに入れる。この繰り返しです。
野菜などバーコードが無い商品は、商品近くの値札にバーコードがあり、それをスキャンします。よく考えられています。
一度、カゴに入れた商品を戻すには画面上で戻す商品をタップして指定した後、商品棚に戻せばOK。まとめ買い商品で条件の個数に達すると値引きされるのも面白いです。よくできています。
合計金額が瞬時に画面に表示されるので、確実に予算内に収めることができ、無駄な買い物を抑制できそうだと感じました。もちろん今回は楽しくて買いすぎましたけどね!!
不正防止に関してはカメラが画面などに搭載されており監視されているようです。どのような技術で不正を感知しているのかは不明です。さすがにすべてのカートの画像を見るのは不可能なので、AI技術で不振挙動を検知したら人がチェックする。というようになっていると想像しました。
レジもシンプルです。ピピットセルフカート専用レジがあり、レジのバーコードリーダーでカートをスキャンすれば合計金額が転送されるので、レジで支払えばお買い物が完了です。
キャッシュレス決済はピピットセルフカートだけで完結できれば、ベストなのでしょうけれども、店員さんがいる専用レジを通過させることで不正に対するけん制にもなっているように感じました。
買った商品を袋詰めするサッカー台もピピットセルフカート専用サッカー台がありました。これも不正防止のためのけん制目的なのかしら?ちょっとわかりませんが、不審な動きがあれば声をかけられるのだと思います。
カートは専用の場所に返却すれば完了です。
充電はどうするのだろう?と思っていたのですが、カート返却場所が無接点充電ステーションになっていました。うーーん、これは賢い!確かに数時間も買い物で持ち出すことはないでしょうから、一日に数回充電ステーションに戻ってくれば十分っぽいですね。
ピピットセルフカート初体験の感想
新しいもの好きの私ですが、このカートはテンションが上がりました。
買い物の動線をよく研究しており無駄のないオペレーションとコスト、リスクヘッジと許容をしていると感じました。その想定が範囲内であるか?をこのライフ八戸ノ里店で実証実験をしているのだと思います。
ピピットセルフカートのここがGood!
- 自分でピッとするのが楽しい
- 画面で商品の金額、合計金額を確認できるのがうれしい
- レジが支払いだけなので所要時間が短い
ピピットセルフカートのここがうーん
- キャッシュレス決済はピピットセルフカートで支払いたい
支払いもよく考えられているとは思いますが、そうはいってもカートに対して専用レジの数は限られているので、渋滞・待ち時間は発生します。キャッシュレス決済はカートで済ませたいな、とは思いました。ただ、これはコストの問題、防犯・けん制の観点から見送ったのだろうと想像しました。
さいごに
買い回り中にピッとスキャンすることで金額が分かりレジの待ち時間も短くなるならいいな、と思うのですが、面倒と思う人も多いようです。ピピットセルフカートの客は1割弱の印象でした。
個人的にはセルフレジ、セルフカートはどんどん普及して商品のコストに反映してくれればいいな、と思うのですが、人のオペレーションは完全にゼロにすることはできないのでハイブリッドでバランスを取っていくことになるんだろうな、と感じました。
家の近くのライフでも導入してくれると嬉しいな?。