Zoomは「ベーシック」の無料プランユーザーに対して広告を表示する試験的なプログラムを導入すると発表しました。
広告が表示される対象は無料プランのユーザーがホストとして開催したミーティングで、ウェブ版のみ終了後に広告が表示される仕様とのことですが、現在のテスト結果によっては追加や変更の可能性はありそうです。
有料版を利用したユーザーが開催したミーティングは広告は表示されません。また、無料プランのユーザーも広告が表示されることはありません。
Zoomは日本国内においても高いシェアを獲得しています。無料プランのユーザーに対しても高い機能を提供しておりシンプルな操作もあわせて高い人気と評価を得ています。広告は広告は投資の支えとなり、プラットフォームを無料のユーザーに今後も提供できると述べています。
Zoomは、「ユーザーの会議、ウェビナー、メッセージングのコンテンツを、マーケティングやプロモーション、あるいは広告表示の目的で使うことはない」と強調していますし、プライバシーステートメントには、Cookieを利用したターゲティング広告を表示すると明記されています。ユーザーはCookieの管理ツールから広告Cookieを無効にできます。
今回の仕様変更は賛否両論があると思いますが、無料でサービス利用できるようマネタイズは大切です。また、利用者はGoogle MeetやMicrosoft Teamsなど選択肢はあるため、Zoomの今後の展開に注目したいと思います。
https://blog.zoom.us/zoom-continued-access-for-basic-users-with-advertising-program/