なぜ私がiPhoneやMacが好きかをひと言でいうと、アップルの「細かな気配り」が好きだからです。
なぜWindowsやAndroidはしっくり来ないのか?と最近考えることがあるのですが、ハードとOSまでを一貫して手がけるアップルだからこそできる、ハード設計、OSチューニングがなせる技が大きいのだと思います。
文章ではなかなか表現しにくいですが、一度でもiPhoneを使ったや、Macを使ったことがある方ならば言わずとするところをご理解いただけると思います。
そんな「細かな気配り」は最新版のiOS 7でも「こんなところにも!」と感じた点がありましたので今回はご紹介します!
ATOK Padでミスフリックが増えた……
話しは少し逸れますが、長文の文章をiPhoneで入力する時は、ATOK Pad (¥1,200)を愛用しています。しかし困った事があり、iOS 7にアップデートしてからミスフリックが増えたのです。
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥1,200
事象としては、例えば「ん」を入力しようとした場合……。
このように、下からコントロールセンターが出てきちゃうのです。これがストレス!!! 「ん」に限らず最下段のキーで上へフリック入力する文字で、この現象が出ます。「?」もそうですね。
もちろん、ATOK Padのバグ、不具合では無く、私が無意識のうちにiPhoneの画面の外側からフリックを開始してしまっているため、iOSがコントロールセンターを呼び出したと認識されているのです。
画面からはみ出さないようにフリック入力をしようとしますが、なかなかうまくいかない……。ストレスは溜まるばかりです。
iOS 7はそんな操作は織り込み済み!!
ここからが本題。
ATOK Padでミスフリックが増えたけれど、他のアプリではそんなこと無いよな? とふと感じました。
ここにもありました! アップルの「細かな気遣い」。
iOS純正のキーボードのフリック入力では画面下側は外から指を上にフリックしても、ある程度までは文字入力中と判断されるようになっています!!
画面キャプチャが撮れなかったので、上のようなキャプチャとなりましたが、具体的には、キーボードの中央あたりまでグイッとスワイプしないと、コントロールセンターは表示されません。
ATOK Padや他のアプリ使用中、文字未入力中は、下から上へスワイプすると直ぐに出てきます。このバランスが実に最高のチューニングです。
フリック入力のキーボードだけでなく、他のキーボードでも同様にコントロールセンターが呼び出されるまで、“遊び”が設定されています。
まとめ
「iOS 7には文字入力中に、誤操作でコントロールセンターが呼び出されないようにチューニングされている」というだけの記事なのですが、いや〜さすがアップル!と感心させられちゃいます。
普通に使っているとまったく気づかないのですが、快適に利用できる裏にはこういったいくつもの工夫が隠れているのです。きっとまだまだ気づいていない「細かな気遣い」が他にもあるんでしょうねぇ。
あと、ジャストシステムさんにはATOK Padのキーボードに、コントロールセンターが呼び出されるまでの「遊び」を搭載していただきたくどうぞよろしくお願いします!!