「餃子の雪松」という餃子のお店をご存じですか?餃子の王将のように中華料理店でも餃子の店頭販売・持ち帰り店とは一線を画す販売形態で、今、全国で急拡大をしている、「冷凍餃子無人販売店」です。
お店は無人で冷凍餃子を販売する。という一見誰でも思いつきそうなアイデアですが、餃子の雪松は徹底的にコスト削減した販売方法が実にユニークです。
目新しさで注目を集めている餃子の雪松ですが、肝心のお味は如何に?
怖いもの見たさで初体験してみましたのでレポートをしたいと思います。
性善説に立った無人販売方式
餃子の雪松の販売方式は実にユニークです。田舎にある無人野菜販売所のあの販売方法なのです。「野菜ひとつ100円。料金は料金箱に入れてね。」というあの販売法です。
餃子の雪松のお店は田舎の無人販売所のような立地ではなく街中の商店街や郊外のロードサイドなどで人もそこそこいる。そんな環境で性善説に立った販売方式をとっています。
お店は基本は24時間営業です。店内は無人であるのは冷凍庫と料金箱だけ。
お客さんは自分で冷凍庫から餃子を取り出し料金を料金箱に入れるだけ。ただこれだけです。シンプルイズベストです。
料金箱はまるでお賽銭箱のよう。お釣りもでませんし、投入されたお金のカウントもしません。
防犯対策は料金箱にセキュリティ対策がなされているのと防犯カメラが設置されていますが、基本的に事後対策。
持ち帰り用袋や保冷剤、特製ダレもありますが、これらも完全にお客さんを信じて使い放題、取り放題も可能です。
万引きや本来の料金を投入しない客が出てくることが予想されますが、その損害よりも人を置くコスト、自動精算機を置くコストとを比較して現在の販売方式になったのでしょう。
料金箱くらいはせめて自動精算機にしてお金をカウントしたりお釣りを出すようにしたほうがいいのでは?と思うのですが、そこも完全に割り切っています。数十万円のコストもかけられないということなのでしょうか。(料金箱だけは後々変わると予想します。)
雪松の餃子のお味は?
平日の夕方に買いに行きましたが入れ代わり立ち代わりお客さんが来ていました。密になることもなく効率よく売れている様子です。この割り切った販売方法を考え方人は天才かも。
今は話題になっているので興味本位で買いに来る人も多いと思います。肝心のお味が大切です。いかにリピーターを獲得できるかです。
調理方法は簡単。フライパンに油 30ccを入れ強火で1分熱します。火を消し冷凍のまま餃子をフライパンに乗せ、100℃に沸騰させたお湯を餃子表面にかけ、ふたを閉め約5分中火で蒸し焼きにします。
ふたを開け焼き目を見ながら水が吹き飛ぶまで焼けばできあがり。約10分ほどで出来上がりなので簡単らくちんです。
今回は特製ダレ(200円)も購入をしていただきました。
お味は・・・?
ニンニクがきいていてパンチがあるお味。野菜もたっぷり入っていて皮はもっちり。特徴的な味でおいしいです。少し癖があるので好き嫌いがでるかも?と思いました。
我が家では10代の子どもたちに好評でしたが、40代の私たち夫婦は少しニンニクが効きすぎかな?と思いました。70代の母も同様で少し味が濃いようです。
ニンニクが強いため刺激が強く感じるようで若者向けなのかもしれませんね。もう少し野菜の味を前面に楽しめるようなバランスでもいいように私は感じました。わざと他店やスーパーで買える冷凍餃子と差別化をしているのかもしれませんね。
ごはんが進む餃子。という印象です。数か月に一度、たまに食べたくなる餃子。そんな印象を持ちました。