2021年6月にGoogle フォトが有償化したり、Google ドライブはアカウント凍結で一発でデータを失ったり、Google に限らず、 Microsoft であったり、 Dropbox であっても同様のリスクは常に付きまといます。
これは「他人にデータを預けることによる避けられないリスク」だと思います。
インターネットに接続された端末からいつでも自分の写真や動画、文書ファイルにアクセスできるメリットを享受する対価として利用料金を支払ったり、サービスが終了するなどのリスクはいつでもあるわけです。
便利なクラウドサービスを利用するということは、利用できなくなるリスクが、付きまとうし、依存度が高くなるほどそのインパクトは大きくなります。
オリジナルデータは自分で管理するのが基本
一時ファイルをクラウドに置いて便利に使うのは問題ありませんが、オリジナルデータは必ず自分の手元で管理するのが基本です。また、複数の保存媒体でバックアップを取るのも基本です。
最近のNASはLANだけでなくインターネットに公開機能を搭載したものも少なくありません。この機能を利用すれば、Google ドライブやDropbox とほぼ同じことができるようになります。
しかしこれらのNASは高価です。
そこでサクッとPCのHDDを公開できちゃうソフトをご紹介します。
定価で買っちゃだめ「FileFlex」
ソースネクストの「まるでクラウド FileFlex」です。5年版と10年版があります。定価は5年版が14,080円、10年版が18,480円といいお値段ですが、頻繁にセールが行われているので、そのタイミングで買うようにしましょう。セール中は、5年版は約5,000円、10年版は約7,000円になります。
くれぐれも定価で買わないように注意をしましょうね!!
https://www.sourcenext.com/product/pc/use/pc_use_002714/
ちなみに、2021年6月30日まで10年版が6,980円でセール中です。気になる方はチェックしてくださいね。
https://www.sourcenext.com/pt/s/2106/u_0000055244/
インストールして公開設定すればHDDが公開される
FileFlexのアカウントを作成しアクティベーションとPCにインストールすると、インストールしたPCのHDDか公開されます。
この時に注意が必要なのは、PCに接続されたローカルHDDがすべて公開される、という点です。Windowsでは、Cドライブをはじめ外部のHDDやSSDなどもすべて公開されます。外部HDDだけ公開、だとか、このフォルダだけ公開、といった細かな制御はできません。逆にネットワーク上のストレージやネットワークドライブは公開対象になりません。
PCではウェブブラウザで、スマホでは専用アプリを利用することで外出先からもPCのHDDを参照できるようになります。ここまで作業時間はソフトのインストールからアカウントの登録、アクティベーション、アプリのインストールまですべて含めても15分ほど。簡単な機能しかなので難しい設定もなくサクッと公開できてしまいました。
スマホの写真や動画をバックグラウンドでバックアップする設定も可能で便利です。動作はサクサク快適でフォルダの移動、ファイルの一覧表示、ファイル・画像の表示もストレスを感じることはありませんでした。一方で、Googleフォトのような高機能な写真管理機能はないのであしからず。
ただ、特に注意が必要なのは、HDDすべてが公開されるのでWindowsフォルダも丸見えという点。家族で共用するのはお勧めしません。PCを常に起動しておく必要がありますし、あくまで自分のPCを自分のために外出先から利用したいときに使うのが良さそうです。
余談ですがFileFlexではFileFlexの他にもOneDriveやboxなどのクラウドサービスにもログインできるので、横断的にファイルを閲覧できるのは便利かも知れません。
FileFlexは手元にファイルがあるのでオリジナルデータを紛失することはありませんが、万一、FileFlex自体のサービスが終了してしまうと利用できなくなるのは理解しておきたいところです。